30代とは多くのことがガラリと変わる40代の人生設計。一人暮らしの人はこれからの人生をどう考えていけばいいのか、無料メルマガ『毎日３分読書革命！土井英司のビジネスブックマラソン』著者・土井英司さんが紹介する一冊ですべてがわかります。
【漫画で読める、40代からの人生戦略】⇒『大人ぼっちマニュアル』
よしたに・著 幻冬舎
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、『ぼく、オタリーマン。』『理系の人々』で一躍有名になった、元システムエンジニアの漫画家、よしたにさんによる一冊。
『理系の人々』
サブタイトルに、「40代からの人生攻略を専門家に教えてもらいました」とあるように、40を過ぎた一人暮らしの人間がどう人生設計を考えればいいのか、さまざまな面から考えた、興味深い漫画実用書です。
登場する専門家は、計７名。
トピックと指南役の専門家は、以下のようなラインナップとなっています。
お金編（経済評論家山崎元氏）
健康編（栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原毅氏）
仕事編（法政大学大学院 政策創造研究科教授 石山恒貴氏）
ファッション編（元伊勢丹バイヤー 吉田泰則氏）
家事編（生活研究家・消費生活アドバイザー 阿部絢子氏）
人間関係編（株式会社Nキャリアート代表取締役 西村栄子氏）
心編（精神科医 保坂隆氏）
どうすればお金を増やせるか、どうすれば仕事やキャリアが上手くいくか、どうすればお金をかけずに、これからの人生を楽しめるか、どうすれば人生のリスクに対処できるか。
40代が知っておくべき最低限のことがぎゅっと詰まっていて、これは必読の一冊です。
本書で扱っているすべてのトピックを押さえている人はなかなかいませんので、苦手なトピックだけでもチラ読みしておくと、40代以降の人生のリスクが避けられると思います。
「40代は、30代の延長上にはない」
実感している方は、ぜひ読むことをおすすめします。
さっそく、本文の中から気になる部分を赤ペンチェックしてみましょう。
結婚したら考えようと思ってた「将来」ってとっくに考えておかなきゃまずいやつばっかでは…？
…そうか 僕らはもう人生の終わり方を考える年齢なんだ…
40代はキャリアが一段落して壁にぶつかる人も多い そうすると不動産とか暗号資産とか買って「仕事以外で」一発逆転を狙う人が多くなるんです（山崎元氏）
お金の使い方を３種類に分ける（山崎元氏）
（１）自己投資 「より稼ぐ」ための投資
（２）得難い経験 「よりよく生きる」ための経費
（３）気晴らし 「回収を目的としない」消費行動
お金は一番効率的だと思えるところに置いて普段は忘れているくらいがちょうどいい（山崎元氏）
健康な一生を送るために必要な40代からの心構え（栗原毅氏）
（１）健康診断の結果を無視しない
（２）かかりつけ医を持つ
（３）食生活を見直す
（４）お酒の正しい飲み方を覚える
（５）運動する習慣を作る
動脈硬化が始まるのは47～48歳頃それまでに治療・生活習慣の改善をスタートすることが大事です（栗原毅氏）
血液の成分であるアルブミンの値が上がれば健康寿命は延びる（栗原毅氏）
早食いは絶対にNG！ 血糖値が急上昇しますし 最近の研究では口腔内細菌が腸内細菌のバランスを崩すことがわかっています（栗原毅氏）
「出世したい」人と「出世したいと思わない」人の割合が逆転するのが42歳と43歳の間 これを「42.5歳の壁」と呼んでいます（石山恒貴氏）
まずは身近な「サードプレイス作り」をするとよいでしょう（石山恒貴氏）
服を長持ちさせるコツ（吉田泰則氏）
（１）洗う回数を減らす
（２）丁寧に洗う
（３）クリーニングに出す
物がゴチャッとしてるといったん前の物を取り出して奥の物を出すでしょそうなったら捨て時です（阿部絢子氏）
「一望できる」というのがとにかく大事（阿部絢子氏）
40代はパワハラ・セクハラを「訴えられる側」に回る可能性がある年代（西村栄子氏）
一人で「生きる」ためには誰にも依存しないんじゃなく たくさんの人と少しずつ依存しあうのか…（保坂隆氏の言葉を受けて）
40代から気をつけたい、さまざまなことをわかりやすく、過不足なく解説しており、男女問わず仕事ばかりやってきた人には特に読んで欲しい内容です。
これを読んで、40代で『エグゼクティブ・ダイエット』に取り組んだのは大正解だったと思いました。
ぜひ読んでみてください。
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