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妹尾ユウカ氏に漂う「加齢臭」の正体。パーカーおじさんを叩く姿はまるで「昭和の冴えないサラリーマン」その理由とは?

いまだネットで議論白熱中の“パーカーおじさん”論争。だが実のところ、騒動のキッカケとなった作家・妹尾ユウカ氏の主張には、あたかも昭和の冴えないサラリーマンのような「加齢臭」が漂っている。

“パーカーおじさん”を叩きたい女性作家の心の闇

作家の妹尾ユウカ氏(27)がYouTubeで、「40歳近くになってパーカー着てるおじさんっておかしい」と発言したことをキッカケにネットで巻き起こった“パーカーおじさん論争”。

妹尾氏のこの“暴論”に対し、堀江貴文氏(52)、西村博之氏(47)、田端信太郎氏(49)ら中高年世代のご意見番が次々に反対意見を表明したのは他社既報のとおり。すでにご存じの読者が多いだろう。

エイジハラスメント」との批判をかわすためか、妹尾氏はその後、ターゲットを「商談にパーカーを着てくるおじさん」へと微妙に軌道修正。ファッションTPOギャップの要素が加わり、議論はさらに複雑化している。

それにしても筆者にとって不思議なのは、パーカーを好むおじさんよりも、それを叩きたがる妹尾氏の心理のほうだ。なぜ、そこまで中年男性の服装を気にするのか?なにやら「美」には一家言ある人物らしいが――。

「妹尾さんは『今夜、軽率に抱かれたくなりました 恋愛強者になれる“女の直感”ルール』という情弱女子ターゲットの著書をもつ人気作家さんです。また、美容整形を繰り返していることもご自身で公表されています。ただ失礼ながら、その芸風のわりには売れない地下アイドルかM-1グランプリ予選落ち女芸人かという容姿をされており、理想と現実のギャップは極めて大きい。一般論として、このような女性の多くは他人の目、ストレートに言えば男性からの評価を過剰に気にする傾向があり、“どのタイミングでどの男性に股を開くか”に人生のほぼすべてを賭けているところがあります。そのような価値観とコンプレックスが、彼女を“パーカーおじさん叩き”に走らせてしまったのではないでしょうか」(40代男性書籍編集者)

妹尾氏自身がそうなのだから、世の中年おじさんも若い女性に気に入られるためにパーカーを着ているに違いない、と勘違いしてしまったという見方だ。この編集者の意見もかなり偏っているが、あと数年で“BBAの仲間入り”をする27歳のおばさん予備軍が中高年男性の服装を批判すれば、こういう反論が出てくるのはしかたがない。

妹尾氏の主張に漂う「加齢臭」の正体

さらに、妹尾氏の「パーカーおじさん批判」には、まるで昭和の冴えないサラリーマン、いわゆるスーツおじさんのような強い加齢臭が漂っているという興味深い指摘もある。大手証券会社の元社員で、「引受審査部」でITベンチャー企業のIPOを支援した経験もあるTさん(60代男性)がいう。

「実はこの“パーカー論争”、妹尾さんに異を唱えているホリエモンさんやひろゆきさんをある種の“ハッカー”や“ギーク”に見立てると、世間で言われているのとはまったく別の構図が見えてきます。日本のインターネット黎明期は90年代半ばからゼロ年代初頭ですが、当時、新たなサービスをつくったり会社を立ち上げたりした若者の多くはハッカー気質でした。彼らはパーカーやTシャツ、短パンなどのカジュアルな服装がユニフォームで、仕事場に泊まり込んで24時間働くこともザラ。今では考えられない労働環境だったんですよ」(元証券マン)

パーカー組は「頭が悪いスーツ組」を実力で黙らせてきた

先の証券会社元社員が続ける。

「私も当時、いろんなITベンチャー企業さんと交流しましたが、まず驚かされたのがその型破りな服装と企業文化です。右肩上がりでイケイケの某有名サービスをほぼ1人で開発したという天才エンジニアがパーカー姿のまま床で寝ていたり、社長も社長でシャワーを浴びたばかりらしく髪はびちゃびちゃ、Tシャツ1枚、しかもハダシとか(笑)、そういう光景を無数に目撃しました。

当然、そんな彼らは『ビジネスマナーがなっていない』『TPOがわかっていない』と批判されることもしばしば。いわゆるハッカー文化とスーツ文化の対立です。特に小さなITベンチャーが大手企業との業務提携などを進める際には懸念の声があがりやすく、こちらが板挟みになることが多かったですね。

でも私が知るかぎり、当時は仕事のできるパーカー組が、頭の悪いスーツ組を実力と結果で黙らせてしまうことがほとんどでしたし、ハッカーたちの能力を信じて投資した人は大きなリターンを得ることができました。

いま、妹尾さんの『「商談にパーカーを着てくるおじさん」批判が物議を醸していますが、彼女はまるで、30年前のスーツおじさんのような古臭いことを主張しているように見えます。ビジネスにおいて、ほとんど何の役にも立たないことが証明されたはずの話を、20代の女性が今さら蒸し返すというのは興味深いことです。ただ私には、服装だの容姿だのばかりを気にしている保守的な人間が、新しいビジネスやコンテンツを生み出せるとは思えない。そういう人は、せいぜい炎上マーケティングで糊口をしのぐのが関の山なのではないでしょうか」(元証券マン)

こうしてみると、昔も今もハッカー気質の中高年男性ほど、「今の若者の歓心を引くため」ではなく、純粋に愛着心や着心地の良さからパーカーを着続けている可能性は高そうだ。

いい年をしたおじさんがいつまでも若者ぶった服装をするな、という批判が聞こえてくる気もするが、それは大きなお世話だし、それこそ「鏡を見てからものを言え」という話にしかならないだろう。

image by: Oleg Romanko / Shutterstock.com

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