中居正広(52)の“9000万円解決金”女性トラブルで、週刊文春が決定的な二の矢を放った。フジテレビ側は食事会への関与を否定しているが、組織ぐるみの性加害疑惑を打ち消すのは難しそうだ。それどころかネットでは「組織的キメセク」説すら囁かれている。
新聞各社が渋々報じ始めた中居正広のSEXスキャンダル
元SMAP・中居正広(52)の性加害スキャンダルをめぐる報道に新たな動きが出てきた。7日放送の日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』に関して、新聞各社がなぜか一斉に「中居の出演シーン全カット」を報じたのだ。
「中居の番組が次々と収録中止に追い込まれる中、異常な沈黙を続けてきたテレビ各局や大手新聞ですが、文春砲の第2弾が炸裂したことで、いよいよ問題をスルーできない状況に追い込まれたようです。ただし、新聞各紙はあくまで『中居個人のスキャンダル』『示談済みのトラブル』という扱いで報じており、本丸であるフジテレビとの関係には言及していない。事件の矮小化に必死ですよ」(ネットメディア編集デスク)
文春砲第2弾で「フジテレビぐるみの不祥事」である可能性が高まった
その文春砲第2弾が、『週刊文春』電子版が7日に公開した「中居正広『9000万円女性トラブル』X子さんの訴えを握り潰した『フジテレビ幹部』」。 被害者の女性がフジテレビ関係者に“仕組まれ”て中居と2人きりにされ、意に沿わない性被害を受けたいきさつや、その後、フジの上司らに被害を報告したところ不誠実な対応を受けた顛末について取材した記事となっている。
巷では、この女性は元フジテレビの渡邊渚アナウンサー(27)とみられているが、被害者として正式に名乗り出ているわけではない。今回の文春砲でも「芸能関係者X子さん」とされ、事件の詳細については口をつぐんでいる。ただ、X子さんは被害を受けた当時、複数の仕事仲間に相談しており、文春は彼らに取材を重ねることで重大な証言を得た。芸能ライターが説明する。
「今回の文春砲でびっくりしたのは、食事会(会食)の現場が中居の自宅マンションだったことです。女性セブンの最初のスクープや文春砲第1弾では、ちょっと小洒落た個室のある高級店――というイメージでしたが、大雨でみんな来られなくなったが2人でもいいか?と家に呼び出されたとのこと。“手慣れた犯行”の印象がより強くなりました。さらに輪をかけて驚くのが、X子さんから被害を相談された複数名の上司たちが、それを握りつぶしたとされる点です。フジテレビという会社ぐるみの不祥事である可能性が、さらに高まったと言えるのではないでしょうか」(芸能ライター)
その「上司」の面々には、当時の編成制作局長、アナウンス室長のほか、アナウンス室部長だった佐々木恭子アナ(52)の名前も。 同じ女性である大先輩に裏切られたX子さんが、中居だけでなく古巣に対して激しい怒りをぶつけているのは、止むに止まれぬ事情があってのことなのだ。
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杜撰な社内調査。フジテレビ側の「完全否定」に説得力がない理由
今回の文春砲はこれ以外にも、フジテレビのコンプライアンス関連部署の呆れた実態やX子さん以外の複数の被害女性の存在、同社幹部による女子アナを使った“接待”などについて貴重な証言を報じている。いずれも、フジテレビによる“組織的犯行”を強く疑わせるものばかりだ。
一方、フジテレビ側は文春の取材に対して、港浩一社長も佐々木アナも知らぬ存ぜぬの一点張り。そもそも同社は先月27日に声明を発表した時点で、一連の疑惑について「事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と完全否定してみせた。
ただ、業界内でフジテレビのこの説明に納得している者はほとんどいない。テレビ制作関係者が指摘する。
「ごく一部の中居ファンは別として、いま我々の業界でフジテレビ側の主張を信じている人間なんてまったくいません。比喩ではなく皆無です。十分な真実相当性がある不祥事報道に対して、フジはまともな社内調査も行わず、脊髄反射で疑惑を否定しているだけですからね。女性セブンが最初にスクープしたのが12月19日で、文春砲第1弾が12月25日。スキャンダルが出るのを事前に把握していたにせよ、わずか1週間たらずで自社の疑惑を否定できるわけがない。ハナから真相を究明する気なんてないんですよ。テレビ業界でも、現場の人間はこの事件を報道したがっているのですが、それに上が“待った”をかけている。周囲はいたたまれない空気になっています」(テレビ制作関係者)
昨年時点でフジ社内は大混乱か?
さらに、弊サイト(まぐまぐニュース)の担当編集者も、奇妙な出来事に遭遇したという。
「実は先月25日の午前中、“フジテレビの者”を名乗る人物から、電話とお問い合わせフォーム経由でクレームがあったんです。当初は発信元が携帯電話で所属すら名乗らず、まるで新手の詐欺電話のようでした。その後、メールの文面などからフジテレビ企業広報部の人物であることは確認できましたが、その言い分は支離滅裂。“奇跡の9連休”の前になんとか面倒くさい仕事を終わらせたい、という熱意だけは伝わってきたものの、こちらとしてはどうにも対応のしようがありませんでした」(まぐまぐニュース編集者)
その際にフジから送られてきた文面が下記だという。どうやら12月21日の記事と12月23日の記事を削除させたかったらしい。だが、何がどう“事実無根”なのか具体的な説明は一切ない。一体どういう了見なのか。
[ 2024/12/25 10:35 ]御社が本日記事を出した2本ですが、フジテレビに関して事実無根の内容が多々書かれています。
至急削除をしていただかないと困ります。
とにかく至急のご対応をお願いします。
先月25日の午前10時台と言えば、2時間後には電子版の文春砲第1弾が公開されようかというタイミング。すでに予告が世間を賑わせていた。常識で考えれば『まぐまぐニュース』にクレームをつけている場合ではないはずだが、よほど社内が大混乱に陥っていたのか。
いずれにせよ、フジテレビがまともに社内調査をしたうえで疑惑を否定しているとは思えない。文春の取材によると、少なくとも中居サイドはフジテレビから聞き取り調査などを受けていないとされる。
中居とフジが「組織的キメセク」!? SNSで急拡散する噂の真偽は…
一部の中居ファンたちは、なぜかここにきて文春の「報道姿勢」を批判しはじめた。ソーシャル検索などで「中居くん」というキーワードを調べると、その手の香ばしい擁護が芋づる式に見つかる。
だが、そもそもこの性加害疑惑を最初にスクープしたのは文春ではなく女性セブンだし、すでに中居正広個人ではなく、フジテレビやテレビ業界全体をも揺るがす大問題となっている。中居擁護はあらゆる面で的外れだ。
さて、そんな一大疑獄にも発展しかねない本スキャンダルに関して、非常に気になる説が浮上しているのをご存じだろうか。それはズバリ、芸能界薬物汚染との関連性だ。先の芸能ライターが説明する。
「文春などの報道では、中居が被害者女性に対し『具体的にどのような性加害を行ったのか?』までは明らかにされていません。現時点で確からしいのは、現場が中居の自宅マンションだったことと、中居が女性に約9000万円の解決金を支払ったことくらいです。ありがちな『性行為に同意した、いや同意していなかった』という類のトラブルとしては考えられないほど解決金が高額なこともあいまって、SNSを中心に行為の“中身”に関心が集まっている。とりわけ、年明け以降は薬物関連、たとえば飲み物への睡眠薬混入や、いわゆる『キメセク』がらみのスキャンダルを疑う声が急増している状況です」(芸能ライター)
覚醒剤などの違法薬物を使用しながら行うセックス、いわゆる「キメセク」の快楽は強烈で、一度ハマったら二度と抜け出せないとも言われている。ただ、今回の中居に関して言えば、単にトラブルの解決金が高額すぎるというだけで“クスリ絡み”を疑うのは、さすがに論理の飛躍がすぎるのではないか?
「そのとおりです。ただ、火のない所に煙は立たないと言うでしょう?ネット有志たちは、今から約2年半前、2022年6月に大麻所持で逮捕された元フジテレビの名物ディレクターにあらためて注目しています。実は彼は人気番組の『SMAP×SMAP』を担当した経験があり、中居の“右腕”とまで言われた人物でした。そんな大物が、個人でこっそり楽しむ量としては明らかに多すぎる80グラムもの大麻を所持していたことから、“組織ぐるみ”を含めて様々な憶測を呼んでいるわけです」(前同)
2022年後半といえば、中居に重病説が囁かれ、入退院を繰り返していた時期にあたる。年末の『プロ野球珍プレー好プレー大賞』番宣VTRで見せた激ヤセぶりから、“余命デマ”すら拡散されるほどだった。
「当時は、私も含めて多くの人々が“中居くん”の体調を心底、心配したものです。でも今になって冷静に振り返ると、あの入退院は実は“ヤク抜き”“シャブ抜き”の期間だったのではないか――そのような推理すら出てきているのが足元の現状なのです」(前同)
覚醒剤系の薬物と大麻では、同じ「違法薬物」でも随分と趣が異なる気はするが、はたして中居周辺やフジテレビ社内では薬物汚染が広がっていたのか、どうなのか。フジテレビがろくに調査もしないまま一連の疑惑を否定すればするほど、巷の憶測は広がっていくばかりのように思える。
「中居くんがかわいそう」「ゴシップ週刊誌の性加害報道にはウンザリ」と主張する一部の人々も、「テレビ局の老害たちによる若者虐待」疑惑と捉えれば、少しは感じ方が変わるのではないか。これは中居いじめではない。フジテレビの説明責任と自浄能力こそが今、問われているのだ。
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