昨夏、『SixTONES』ジェシーとの熱愛、半同棲&婚前旅行が報じられた綾瀬はるかさん(39)。再来月に40歳の誕生日を控え、いよいよ結婚秒読みかとも噂されています。ただ交際順調な2人のゴールインを阻みそうなのが、綾瀬さんが所属するホリプロの厳しい台所事情。今、稼ぎ頭の綾瀬さんが結婚してしまうと、経営危機に陥りかねないというのです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが詳しく解説します。
老舗芸能事務所のホリプロ、経営状況厳しく
『週刊文春』が、『(株)ホリプロ・グループ・ホールディングス』の子会社である、老舗芸能プロダクション『(株)ホリプロ』が窮地に陥っている、という記事を掲載しました。
昨年末、同じく『(株)ホリプロ』の子会社である『ホリ・エージェンシー』が、同じく子会社の『ホリプロ・ブッキング・エージェンシー』に吸収合併され解散することが発表され、所属していた向井理と波留が退所、独立を決めたばかり。
老舗芸能プロダクションの苦しい台所事情に、私のような古株の芸能記者たちは淋しさを覚えています。
所属タレントのインタビューやクレーム対応で、目黒区下目黒にある本社には何度となく足を運んできましたから、向かう足が重かった仕事もありましたが、今となってはあの頃が非常に懐かしく、残念でなりません。
さて、この記事の中で最も印象に残る件は「社長の菅井敦氏は、ことあるごとに“売り上げを立てるのが大変”と話していました」という部分です。
このくだりを読んだだけで、池松壮亮がホリプロを飛び出た理由や、同所属の高畑充希が岡田将生と電撃結婚を発表した理由が見えてきたような気がします。
記事には芸能事務所関係者のコメントとして、テレビやCM出演料よりも、歌手のファンクラブやコンサートグッズ売り上げの方がはるかに大きい収入になるとも書いてありました。
CMを取れる綾瀬はるかや石原さとみ、鈴木亮平などは、ひとりで数百人のスタッフや他の売れていない所属タレントを食わせている状況だとも。
“ギャランティに関係なく、自分が演じたい芝居をやりたい。事務所のために、嫌な仕事まで引き受けたくない”――そんなふうに純粋に演じることが好きな役者にとって、少しづつ働きにくい環境になっていったのかもしれませんね。
綾瀬はるかが結婚すると、ホリプロが潰れてしまう恐れも!?
綾瀬はるかが簡単に結婚できない理由もわかる気がします。
読者の中には“結婚した、しないで、彼女の人気が変わるとは考えられない”と感じる方がほとんどでしょうが、実はこのあたりの事情が、非常に微妙なこともまた事実なのです。
クライアント(広告主)の中には“弊社が求めているのは独身の綾瀬はるか。天真爛漫で透き通るような彼女を必要としているわけで、夫や恋人の影がチラつく綾瀬には興味がない”と言う企業もあるでしょう。
クライアントのわがままと言ってしまえばそれまでですが、今や国民的女優の綾瀬にかなりの額を投資するわけですから、仕方のないところでしょう。
綾瀬は今、約10本のCMを抱え、1本あたりの単価は5,000~6,000万円と言われています。真ん中をとって5,500万円として、単純計算で5億5,000万円の利益を事務所にもたらしているわけです。
そんな“金の成る木”が「結婚したい!」と言い出しても、億単位の減収に直面することになる所属事務所の幹部連中は、簡単にOKが出せないというのが“綾瀬が簡単に結婚できない理由”なのです。
哀しいかな、もはや本人の意思だけではどうにもできない状況にあるわけです。
『SixTONES』ジェシーと綾瀬の愛は深まるばかりだが――
折しも『女性セブン』が、そんな綾瀬と、噂の『SixTONES』ジェシーの近況をリポートしていました。
同誌によれば2人の交際は非常に順調、近々に海外旅行に行く相談を親しい人物に相談している…ということです。
また最近では、コソコソするのは嫌!と、ジェシーの関係者だけの会食やパーティに、綾瀬が顔を出すことが増えてきたとも書いてありました。
別の女性週刊誌では、“2人の結婚は無期延期になった”との報道もありますが、私たちはいったいどっちなのか、ヤキモキするばかりですね。
綾瀬の結婚にGOが出るのか、所属事務所はこの先どうなっていくのか…下目黒界隈の動向から、しばらくは目が離せない状況です。
【関連】『SHOGUN 将軍』米GG賞4冠で注目、「松田聖子はなぜアンナ・サワイになれなかったか?」ハリウッドも舌を巻いた日本の歌姫
【関連】中居正広&フジテレビ完全終了「女子アナ献上」で新証言、文春砲第3弾のホラーすぎる中身と“乳首噛み切り疑惑”の真偽は?
【関連】赤楚衛二の「運気が低下している」!? 空席ガラガラ映画『366日』爆死で懸念される“数字を持っていない役者”のレッテル
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by:Georges Biard, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons