あなたは最近「何もしない時間」を持っていますか?メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者であり、経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭も執る菊原さんは、毎日習慣にしているという「何もしない時間」の秘密と驚くべき効果を紹介しています。
“何もしない時間”が脳のパフォーマンスを飛躍的に向上させる
私の生活パターンは“朝4時起き”からスタートする。
4時起きをする理由はたくさんある。しかし、今回伝えたいのはそこではない。このあたりについてはまた後日紹介させて欲しい。
毎日4時に起きて“6時25分までに8割の仕事をする”ということを目標としている。
その後は日によって異なる。
- 大学に向かう
- ゴルフに行く
- 土日はソフトボール
- 研修や東京に行く
などなど。もちろん1日ゆっくりする日もある。
このパターンで生活していると“21時には眠気がくる”ということになる。
場合によっては22時になることもあるが、たいていは21時過ぎには就寝する。
人から「寝るのが早いですね」と言われることも多い。
また「夜は何をしているのですか?」と聞かれることも。これは答えるのが難しい。
夕飯が終わるのが19時~19時30分。冬場はお風呂に入ることもある。
しかし、夏場は昼に入ることあり19時30分~21時は“何もしない時間”となっている。
これをそのまま人に伝えると「この人ちょっとおかしい」と思われるので、濁しながら答えている。
このメルマガの読者の方はマニアックな人。なのでこのあたり正直にお伝えする。
時計の針が19時30分を回った頃。まずはソファに腰掛ける。テレビもつけないし、スマホも見ない。本も読まないし、音声教材も聞かない。
正真正銘“何もしない時間”として過ごしている。
これが私にとって“最も価値ある時間”になっているのだ。この時間についてじっくり説明する。
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
この時は何かで時間をつぶすのではなく、意識的に情報を遮断する。ただ、座っているだけ。
イメージとしては“空白の時間をもつ”という感じ。
あなたにやって頂きたいと思うが、はじめは5分もしにないうちに「何かやらなきゃいけない」という気がして、落ち着かない。
私もそうだった。これをしばらく続けていくうちに「この時間がいいリセットになっているな」と感じられるようになった。
多くの人は空白の時間を感じたとき「時間を無駄にしたらもったいない」と思ってしまう。しかしそれが脳を疲弊させてしまう。
脳は1日中働いている。ずっと情報を受け取り続けるとオーバーヒートする。
- テレビやネット、YouTubeを見る
- SNSを巡回していい値を押す
- LINEに返信する
- ラインやメールの返信を気にする
などなど。
それがどうしても必要なことであればいい。存分に時間を使うべきだ。
しかし、多くの人は“暇つぶし、なんとなく惰性でやっている”という場合が多い。
これでは脳はいつになっても休めない。どんなに優秀な脳細胞でも、疲れて“本来持っているパフォーマンス”を維持できなくなるのだ。
だから現代人は意図的に余白の時間を持つことが必要。何もしない時間は、いわば“脳のリフレッシュタイム”と言える。
とくにクリエイティブな仕事をしている人にとって、“いいアイデアのひらめき”は非常に重要。もちろん営業職でもそうだか。
ひらめき発揮するには休みが必要になる。ずっと走り続ける車は、いつかエンジンが焼き付く。脳だって同じこと。プロフェッショナルは意図的に休む時間を持っている。
アメリカの大学の研究では、「定期的な小休止は集中力の維持に極めて有効」とされている。
1時間以内の集中作業のあとに“3~5分程度の休息を入れる”ことで脳の働きは劇的に改善されるという。
その休憩の中に“スマホをいじる時間”は含まれない。脳を使い続けることでさらに疲れてしまう。
3分でも5分でもいいので“何もせずに脳を休める”といったことをする。
休むことで一気に脳は回復する。これでパフォーマンスが上がる。結果的に多くの仕事をこなせるようになるのだ。
私はーーー(『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2025年6月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com