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阿川佐和子、中江有里らの朗読と音楽、映画で紡ぐ原爆の悲劇。長崎の被曝80周年平和祈念イベント、東京・日比谷で開催

『ナガサキの郵便配達』朗読と音楽と映画で紡ぐ平和への祈り、2025年8月9日開催

2025年8月9日(土)日比谷図書文化館 大ホールにて、英国人作家ピーター・タウンゼント氏のドキュメンタリー小説ナガサキの郵便配達』を朗読と音楽、そして映画で紡ぐ特別なイベントが開催されます長崎被爆80周年を迎えるこの年に、核兵器の恐ろしさを永遠に読み継ぎ、恒久平和への想いを繋ぐことを目的としています

本イベントは「Together with Peter Townsend for Peace」と題され、毎年開催されてきました。今年は、阿川佐和子氏(作家・エッセイスト)、中江有里氏(女優・作家)、長谷川真弓氏(女優)、松田洋治氏(俳優・声優)の4名が心を込めて朗読を担当します。彼らの繊細な表現力と情熱的な語りが、作品の感動を一層深めることでしょう。朗読には田園調布学園高等部の生徒さんも参加します

イベントは三部構成です。

第一部では、上記著名人による朗読に加え、佐藤洋平氏(作曲・ギター)が手掛ける「ナガサキ組曲」がサイトウ・メモリアルアンサンブルによって演奏されます

第二部では、川瀬ミカ監督作品The Postman from Nagasaki』が上映されます。

第三部では、今年新たにフランス語版とロシア語版が出版される『ナガサキの郵便配達』の紹介と、ウクライナ戦争の現状について語られる予定です

『ナガサキの郵便配達』は、ピーター・タウンゼント氏が1978年に初めて長崎を訪れて被爆者の話に感動し、1982年から本格的な調査を開始して執筆したドキュメンタリー小説です。被爆者の谷口稜曄氏との運命的な出会いを経て、6ヶ月もの間、深夜まで話し合いを重ね、多くの被爆者や関係者から貴重な証言を集めました。1984年に英国で出版され、原爆とその恐ろしさを初めて世界に伝えた感動的な物語であり、「平和の教科書」とも称されています。日本語版は一度絶版となりましたが、谷口稜曄氏の依頼を受けたスーパーエディションの齋藤芳弘氏が、タウンゼント氏の娘イザベル・タ

ウンゼント氏の承諾を得て2018年に再版しました

本公演の開催は、クラウドファンディングの資金によって支えられています参加費は2,000円高校生以下は500円です。チケット予約は下記のQRコードまたは電話(03-6264-8889)にて受け付けています

この機会に、朗読、音楽、映画を通じて、被曝80周年を迎える長崎、広島に思いを馳せながら平和へのメッセージに触れてみてはいかがでしょうか。

イベント概要

『Together with Peter Townsend for Peace』

2025年8月9日(土)13:30開演(13:00開場)〜17:00終演
於:日比谷図書文化館 大ホール(日比谷公園内)

参加費:2,000円(高校生以下は500円)
お申し込み:予約制、下記のQRコードまたは電話(03-6264-8889)にてご予約ください。

主催・お問い合わせ:(社)ナガサキの郵便配達 制作プロジェクト

image by: shutterstock.com

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