料理家の松本日奈さんが、キッチンにまつわるあれこれをつづる連載「キッチンにひと工夫」。
今回は、「豚もつ」を使った料理をご紹介します。
もつを煮込んで、簡単おうち居酒屋風
このところ、秋風がひんやりしますね。
「何かあたたかいものをつくりたいなあ」とスーパーをのぞいたら、豚もつがお得だったので購入しました。
豚もつは低カロリーで栄養価が高く、ビタミンAや亜鉛、鉄分が豊富です。
また、疲労回復にいいとされるビタミンB群もたっぷり含まれているので、この季節の変わり目による“秋バテ”にも食べたい食材。
もつは下処理が面倒で、お店で食べるものと思われがちなのですが、意外と簡単でアレンジも利きますよ。
もつ煮
今回は冷蔵庫にキャベツがあったので、一緒に煮ることにしました。
鶏ガラスープの素を使いましたが、和風だしでもいいですよ。
<材料(4人分)>
・豚もつ(白もつ)…400gほど
・にんにく(すりおろす)…1片
・しょうが(すりおろす)…1かけ
・しょうゆ…大さじ2
・みりん、酒、砂糖…各大さじ1
・鶏がらスープ(顆粒)…大さじ1
・キャベツ…1/4個
・ニラ(あれば)…1/2束
・水…400cc
<つくり方>
1. もつは沸騰したたっぷりの湯で10分ほどゆで、水でよく洗う。
2. 鍋に水4とすりおろしたにんにくとしょうが、調味料をすべて入れて火にかけ、煮立たせる。
3. 沸騰した2にもつを入れて10分煮る。
3. ざく切りにしたキャベツを加え、しんなりするまで煮込んだらできあがり。
4. ニラがあれば、最後に加えてさっと火を通す。
5. 器に盛り、一味唐辛子をふる。
<ポイント>
もつを扱うときのポイントは「下ゆで」をすること。くさみが抑えられるので、手間でも必ずやってくださいね。
今回はキャベツとニラを使いましたが、もやしや人参を加えたりして具沢山にするのもあり。鍋の具材にしてもいいですね。
いただく途中でかぼすを絞ると爽やかで美味しかったですよ。
大根、にんじん、ごぼうなどの根菜と豆腐などを味噌で煮込むと、居酒屋などで食べるもつ煮込みに近づきます。たっぷりのねぎと合わせたいですね。
もつは下ゆでして冷凍しておくことも可能。
いろんなバリエーションが楽しめる食材でもありますから、ぜひこれからの季節に活用してみてください。
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