米国によるイラン上陸作戦の可能性が取り沙汰されるなど、緊張の度合いが一段と高まる中東情勢。戦局はもはや地域紛争の枠を超え、大国同士の直接衝突すら懸念される局面へと移行しつつあります。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、停戦交渉の決裂や米国の軍事行動の変化を分析するとともに、その背後にある通貨やエネルギーを巡る覇権構造を解説。さらにこの戦争が、最悪の場合「第3次世界大戦」へと発展する可能性について考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:ロシア参戦で第3次世界大戦に
試される日本の姿勢。イラン戦争がロシア参戦で第3次世界大戦に
プーチンは、米国がイランへの上陸作戦を行えば、チェチェン軍をイランに向かわせて、共に戦うという。そして、秘密裏に最新鋭S-500防空システムをイランに供与した。この状況と今後を検討する。
トランプ氏は、早くイラン戦争を終わらせたいようであるが、パキスタンが仲介した停戦協議で、イランは米国の要求を全て拒否したため行詰り、戦争が終わらないことになっている。
この理由が、バンス副大統領とイランの元外相との秘密協議中、イランの元外相をイスラエルが暗殺しようとして、家を空爆した。このため、再度、イランは裏切られたことになり、交渉を継続拒否した。
このため、トランプ氏は、UAEなどが米国に要求するホルムズ海峡を解放するために、上陸作戦を行う方向に傾いている。
このため、国連安保理事会にバーレーン、UAEなどが提出していたホルムズ海峡封鎖解除に武力行使も含めた決議案をロシア、中国、フランスが拒否権を発動して阻止したことで、国際法の擁護を取れないままに、実行することになる。
このイラン上陸作戦に反対する陸軍長官のダニエル・ドリスコル、陸軍参謀総長ランディ・ジョージ、陸軍大将デビッド・ホッド、ウィリアム・グリーン・ジュニアなど12名を解任した。30人以上の将軍も陸上侵攻命令に従うことを拒否したともいう。それでも実行するようである。それと、米軍の法務監察部門も閉鎖し、国際法を無視するようだ。
上陸地点は、ホルムズ海峡のララク島であると思われる。この島にA-10やF-15などで爆撃を行っているが、イランは高度なパッシブ赤外線防空システムで、1機つづ撃墜した。F-35の損傷もこのシステムで撃墜寸前までになったようだ。米国は制空権を取れていないことになった。
そして、米特殊作戦部隊(シールズとグリーンベレー)が、イラン深部で墜落したF-15乗員の救出任務に就いているという。革命防衛隊との戦闘にもなっているという。
この防空システムは、中国の最高性能の長距離地対空ミサイルである北京のHQ-9BかロシアのS-500を使用しており、パッシブ赤外線を使用したことで、撃墜したようである。
しかし、なぜ米国は、ホルムズ海峡を確保する必要があるかというと、ペトロダラー体制の維持が必要だからだ。ホルムズ海峡をイランが支配下にすると、人民元が基軸通貨になり、ペトロ元になるからであり、誰も米国債を買わなくなるからだ。
そして、ロシアも今後のすべての石油・ガス取引を人民元決済で行うと発表した。多くの石油取引は人民元決済になる可能性が出てきた。
38兆ドルの米国債の買い手がいなくなると、国家破綻になり、国債再編となり、10年国債は100年国債になることで、多くの米国の銀行が潰れることになる。勿論、経済崩壊にもなり覇権の崩壊にもなる。
米国が負けたと見て、湾岸諸国は、米国の基地の使用を制限する方向であり、米中央軍NSAバーレーン基地にいた兵士と家族を米ノーフォーク海軍基地に急遽移送し始めている。イランのミサイルの犠牲者を減らす必要になっているためだという。
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欧州の「アメリカとの決別」で確実となったNATOの解体
サウジはEUとの安全保障協定、ウクライナとの安全保障協定を矢継ぎ早に結び、米国との安全保障協定を破棄した。米国がサウジを有効に守れないことを理由にしている。湾岸諸国も同様な方向にシフトした。サウジは人民元とユーロ決済になるのであろう。
イランは、フランス、スイス、オーストリア、イタリア、スペインと秘密合意した。これらの国々は、米国軍に対する領空を閉鎖したことで、ホルムズ海峡を通る石油タンカーの通行を許可するものだ。クウェートにメローニ伊首相が乗り込み、ユーロ決済で輸入する契約を取っている。ということで、欧州も米国とは決別した。NATO解体が確実になった。
このため、トランプ氏は、無理でもホルムズ海峡を米軍が占領する必要になったのである。しかし、陸軍トップ層は、多くの犠牲が出ることが確実な戦闘に反対している。
この上陸作戦が行われると、ロシアのチェチェン軍はイランを支援して、イラン側で戦争に参戦するし、アフガンの民兵やイラクのPMF部隊、パキスタンのザイナビユーン民兵などのシーア派民兵がテヘランに集まっている。「終末論的なマフディー主義の死=最終戦争」とみなしているからだ。米軍の上陸作戦に準備をしている。
一方、イスラエルのアロー防空システムの迎撃ミサイルが枯渇して、イラン、イエメン、レバノンからミサイル、ロケット弾を防ぐ方法がなく、イランは大型ミサイルで、テルアビブの高層ビルを倒しているし、下水管を壊して、下水が地下シェルターに流れ、使えなくしている。そして、街は、とうとうガザ化した。イスラエルの迎撃ミサイル工場も数本のミサイルで完全に破壊した。迎撃ミサイルも生産できないことになっている。
イスラエルのネバティム空軍基地では、イランのミサイルで、F-35の半分が損傷大破しているという。徐々に、イスラエルの兵器が無くなっている。
レバノンに侵攻したイスラエル軍は、メルカバ戦車のドローン対策のためにAH-64アパッチ・ヘリを飛ばしているが、ヒズボラは肩撃ち式のロケットランチャーで、このヘリ15機を撃墜したようである。このため、レバノン侵攻も上手くいっていない。この状況で、イスラエル富裕層は海外に逃げ出している。
ウクライナ戦争のウクライナの戦術と同様な戦術をイラン、ヒズボラは取っているし、イスラエルと米国はロシアと同様な傲慢な戦術に終始して、墓穴を掘っているように感じる。
このようなイスラエルの苦境を見て、シリアのドゥルーズ派もゴラン高原の奪還に向けて、動き出した。
トルコもイスラエルがこの地域のガンであると宣言した。トルコはNATOの一角であるが、反イスラエルを明確にした。これにより、エゼキエル書の記述が完成した。
イラン革命防衛隊は、米空母「リンカーン」に数ドローンが着弾して大破したという。事実、空母リンカーンは、インド洋に退避している。その代わりに、応急修理した空母フォードを戦線に復帰させるという。
このような状況から、米情報機関の評価は「ドローン能力の約50%が現存」と認めた。完全に破壊したというトランプ氏の言葉は、何処から出たのであろうか?
とうとう、大統領筆頭補佐官スージー・ワイレスは、側近たちがトランプ氏に楽観的な見方を与え、「トランプが聞きたがっていることを伝えている」と懸念を表明し、米軍の損失やイラン軍の成功に関する報告、急落する支持率やガソリン価格の動向について、ボスに本当のことを伝えるように促した。
しかし、辞任を発表してわずか1時間後、米陸軍参謀総長ランディ・ジョージは「狂人が偉大なる米軍を破滅に導くだろう」という。
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議論し始められた「イスラエル亡国後」のユダヤ人たちの行方
そして、トランプ氏はホワイトハウスで緊急国家安全保障会議を招集したが、ホワイトハウスは報道規制を敢行し、ワシントン時間午後1時まで、全メディアに「ブラックアウト(報道禁止)」が発令された。
最初は地上戦であろう。行き詰まったら、戦術核兵器の使用も考えているように見える。しかし、ロシアの原潜がペルシャ湾にいることを忘れないでほしい。
ロシアは、地上戦になったら、チェチェン軍をイラン支援のために送ると述べている。ロシア軍と米軍が直接戦うことになる。そして、勝ちそうになったら、中国軍が出てくることになる。そうエゼキエル書に書いてある。もう聖書の通りの戦争になってきた。核戦争にもなるはずだ。
イスラエルは、バブ・アル・マンダブ海峡のマユン島にイスラエル特殊部隊を潜入させて、この海峡を確保する意向のようである。もし、無くなると、イスラエルの存立に関わるからだ。
しかし、イスラエルは、負けているし、四方から攻められることになっている。イスラエルの亡国は近いし、パレスチナ国家の樹立が近いようだ。イスラエルが負けることになったときに、核兵器を使うのではないかという心配がある。もし使えば、ロシア兵がいるので、ロシアは核兵器を使う理由ができることになる。核戦争に、また一歩近づくことになる。
このため、アルゼンチンは30万人のイスラエル人を受け入れて、ミニ国家を創設することを認めた。イスラエル亡国後のユダヤ人たちをどこに持っていくのかが、議論し始められている。
間に合わぬ可能性が高い高市首相の核シェルター整備構想
米国の覇権がなくなる時代を見越して、日本は、次の時代の準備をする必要がある。その前に中国との関係をどうするのかという問題が出てくる。核戦争にもなるようであり、中東地域の放射性物質の除去も大きな課題になる。イランもサウジも大変なことになる。
イランが勝ち、ペトロ元やペロトユーロになった後、世界の覇権は中露とイランが主、欧日韓豪などの自由諸国が従になる。勿論、台湾への武力統一も行われる可能性が高くなるが、米国は衰退して、台湾を守れないことになる。この状況で、日本はどう対応するのか、その準備はどうするのかという問題がある。
しかし、このイラン戦争で、中国の防空システム、J-20戦闘機、イージスもどき艦は、物の役に立たないことが証明されているし、空母の時代は過ぎ去っている。ということで、台湾での戦争を中国が始めれば、通常戦争では日本と台湾が勝つ。しかし、核ミサイルの脅威がある。これを封鎖する方法の開発を急ぐ必要がある。
高市首相は、核シェルターを全国に作るというが、間に合わない可能性が高い。
空母+戦闘機+戦車の時代は終わり、レールガン(ビーム)+レーザー+ドローン+極超音速ミサイルの時代が来ている。その先端を走るのは、日本とウクライナ、イランである。この3ケ国が次の時代を切り開くことになる。
中国は、口蹄疫の流行がロシア側から同国に流入したという。この流行で台湾侵攻を遅らせればよいが。
それと、アルゼンチンと同様に、イスラエルが困っているので、手を差し伸べる必要がある。彼らの逃げ場所を日本に作り、歓迎することである。
しかし、戦争犯罪者を入れることはできない。ユダヤ教でも原理主義者とロシアからの入植者も入れないようにすることだ。最後の審判とは、日本という天国に入る審判のことだったようである。
予言書の東方の救世主は、日本のことであり、天国とは日本のことであるようだ。そして、聖書や死海文書、日月神示、オアスペなどの預言書が成就することになる。
さあ、どうなりますか?
(『国際戦略コラム有料版』2026年4月6日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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