撮影/南雲保夫
なにかと気ぜわしい春。新生活に慣れなくてちゃんとしたごはんがつくれない、フライパンをふるう気力もない……そんなふうにお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこでご提案したいのが、キッチンに「18cmのせいろ」をお迎えすること。
15cm、18cm、21cm、24cmとさまざまなサイズがありますが、料理研究家・りんひろこさんが熱烈にプッシュするのは「18cm」です。
一体なぜ、18cmが正解なのか? りんさんの著書『ぜんぶ18cmのせいろ蒸し』(世界文化社)からご紹介します。
調理道具であり、器でもある。ひと蒸しで定食までつくれるのが「18cm」
(画像は本書9ページより)
台湾に留学した経験から、せいろが欠かせない調理道具になったというりんひろこさん。
いろいろなサイズのせいろを使い倒し、「本当に便利なのはどのサイズだろう?」と考えるなかでたどり着いたのが、「18cm」という結論だったと語ります。
野菜は立てて蒸すことができるので、「え!こんなに入っちゃう?」と驚くほど。おかず2~3品もせいろ1つで同時に蒸すことができます。ほかに、和食器でいう「6寸」サイズだからそのまま器代わりに食卓に出せたり、1人分の定食が蒸し時間10分でできたりします。
(『ぜんぶ18cmのせいろ蒸し』4ページから引用)
一見ちいさく感じるかもしれませんが、実はメインから副菜まで応用が効き、なんなら主食とおかずの同時蒸しさえこなせてしまう──そんな“万能サイズ”が18cm。
私もさっそく、ふわふわの蒸しパン「マントウ(饅頭)」が入った台湾風の定食に挑戦してみました。
しあわせな組み合わせ。「台湾風朝ご飯定食」のつくり方
(画像は本書61ページより)
<材料(1人分)>
【A】マントウ(1個分)
薄力粉…大さじ4(35g) パンケーキミックス…大さじ3(25g) 塩…ひとつまみ 水…大さじ2 サラダ油…小さじ1/2 【B】豆漿(ドウジャン)
豆乳(成分無調整)…150ml 砂糖…大さじ1 【C】中華風トマト卵蒸し
卵…1個 トマト(4等分)…1/4個分(ミニトマト3個でもOK) 玉ねぎ(みじん切り)…1/8個分 【a】マヨネーズ…小さじ1 【a】鶏ガラスープの素(顆粒)・オイスターソース…各小さじ1/2 <つくり方>
1. クッキングシートを5cm四方に切る。ボウルにAの材料を入れ、箸で混ぜ、粉っぽさがなくなりまとまったら薄力粉(分量外・大さじ1)をふり、丸くまとめる。クッキングシートにのせる。
2. 耐熱のマグカップにBの豆乳と砂糖を入れて混ぜる。
3. ボウルにCの卵をとき、トマト、玉ねぎ、aを混ぜる。クッキングシートを器状にし、卵液を入れる。
4. せいろにA、B、Cを詰めてふたをする。
5. 湯が沸騰したところにせいろをのせ、中強火で12分蒸す。食べるときにお好みでCに青ねぎの小口切りをふる。(『ぜんぶ18cmのせいろ蒸し』61ページから引用)
18cmのせいろの底力。おうちで台湾旅行気分まで楽しめる
(画像は本書60ページより)
蒸し時間はわずか12分。熱々のせいろの蓋を開けると、ちょっと夢のような光景が広がっていました。
ほかほかと湯気を立てるマントウは、ホットケーキミックスで簡単につくった種とは思えないほど見事な出来栄え。
中華風の卵蒸しもフワフワで、トマトと玉ねぎがいい味を出してくれています。
おまけに、台湾旅行で大好きになった甘い豆乳、豆漿(ドウジャン)まで同時につくれるなんて……ひと蒸しで旅気分まで味わえる、最高の朝ごはんです。
蒸し立てマントウの美味しさはもちろんのこと、意外なヒットだったのが卵蒸し。
殻をむく手間がないので、ゆで卵よりも気軽なくらい。味つけも和風から洋風まで、いろいろアレンジが楽しめそうでした。
何より嬉しいのは、食べ終わった後の洗い物が驚くほど少ないこと。せいろをお皿代わりに使えば、後片付けはサッと水洗いして乾かすだけで完了します。
「18cmのせいろ」がひとつあるだけで、新生活の食卓はぐっと豊かに、そしてラクになるはず!
次回は「こんなメニューもせいろでつくれるなんて」とりんさんのアイデアに驚くこと請け合いの、和食の定番メニューをご紹介します。
「せいろの焦げ」にサヨナラ。AKOMEYAで見つけたこのプレートで、フライパンが最強の蒸し器になったよ
豆腐1丁、そのまま蒸してごちそうに。「旨辛せいろ麻婆」で白いごはんが止まらない…
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提供元:ROOMIE