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なぜ今、経営者や若者が「哲学」と「倫理」を学び始めたのか?

AIが急速に進化する中で、いま静かに注目を集めているのが「哲学」や「倫理」を学ぶ人たちです。かつては一部の研究者や学問好きの領域と思われていた哲学ですが、近年では企業や大学、テクノロジー業界までもが重要視し始めています。今回のメルマガ『友村晋の「読むだけで年収が変わる!?」週刊メルマガ』では、著者の16万人超のフォロワーを誇る公式YouTube「2030年の未来予測チャンネル」を運営するフューチャリスト(未来予測士)の友村晋さんが、“正解のない問い”への重要性について語っています。

「哲学」や「倫理」を学ぶ人がこれから増えてる理由

これからのAI社会は、「哲学」や「倫理」を学ぶ人は増えていくと予想されています。

もうニュースでも表れ始めていますね!

一例をあげます。

AI時代は哲学専攻ひっぱりだこ? LinkedIn肩書に「倫理」5年で6倍

ニューヨーク州立大学で「Ethics and Philosophy of Artificial Intelligence(AIの倫理と哲学)」という学部も新設されました。

AI哲学の教育プログラムの開催

Google DeepMindがケンブリッジ大学の著名な哲学者を正式採用

なんと役職名は「コンサルタント」や「倫理アドバイザー」ではなく、「Philosopher(哲学者)」そのまんまです。

じゃあ、なんで、これからますます「哲学」や「倫理」が流行るか?

その理由は、AIが答え(正解)を大量生産できるようになった今、僕たち人間に残された課題は、そもそも「何を問うべきか」「本当にそれは正しいことなのか」「うちの会社の存在意義は何なのか」などのように、「正解がない問題」への問いだけが人間に残された課題だからです。

「僕たち人間が、これからの激動のAI社会でどう生きるべきか」という答えは、もちろん僕たち個人個人の心の中にしかありません。

ただし、そんな答えは簡単には見つかりませんよね?

そもそも正解がないわけですから。

そこで、倫理や哲学を学んでいる人がいるのです。

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AIを便利に使って、文章作成、翻訳、企画、プログラミングなどを短時間でできるようになったし、今後もますます便利になっていくでしょう。

そうすると、じゃあその便利さの中で、やがてこんな疑問がわいてきます。

「結局、オレはAI使って何がしたいの?」

「それは、本当に自分のやりたかったことなの?」

ここで、自分の生きる道、美学、哲学がないと、ただひたすら生活費を稼ぐためだけの生き方になり、もしもいつか、AIに仕事を侵食されてしまったときに、文字通り人生の迷子になってしまいます。

さらに、倫理の面で言えば、AIの普及によって、差別、監視社会、フェイク情報、プライバシー侵害、人権問題など、倫理的な課題が急増していますよね。

もう法律がテクノロジーに追いつかないし、企業や政府でも法律が追い付かないんだったら、「AI倫理」みたいな発想が重要視されるでしょう。

アンソロピック社のダリオ・アモデイCEOが、アメリカ国防総省からの「戦争のためにAIデータを活用したい」という要望を断ったことが大きく報道されたのも、彼の頭にしっかりとしたAI倫理があったのだと思います。(オープンAI、グーグル、マイクロソフト、スペースXなどは承認しました)

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image by: Shutterstock.com

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フューチャリスト(未来予測士)。米アマゾン本社の無人コンビニ、シリコンバレー、中国深セン、DXが進んでるエストニア、幸福度の高いフィンランドなど現地を訪問し、自ら「最新テクノロジー・ビジネス・学校教育現場」を学ぶ。

公式YouTube「2030年の未来予測チャンネル」は16万人超のフォロワーを誇る。著書「生成AIに仕事を奪われないために読む本」「2045 不都合な未来予測48」は、AIに代替されない仕事術の社員研修教材として多くの企業に利用される。

現在は、フィリピン→カリフォルニア移住を経て帰国。全国のビジネスマン・教職員向けに、ポスト生成AI時代を生き抜くためのスキルについて講演活動中。

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