2026年8月23日午前2時ごろ、茨城県南部を震源とした最大震度5弱の地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.9、深さは70km。久しぶりに東京23区内や関東の内陸で震度5弱レベルの地震が発生したことを受けて、スマホや防災放送で緊急地震速報が鳴り響きました。
image by: 気象庁
関東平野で発生した大きな規模の地震発生。すわ首都直下地震かと驚かれた方も多かったと思いますが、今回の地震で連想されるのが、1931年(昭和6年)に発生した「西埼玉地震」です。
1931年発生の「西埼玉地震」とは?
さて、「西埼玉地震」と聞いてピンとくる人はほとんどいないのではないでしょうか。あまり聞き慣れない地震なのかもしれませんが、関東平野で発生した内陸地震としては過去最大級のものです。以下、気象庁が作成した「活断層の地震に備える -陸域の浅い地震- 関東地方版(2017年2月)」(※注意:PDFが開きます)の一部を引用してみます。
1931年の埼玉県北部の地震(西埼玉地震)
1931年9月21日に埼玉県北部でマグニチュード6.9の地震が発生し、関東北部を中心に広い範囲で震度5を記録しました。この地震により、死者16人、負傷者146人、住家の全半壊200棟などの被害がありました。被害は利根川や荒 川沿いの低地(沖積平野)で大きく、また、地下水や土砂の噴出(液状化現象)や地すべりも多く発生しました。
上記の通り、埼玉県の寄居町付近を震源とするM6.9の内陸地震で、震源の深さはたった3kmだったと推定されています。地震発生当時は、まだ埼玉県に家屋が少なく、住宅も現在ほど密集していなかったため、地震の被害は大きくないように見えますが、それでも200以上の家屋が全半壊、死者も出ています。この当時の状況と、茨城・千葉・栃木北関東の南部と関東東部を中心に地震が頻発している現在の状況が、いろいろと酷似していることがわかりました。過去の地震データから一体、何が浮き彫りになったのでしょうか。
酷似する「1931年」と「2026年」の地震発生
気象庁の「震度データベース検索」で、1930年9月から1931年9月の西埼玉地震発生までの1年間に発生した震度3以上の地震と、2025年8月31日から2026年8月31日までの1年間に発生した震度3以上の地震を比較してみました。
image by: 気象庁「震度データベース検索」(左:1930-1931 右:2025-2026)
左が1931年の西埼玉地震が発生するまでの地震発生状況、右が2025年から26までの1年間に発生した地震発生状況です。千葉沖や福島沖、茨城の南部で同様の規模の地震が発生していることがわかります。また、左側の埼玉県北部で発生している赤い丸が、件の「西埼玉地震」です。
上記の比較を見て気付くのは、伊豆半島と茨城沖、東京西部で連続発生している地震がないことでしょうか。伊豆半島と茨城沖で今後、地震が頻発することになれば、同様の地震が発生する前兆なのかもしれません。
今後、警戒すべき「前兆」は?
関東周辺で発生する可能性が高い、内陸地震の前兆について、1931年に発生の「西埼玉地震」発生前と比較して検証いたしました。今後の発生までの前兆として、以下の現象が考えられます。
- 伊豆半島で地震が連続で発生する
- 茨城沖でも地震が連続で発生する
- 東京の西部で地震が連続で発生する
この3点が重なれば、地震発生について警戒する必要がありそうです。普段から避難経路の確認と、非常食の確保、そして地震に対する情報の収集を心がけてください。
「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦)
【緊急告知】武田邦彦先生ウェビナー 次は首都直下巨大地震か、南海トラフ地震か? 最新データで考察する<次の大震災>と防災準備
このたび、まぐまぐでは9月5日(土)に、中部大学元特任教授で工学者の武田邦彦先生による特別オンラインウェビナーを緊急開催いたします。テーマは、「次の大震災を考察」、そして「防災サバイバル法」です。
先日、熊本で10年ぶりの大きな地震が発生いたしました。現地では今も余震が続き、多くの被災者方々が不安な日々を過ごされています。
30年以内に70%の確率で発生すると言われている、巨大地震の可能性。
次にもっとも警戒すべき地震は何処で発生するのか? そして、私たちが命を守るためにとるべき行動とは?
中部大学元特任教授で、まぐまぐ!より「武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』」を発行する工学者の武田邦彦先生が、日本各地で発生する地震の最新データをもとに、巨大地震発生の地域を予測しながら、私たちが自身や家族の命を守るための方法についてお話しいただきます。
また地震だけでなく「昨今の政治やマスコミなどの裏側」についてもお話しいただく予定です。もちろん武田先生にQ&Aコーナーで質問も可能です。
武田先生に生で「直接ご質問」いただけるまたとないチャンスです。もちろん、チャットによる質問ですので匿名によってプライバシーは保護されます。
■ イベントタイトル
【緊急開催】武田邦彦氏ウェビナー 次は首都直下巨大地震か、南海トラフ地震か? 最新データで考察する<次の大震災>と防災準備
■ 日時
2026/9/5 (土) 15:30 – 17:00
(オンラインウェビナー(Zoom)にて開催・約1時間30分を予定)
■ 参加費
チケット:3,300円(税込)
■ お申し込み
https://peatix.com/event/5152742
【ご注意事項】
※チケット購入後の返金はできませんのでご了承ください。
※当日の内容は変更となる可能性があります。
※見逃し配信:あり(配信日翌日を目処に視聴URLをお送りします)
■ 主催
株式会社まぐまぐ
プログラム(予定)
■第一部
武田邦彦先生 次は首都直下か、南海トラフか? 最新データで考察する<次の大震災>と防災準備。地震発生時に見る政治やマスコミなどの「裏側」(司会・まぐまぐ編集部)
■第二部
武田邦彦先生へのQ&Aコーナー
参加者からのご質問に、武田先生が直接お答えします。 ※リアルタイムでチャット欄から匿名でご質問いただけます。
普段から気になっている疑問を、ぜひこの機会にぶつけてください。
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