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見せ金はダメ!カジノで「VIP扱い」されるために必要な金額とは

成立が近いと言われるカジノ法案。国会を通ればいよいよ国内にもカジノが登場することになりますが、我々一般人にとって少々敷居が高いというか、そもそも知らないことだらけというのが現実ですよね。そこで役立つのが、現役女性カジノディーラーが配信するメルマガ『鍛野ミミの「カジノの目線で」-ここだけばなし-』。今回はカジノビジネスのコア・VIPマーケティングが取り上げられています。

VIPマーケティングのプチ活動

カジノの「VIPマーケティング」というのを聞いたことがありますか?

日本のIR(カジノ)関連業界では少しずつ浸透し始めているみたいですが…、まだまだ一般的には、知られていない業務(ビジネス)なのだと思います。

世界ではかなり認知されていますが、日本には正式なカジノがないので、認知度が低いのも仕方のないことです。

今まで日本は、VIPマーケティング情報やカジノの運営にまつわる話をオープンにしないまま、ず~っとここまで来てしまいました。現職者は当然、情報開示できないので、これも仕方のなかったことだと思います。

しかし、IR(カジノ)法案が現実味を帯び始めた昨今、カジノビジネスのコアとも言えるVIPマーケティング話を少しずつでもしていかないと、カジノ議論は「机上の空論超えることが出来ないわけです。

カジノ施設は、既に世界140ヶ国以上で認められているということは先に述べました。そこでは、老若男女、世界中のあらゆる層の人々がカジノに遊びに来ています。

カジノコンサルなので「みんな、カジノでどれくらいお金使うの?」と言った類の質問をよく受けます。友だちや知人、あるいは超ハイローラー! のカジノの賭金、気になりますよね。

カジノで使う「軍資金」は、本当に人ぞれぞれでして…。例えば、ある人は100ドル握りしめて、ルーレット一発勝負…、またある人は、1回のベット(賭金)が5,000ドルで、そのお金をブラックジャックの30秒くらいの勝負で、あ~っ! という間に溶かす(負ける)わけです(とほほ~)。

100米ドルは、現在の為替レートで1万2,000円くらい。5,000米ドルは、60万円以上になります。

カジノ施設の一般テーブルでは、マス顧客とVIP顧客が入り混じっていて「カジノほど、ダイバーシティ(多様性)に溢れている場所はないのではないか?」と思うくらい、プレーヤーの賭金や賭け方、服装、年齢なんかはバラバラなんです。(マンウォッチングだけでも、かなり楽しめます)。

では、そもそも論!

カジノの「VIP」の定義ってなんなのだ~? って思いますよね。

普段、こういう話はあまりしないのですが…ここでは、ずばずばっ! と、お答えしていきたいと思います。

海外大型カジノ施設(例:ラスベガス、マカオ、シンガポールなど)のカジノの「VIP顧客」の定義は、1回の渡航で、カジノ軍資金だけで500万円以上の予算がある顧客のことをと言います。

だけど、ただカジノに500万円を持って来るだけではダメですよ~! お金だけ持ってきて、ゲームにほとんど参加しなければハッキリ言って、それはただの「見せ金」です。少なくとも、時間にして12時間くらいゲームに参加してくれないと、カジノのお客様と見ることすら難しくなるわけです。

韓国やテニアン辺りのVIP顧客のクライテリア(基準)はもっと低くて、100万円前後でもVIP扱いしてくれるそうです。

その他マカオのリスボアも、最近ではクライテリアをかなり下げているみたいですが、海外の超~VIPをアテンドしている大型有名カジノホテルでは、500万円というのは1つの目安(ライン)になっているのです。

と…初回は、海外大型カジノのVIP顧客の定義を数字で開示しました。

次回は私が1人でコソッとやっている、富裕層・VIPマーケティングのプチ活動をお伝えしたいと思います。

私のVIPマーケティングのプチ活動その1

● 1月に1回、5つ星ホテルのモーニングを食べることー

です。

「なぜそのようなことを?」については次回お話をさせて下さい。

image by: Shutterstock

 

鍛野ミミの「カジノの目線で」-ここだけばなし-』より一部抜粋

著者/鍛野ミミ
カジノディーラー歴24年。ラスベガスのディーラーライセンスを持ち、日本では数えるほどしかいない、海外大手カジノ事業主の「富裕層・VIPマーケティング」業務を経験した筆者が、これまで語ることのなかったカジノの「アレコレ」を発信していきます。
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