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なぜ個人投資家は株価に騙される? withコロナ相場の勝ち方を株歴40年超プロが指南

収束が見えないコロナ感染拡大に反して、株価は2月末のコロナショックから大きく回復しました。日本含め多くの国で4〜6月GDPは最悪の状況となるなか、業績を無視して株価だけが上がっている状態と言えるでしょう。この業績と株価の乖離にこそ「投資チャンス」があると指摘するのは、8割の株式投資家が負けるといわれる日本市場で40年以上を勝ち抜いてきた熟練投資家・藤ノ井俊樹氏。多くの投資家は本来の企業価値を見ず、株価だけを見て大きな損失を出して退場していくと言います。今回は藤ノ井氏にインタビューを行い、先の見えないコロナ相場で資産を増やす方法と今後の展望を教えていただきました。

業績無視で上がる相場。ミスプライスを見抜かねば大損失の恐れも

株価急落の「第2波」は近いのか?

コロナショックでの株価急落で肝を冷やした多くの投資家たちも、その後の急回復で資産がほぼ元通りとなり、胸をなでおろしたことでしょう。また、株価急落をチャンスと見て勝負に出た投資家や新規参入した投資初心者たちは、このコロナ禍で資産を大きく増やすことに成功しています。

言い換えれば、株式市場のこの6ヶ月の値動きを他人事のように見ていた投資未経験者や、様子見を続けて売買せず、ただ株価が下がって戻るのを見ていた投資家たちは、大きく資産を増やす絶好のチャンスを失ったとも言えます。

問題は、ここからの値動きです。いったい、どうすればこのコロナ相場を追い風に資産を増やすことができるでしょうか?

8割の株式投資家が負けるといわれる日本市場で40年以上を勝ち抜いてきた熟練投資家・藤ノ井俊樹氏は、今こそ「ミスプライス投資」が活きる相場だと言います。

ミスプライス投資とは、何らかの原因で業績等から株価が乖離した状態から、正しい株価に収束していく過程を狙う投資方法のこと。長期視点では、企業収益が好調で財務体質が健全なのになぜか株価が安いまま放置されている銘柄を狙います。

そして藤ノ井氏は、多くの日本企業において、コロナショックの影響で本質的な価値と株価の間に大きな乖離が生まれていると指摘します。

藤ノ井氏は、「私は9月かもう少し先かに、もう一度、大きな下落・調整の場面が来ると見ています。極端なことを言えば、そのときに貯金を下ろして、目をつぶって、えいやっ!と割安になった株を買えば、利益が狙えると思っている」とまで言い切ります。

いったい、どういうことなのか。直接お話を伺い、今後の相場観と戦略を教えていただきました。

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「私がいつも考えているのは『いつ株価が下がるか』ということ」

藤ノ井俊樹(ふじのいとしき)●10歳で株式に目覚めた生粋の投資家。証券会社を経て独立。材料株のスペシャリストとして相場を読み解く高い能力や、マーケットの活性化を通して日本経済全体の発展に寄与せんとする姿勢が、億プレイヤーを含む多くの投資家に支持されている。日本FP協会CFP、日本テクニカルアナリスト協会CMTA。

藤ノ井俊樹(ふじのいとしき)●10歳で株式に目覚めた生粋の投資家。証券会社を経て独立。材料株のスペシャリストとして相場を読み解く高い能力や、マーケットの活性化を通して日本経済全体の発展に寄与せんとする姿勢が、億プレイヤーを含む多くの投資家に支持されている。日本FP協会CFP、日本テクニカルアナリスト協会CMTA。

——早速ですが、コロナショック後に株価が上がっている現状をどう見ていますか?

藤ノ井さん:ひとことで、異常ですよね。業績相場ではなく、需給相場になっている。アメリカを中心におかしな状態になっています。

——「異常」ですか

藤ノ井さん:はい。世界的にですが、日本だけを見ても、お金をばら撒くジャブジャブの金融緩和政策をやっている。GDPが下がりまくっているのに、株価だけが上がっているのは異常でしょう。まだ倒産件数が500件に満たないのは、金融機関がどんどんお金を貸しているからです。これは倒産の先送りで、いずれ表面化してきます。

知り合いの個人経営の社長で、金融機関がどんどんお金を貸してくれるので「とりあえず2億円借りた」という人がいます。車を買って、個人債務を返して、あとは備えとして確保するとか、そういうことができている。3年間はお金を返さなくてもいい、金利据え置きということをやっているわけです。

なので、2〜3年はどの企業も持つだろうと思います。逆に言えば、2023年頃に大きな問題になって、財政破綻する国が出てくる可能性もありますね。

——多くの企業が金融緩和でなんとか持っているという状況なんですね。2〜3年後の倒産ラッシュを見据えると、今は動かない方がよいということなのでしょうか?

藤ノ井さん:「休むも相場」という言葉もあり、あえて参戦しないというのも一手でしょう。でも今の相場は、業績と株価が大きく乖離している「ミスプライス」の状態にある銘柄がゴロゴロしています。ここで動かないのは、資産を増やすチャンスを見逃すことにもなるでしょう。乖離した株価は、必ず企業が本来もっている価値に戻っていきます。ミスプライスが発生しやすいコロナ相場は、絶好のチャンスだと私は見ています。

そして、ずっとトレンドが続く相場はありませんから、3ヶ月・6ヶ月・1年…というスパンで相場を見ていきますが、3ヶ月目はとくになかった。となると、6ヶ月あたりの9月に転換点が来ると思っています。財務状況に問題のない、一定のマーケットシェアを持っている価値のある企業にターゲットを絞って、下落したところを「押し目買い」するのはいい戦略だと思いますね。

過去の暴落から多くを学べるように、今回も冷静に価値のある企業を選別して買うことが重要です。

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——コロナショック後の現在の相場について、過去のあの暴落後に似ているとか、ここは特殊だというような点はありますか?

藤ノ井さん:「ITバブル」に似ていると思いますね。当時はIT関連というだけで買われました。光通信とかソフトバンクとか。現在も、クラウドとかテレワークとか5Gとか、ハイテク系が牽引していますね。いまアップルの時価総額は2兆ドル(200兆円)まで行きました。これは東証全体の時価総額の3分の1ぐらいですかね。さらにアップルの株価が上がれば、日本の時価総額の半分が、アップル1社に相当するという状況になる。これはやっぱり異常で、そうはならない。日本のバブル当時も、アメリカ大陸全土が買えたぐらいだった。この逆転現象が起きているわけで、いずれ本来の価値に戻っていくでしょうね。

リーマンショックとの違いで言うと、リーマンは金融機関が破綻で止まって、経済は回っていた。それが、約束していたお金が貸せないとか貸し剥がしがあって、経済もおかしくなっていった。

コロナショックは、経済が止まって、金融は健全の状態にあります。お金はどんどん貸してくれるので、首の皮はつながっている。大きな傷口を縫い合わせている状態ですが、いずれその傷の内側は化膿して、ぐしゃっと行く時期が来るでしょうね。財政が今後のリスクです。

——それを聞くと、やはり今後の相場はコロナ次第なのでわからない。今は動かない方がよいのでは?と思ってしまうのですが、その点はどうお考えですか?

藤ノ井さん:株式投資は、やはり長期で考えるべきです。短期の投資は、企業ではなくて、チャート・値動きに投資している状態ですね。そうではなくて、暴落時は長期で見て、価値のある企業を安く買うことができれば、今後の資産は大きく増えていきます。

では、どんな企業がよいか。財政内容がしっかりしていて、マーケットのシェアが高く、借入金が少ない企業、自己資本比率60%超えが目安ですが、そういった企業は暴落後も立ち直っていきます。

日本企業は「無借金の美学」というか、アメリカからしたらどんどん借りて再投資して配当を配れ、無借金なんて怠慢という考えもあるでしょうが、日本企業は恐慌時には強いですね。2〜3年後の倒産件数を見ると、アメリカよりも日本の方が傷は浅いはずです。

私がいつも考えているのは、「いつ株価が下がるか」ということ。日経平均が75日移動平均線でマイナス乖離10〜20%ぐらいになってくると、みんなが恐怖してくる。そうなると、実態の価値よりも株価が安いという、現状の「買われすぎ」とは逆のミスプライスが発生する。資産が200億円あるのに、時価総額が100億円しかないという企業まで出てきます。

そういうときをチャンスだと思えるかどうか。そんなときには、お金を下ろしてきて、目をつぶって株を買ってもいいぐらいです(笑)。なので、近く来るだろう相場の下落に備えて、今のうちに企業の選び方を学んでおくことをお勧めします。

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ミスプライス投資とは

ミスプライス投資とは、コロナ禍など何らかの原因で業績等から株価が乖離した状態から、正しい株価に収束していく過程を狙う投資方法のこと。ミスプライスとは、すなわち“間違えた価格” です。株価が動くメカニズムを理解していれば、長期的にも短期的にも、ミスプライスから利益を狙うことが可能です。

藤ノ井氏はコロナショック後の相場について「こういった局面では多くの投資家が冷静さを失い、市場はパニック的な過熱感を帯びます。ですが、しばらくして過剰反応していたことに気づきだすと、株価は急速に本来あるべき水準(適正価格)に戻ってきます。企業が本来持つ資産価値からかけ離れて歪んだ株価(ミスプライス)こそ、絶好の狙い目となる」と言います。

このようにミスプライス投資のポイントは、株価が急騰あるいは急落後、どのような動きをするのか見極めることにあります。いきなり材料に飛びつかず、その材料がその企業にとって実際にどれほどの影響があるのかを見極めることができれば、株価の動きに翻弄されることなくミスプライス株を仕込むことができるでしょう。

それを判断するためのヒントが、メールアドレスを登録するだけで無料でみられる「ミスプライス投資オンライン講座」内で解説されています。投資初心者はもちろん、かなり実践的な内容となっているため経験のある中級投資家にとっても有益な内容になっています!

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ミスプライス投資オンライン講座受講者の感想

無料動画を見た人の感想からは、初心者だけでなく投資歴の長い人からも高く評価されていることがわかります。いくつか受講者の感想をご紹介しましょう。

ジン さん

率直にすごく勉強になりました。初めのうちはよくあるやつだと思いながら見ていましたが、 わかっていると思い込んでいた部分との差異が見えてきてさらにすぐ試せるような手法まで 公開していただき非常に感謝しております。もっと勉強させていただきたいくらいです。 今回の知識をもとに自分に合った手法を確立していきたいと思います。 どうもありがとうございました。

ankoya さん

株を運用するのにいろんなアプローチがあるのだと目から鱗が落ちる思いで「へー!」と驚きの答えでした。私はテクニカルを1つの判断材料で取り組んでいましたが答えの探し方・見つけ方 いろいろあって面白いですね。

高橋 さん

ここまで具体的な手法を公開していただけるとは思っていませんでした。参考にさせていただきます。ありがとうございます。

岸田 さん

株式投資をやっていましたが、なんとなく売り買いをやっていたような感じがしています。藤ノ井先生の動画を拝見させていただき強烈に感じました。そのせいでかなりの損失を体験し、株式投資をやめよと思っていました。でも、この素晴らしい動画との出会いで、気持ちを切り替え、少しずつ勉強しようと、そしてもう一回少しずつ株式投資をしようかなぁ、という気持ちになってきました。いろんなこと知りたいです。無知すぎました。

bepper さん

「株式投資はきちんと勉強して挑めばギャンブルじゃない」というニュアンスの言葉があります。 今回はそれを実感しました。株式投資を始める際、それを聞いてはいたのですが・・・ 知らない世界に飛び込んだようなイメージに飲まれ、イメージ先行で投資をしていたように思います。負けないように実行します。

石丸 さん

話しの内容が大変面白くテンポが良いです。最初から最後まで「なるほど」とうなずいていました。動画の作り方も映画のようで流石だと思います。次回に期待をもたせるのもうまい!すっかり興味を惹かれてしましました。

斉藤 さん

5回の動画を通して、株価がどういう理由で、どのように動き、どこで利益を狙えるかということの一端が分かりました。いままで、何となく買売していた株式投資から決別したいと思います。貴重なお話を頂き畏れ入りました。また機会がありましたら、宜しくお願いします。

pape さん

すべての動画、とても興味深く見させていただきました。今まで知らなかったこともたくさん有り、良い勉強になりました。この動画を何度も繰り返し見て、自分のものにしていきたいと思います。ありがとうございました。

太田 さん

新聞の経済面やTVの経済番組を見て勉強しているつもりだったのですが、今回の動画を拝見させて頂きまして、「なぜ勝てないのか?」がすんなりと受け入れられました。貴重な情報をしかも無料で配信いただきありがとうございました。

パラマウント さん

投資には今まで本当に興味がなかったのですが、最近、老後のことを考える機会がありました。 その御蔭で、投資という道を見つけました。そのタイミングでこちらのサイトに巡り合うことができました。ありがとうございます。全くの初心者なのですが、今まで自分が持っていた株式イメージが変わりました。

浅川 さん

毎回、様々な気づきを頂き、表面上だけでなく深い部分まで追求することの大切さを再認識させて頂きました。知っていると知らないとでは株の取引でも全然違う結果になるのですね。日々、勉強して精進していこうと思います☆ありがとうございました。

前嶋 さん

「自社株買い」をニュースで見ても何も感じませんでしたが、先生のいう事を注意していれば 儲けられると思いました。漠然と投資していては駄目で、事象をいかにとらえて売買に結び付けるか、をいつも研究しないと儲けられないという事が理解できました。ビデオ5回シリーズで株式投資には答えがあるという事が実感できました。ありがとうございました

MYDH さん

知っていると知らないでの、大きな差が出ることがよくわかりました。市販されているいろんな株の本等では、なかなか知ることができない内容だと感じました。非常に勉強になりました。

無料講座各回に感想コメントを送ると、さらに特典動画が5本プレゼントされます。

内容は仕手戦のリアルな裏話やチャート解説など実際に投資するときに役立つ貴重な話が収録されています。株価を動かす仕組みや相場操縦の裏話、相場ルールの問題点など、放送ギリギリの話題が盛りだくさん。投資の世界に長年いるからこそ語られる話題がとっても参考になりそう! 

※銘柄やテーマについては撮影時点のものですので、あくまで参考としてご覧ください。

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