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マイナンバーは未曾有のチャンス。バブル的に売上が伸びる職種は?

これまでマイナンバー制度について様々な情報を提供してくださった『もう、資格だけでは食べていけない』の著者・横須賀輝尚さん。今回はマイナンバーで一儲けすることができる職種、受けることが出来る恩恵についてのお話です。

マイナンバーで得する人たち

多くの人が気になっているのが、「儲け話」。つまり、マイナンバーで得することがないだろうか? あるいは、事業としてどれだけ儲かるのかという一攫千金を狙っている人もいるでしょう。法改正はこのように、様々な変化やチャンスが眠っているのです。

まずは、拙書「士業・コンサルタントのためのマイナンバーで稼ぐ技術」にあるとおり、士業やコンサルタントにとっては未曾有のチャンスだと言えるでしょう。詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、マイナンバー施行によって、企業はまずマイナンバーの対応をしなければなりません。この仕事に最適なのが、士業・コンサルタントなのです。

また、マイナンバー施行によって、様々なことが露呈すると言われていますが、その中でもっとも注目されていることのひとつに、企業の中で社会保険未加入であることがバレてしまうことが予測されてしまう。法人は社会保険に強制加入となっていますが、実際のところは、未加入のところも多く、個人の情報がマイナンバーで紐付けされるため、法人の社会保険未加入が露呈してしまうというわけです。そのため、社会保険労務士などはバブル的売上伸ばせる可能性があります。こうした事業者にはこれ以上ないビジネスチャンスなのです。

これに対して、事業をしていない人は、果たして得をすることがあるのでしょうか。まずはストレートに行政の手続き簡単になります。役所に行って「あの書類が足りない」「この証明書が足りない」と言われたことは多数あると思います。そういったいわゆる縦割り行政の弊害みたいなものは、少なくなると言われています。手続きが簡単になることはいいことですね。

それから、年金記録正確になります。消えた年金問題というのがありましたが、こういった問題はなくなる(そもそもあってはならないことですが)とされています。過去のデータの消失はもう修復不可能かもしれませんが、今後はこのようなことが起きないとされています(と、信じたいものです)。

さらに、一時期「生活保護の不正受給」なんていうことも問題になりましたが、マイナンバーでひも付けされれば、正確な納税状況などもわかるようになりますので、本当に生活に困っている人が受給できることになると言われています。こうやってみると、これまでの制度が、意外と穴だらけだったのかもしれません。

ただし、マイナンバーが始まることで、何か特別な補助助成金などは考えにくいといえます。国民全員が関わる制度になるので、マイナンバーに関連した補助や助成金は考えにくいですが、子ども手当や各種の補助制度などの申請は、簡単になるといえるでしょう。そうすると、マイナンバーをつかえば、もっと地域助成制度使える可能性が高まります。これまでは、そうした制度は知らなければ使えませんでしたが、マイナンバーができたことによって、「あなたはこの制度が使えます」なんてアラームができる可能性もなくはありません。こうしたものは期待したいですね。

●著者最新刊、購入者全員プレゼント! マイナンバー関連書式集&横須賀輝尚・馬塲亮治特別対談動画


士業・コンサルタントのためのマイナンバーで稼ぐ技術」 
横須賀輝尚・馬塲亮治 飛鳥新社 

image by: Shutterstock

 

もう、資格だけでは食べていけない
「行列のできる行政書士事務所の作り方」など累計12万部の資格コンサルタント横須賀輝尚(てるひさ)の公式メルマガ。全国1,500名以上の士業が学んだ経営ノウハウを公開。これまでの常識を超えた士業・資格業の営業ノウハウを週1回配信。
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