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たった2文字。頼みごとを快く受け入れてもらえる魔法の言葉

頼み事や仕事で指示をする際、たった2文字を加えれば9割の相手に断られない―。そんな魔法の言葉が無料メルマガ『がんばれ建設~建設業専門の業績アップの秘策』で紹介されています。職場で、私生活で使える上手い言い方を身につけてみてはいかがでしょうか。

「ので」をつければうまくいく

施工管理技術者は、人に指示をすることが大きな仕事です。うまく指示をすれば指示をされた人は指示通りに、やる気を持って行います。

逆に下手な指示であれば指示をされた人は指示とは異なる内容をやる気なく行ってしまいがちです。

例えば、コピー機の前に列ができているとき、頼みかた次第で応諾率が変わる、という実験結果があります。

「すみません。急いでいるので5枚だけ、先にコピーしてもいいですか?」

このときの応諾率は94%

「すみません。5枚だけ、先にコピーしてもいいですか?」

このときの応諾率は60%

つまり、ちゃんと理由を言ったほうが、人は頼みごとを受け入れやすいわけです。これは当然といえば当然ですが、実際は「ので」をつければ、理由が理由になっていなくてもこの効果が成立します。

「すみません。コピーしなければならないので、5枚だけ、先にコピーしてもいいですか?」

このときの応諾率は93%

よく考えれば「コピーしなければならない」のは並んでいる人の全員が同じなので、これは理由を言っていないのと同じことなのですが、本当の理由を言った場合と結果がほぼ同じになっています(参照:「一流の人は仕事中に眠くなったらどうするのか?」サンマーク出版 佐々木正悟 著)。

施工管理者として、協力会社や部下に何かを頼む際、必ず理由をいわなければなりません。そして、たとえ理由になっていなくてもかまわないから「~ので」という「前置き」をつけるべきです。

ベストな頼みかた

「すみません。明日コンクリート打設しなければ工程が間に合わないので、今日中に型枠を仕上げてもらえませんか」

ベターな頼みかた

「すみません。今日中に型枠を間に合わさないといけないので急いで型枠を仕上げてもらえませんか」

相手は、仕方なく引き受けざるを得ない場合でも、そのほうが心理的に受け入れやすいでしょう。

「ので」をつけて相手に頼むことを心がけましょう。

image by: Shutterstock

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