「お客様は神様です!」というセリフを実際に耳にすることは滅多にありませんが、「命を賭けるつもりでがんばります!」「契約していただければ何でもします!」くらいは営業マンなら口にしてしまうこともありますよね。しかし、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、大げさな表現をする人ほど軽くて信用できないと厳しい指摘をしています。
大袈裟な表現をするヤツを信じてはいけない
私は個人的に、こういう人は絶対に信用しないという人種がいるんですが、それは「大袈裟な表現をする人間」です。大袈裟な表現って例えば、
・一生掛けて償います とか
・いつか必ずご恩返しをします とか
・このご恩は一生忘れません とか
・達成しなければ腹を切ります とか
・命を賭けるつもりで頑張ります とか
時代劇で使われるセリフのようなことを臆面もなく言う人っていますよね。こういう人は無条件でマユツバです。大袈裟な表現って、要するに言葉が軽いんです。言葉の重たさが分かっていないから、勢いで口から出任せを言うように舌が回っちゃうんでしょう。
本当にやり遂げちゃう人って、事の重大さと言葉の重さを正しく認識していますから、派手な言葉なんて怖くて使えないんですよ。こんなことを言っちゃって、万が一出来なかったら、本当に腹を切らなきゃならなくなっちゃうから、そこまでは言えないよね。という人を私は信用するのです。
営業に多いんですが、初対面なのに、「御社のために死ぬ気になって頑張ります」なんてよく言えますよね。だってもし私が意地悪な人間だったら本当に過労死しちゃいますよ。私という人間を知りもしないのに、自分の大事なモノを賭けるような表現って、本気で思考していたら言えませんよね。それが言えちゃうということは、「本心ではそんなことをやるつもりはサラサラ無い」ということなんです。
大きなことを言わなくて良いから、小さなことをやり遂げてくれや、と私は考えるんですけどね。
そもそも人間って言葉を使って相手に信用させるものじゃないと思うんです。行為によって、実績によって信用してもらうべきであって、そこに言葉は要らないんじゃないかと思います。特に派手な言葉、大袈裟な表現は、耳障りが悪いと私は感じるんですが、これを使う人がいるということはそういう言葉を信じちゃう人がいるってことなんですよね。誰も信じなければ、さすがに使わなくなるはずですから。詐欺にやられちゃう人って、そのあたりに共通項がないんですかね。
私の経験上、ウソつきってそういう表現を好みますから。というか、そういう言葉以外に相手に刺さる武器を持っていないんでしょう。だからドンドン表現がインフレ化するんです。本人がそれに気付いていないのが痛いですが。
「沈黙は金」という格言は、こういうことを言っているんだと思います。
image by: Shutterstock
『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』
著者/佐藤しょ~おん
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