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世界の金融システムは既に破綻…高城剛が予測する欧州「負の三連鎖」

高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。以前から「2018年に世界に大きな変化が起きる」と予想する高城さん。質問者は、2018年に具体的にどのような「変化」が世界に起きるのか? そして、その中で日本ではどのような事態が発生するのか質問しています。高城さんは「現在、世界はどうにかギリギリの均衡を保っている状態」と断言。高城さんが予想するこれからの世界、そして日本の最悪のシナリオとは…?

Question

高城さん、毎週金曜日ワクワクしながらメルマガを拝読しております。

札幌在住、39歳で営業の仕事をしております。イギリスがEUから離脱しましたね。
さて、ゴールデンウィークに世界はすでに破綻しているのか?グレーな本、青本、白本、時代を生きる力、私の名前は高城剛・・などの高城さんの本を読み返しておりました。
読み終えて2018年に世界に大きな変化が起きると高城さんが感じていらっしゃるように感じました。
時代の節目が2018年とお考えのようですがもっと詳しく教えていただけないでしょうか?

2018年以降、自然エネルギー大麻の有効活用などの隠されている先端技術の有効活用は行われていくことによって日本は発展していくのでしょうか?

私は2016年が大きな変化を迎え日本国破綻、それにともないええじゃないかのような民衆運動、デノミ、銀行封鎖、関東大震災、のいずれかが発生するのではと不安を抱いておりましたが間違いだったようです。

もしくは東京オリンピック以降に時代が大きく変化するのでしょうか?ふかわりょうのOTHERS以上に遠慮のない解説をお願いします。

高城剛さんの回答

世界はどうにかギリギリの均衡を保ってますよね。

今週出たばかりの下院の報告書にもありますけど、2012年に米司法省がHSBCをマネーロンダリングで告発しなかったのは、国際金融危機に発展するのを懸念し、「なかったこと」にしたと書かれています。

自著にも何度も書きましたが、世界の金融システムは、既に破綻してるんです。

いまは、イタリアの銀行が一見大変のように見えますが、まだ小さいので火消しは可能ですが、次の大火の種火はスイスで、そこが燃え上がるとドイツ銀行が大火事になることは、国際金融関係者なら周知の事実です。

僕には時間の問題にしか見えません。

もう5年以上前から 時代が大きく変化する萌芽が2016年秋から18年いっぱいに起きるだろうと、何度もお話ししてきました。
そして、その準備の時間は長くないと本メールマガジンの読者の皆様に僕なりにお伝えしてきたつもりです。
しかしながら、自然エネルギー、大麻の有効活用など日本では遥か先になるでしょう。

医療大麻は、いまや効能は2000項目以上にわたっていることが科学的に証明されていますが、日本の医学界では「なかったこと」にされています。
それもそのはず、日本の有名医大で教授になるためには、20億円は必要とされており、その負担は製薬会社が事実上行っているからです。
もちろん、内緒ですよ。その後、教授の協力による認可申請で、それ以上に元を取っているなんて。

また、いきなりオルタナティブな世界へ変わることはありません。

一部は移行するでしょうが、まず金融戦争によって本土が焼け野原になるまで、この道を進むでしょう。それが歴史の教えです。

僕は東京オリンピック以前に、世界で一波乱あると思います。

日本がそれに対して、どのように対応するかで、日本の未来は決まるでしょう。

なにしろ、2010年を最後に、日本にはもう自浄作用がなくなってしまったわけですから、他国(および自然)の動向次第となるでしょう。

image by: Shutterstock

 

 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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