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同僚と親睦を深める絶好のチャンス!ハロウィンで使える英語表現

みなさん、こんにちは。海外ドラマを中心としたエンタメ系ライターとして、執筆・翻訳活動を行っている堀川樹里です。

今でこそ専業ライターですが、以前は某外資系企業で働いており、季節ごとのイベントを大切にし、オフィスにさりげなく取り入れる外資系独特の「人間らしく暖かい習慣」に触れながら仕事をしていました。そんな経験を活かして、今回は外資系企業で使われるハロウィン英語をお伝えしたいと思います。パーティの招待状やその返事など、すぐに使える英語表現も紹介しています。覚えておくと役に立つこと間違いありません!それでは早速、見ていきましょう!

1. ハロウィン・カードの英語

ぞっとする一夜を!?カードにはちょっとした遊び心を付け加えて!

 

ホリデーカードを送るのは外資系企業では大切なマナーです。
最近では、電子メールで受け取ることができるecardが流行りで、同僚などにecardを送るケースが増えています。ただし、年配の方には手書きのカードを送るのが礼儀とされています。
ハロウィン・カードでよく使われる表現を見てみましょう。

Have a Happy Halloween.
楽しいハロウィンを
Hope your Halloween is a Treat!
素晴らしいハロウィンでありますように!
Have yourself a creepy little evening.
ぞっとする一夜をお過ごしください
May the magic of Halloween be with you.
ハロウィンの不思議な力があなたと共にありますように
May the magic of Halloween be with you.
マジカルなハロウィンでありますように!
Have a frightfully fun Halloween!
ぞっとするほど楽しいハロウィンを!

基本は「Have a Happy Halloween」「Happy Halloween」。
さらに、「ぞっとする」「マジカル」などのキーワードを使った一言を付け加えておくと、印象がぐっとよくなりますよ!

2. ハロウィン英会話(オフィス編)

アメリカ人はホリデー精神が旺盛すぎる!?

 

ハロウィン当日、外資系企業の社員はフェイス・ペインティングや簡単な仮装をしたり、アフター5にオフィスで一杯飲むのが定番となっています。
中には、相当な気合を入れて仮装をしてくる人や、仕事にならないほどの悪ふざけで同僚を困らせる人も。それに乗るも良し、軽くたしなめるも良し。次の会話を見てみましょう。

Richard: Boo! Trick or treat!
Natsuki: Oh you scared me. Aren’t you a little over dressed?
Richard: It’s halloween. Come on, show us your holiday spirit!
Natsuki: Alright. Let’s get back to work, shall we?

リチャード:わっ!トリック・オア・トリート!
夏希:もう、びっくりするじゃない。その格好ちょっとやりすぎじゃない?
リチャード:ハロウィンなんだぜ。頼むから、もっと君も楽しんでくれよ!
夏希:はいはい。仕事に戻りましょう。

「Trick or treat」(トリック・オア・トリート=いたずら嫌なら、いいもの頂戴)は、ハロウィン当日に子供たちがお菓子を貰う時に使う決まり文句。
この時期、「Trick or treat, smell my feet」と口ずさむアメリカ人も多くいます。これは、ハロウィン定番の歌から来ていて「足の匂いをかげ」に深い 意味はありませんので、あしからず。
「holiday spirit」とは、祭日、祝日を心から楽しむ「ホリデー精神」のことを意味します。クリスマスでもよく使われる単語なので覚えておくと便利です。

3.ハロウィン英会話(パーティー編)

ぜひ参加したい“ハメを外せる”ハロウィン・パーティー!

 

ハロウィンの楽しみは、ずばり!仲の良い同僚や友人たちと騒げるパーティー!招待状は何枚も送られてくるのが普通で、はしごして飲んだり踊ったりと忙しい夜になります。

Host: Happy Halloween! I’m so glad that you came.
Guest: Thank you for inviting me to your Halloween bash. Wow! I love your outfit! Looks so spooky!
Host: Thanks! You look scary & hot, too. Please help yourself to a drink, okay?

パーティー主催者:ハッピー・ハロウィン!来てくれて本当にありがとう。
招待客:こちらこそ、ハロウィン・パーティーに招待してくれてありがとう。うわぁ、素敵な衣装ね!とても気味悪いわ。
パーティー主催者:ありがとう!あなたこそ怖くて、凄くいけてるわ。どうぞ飲み物は自由に飲んで。

「I’m so glad that you came.」は招待客が着いたときの決まり文句になっていますが、口語では接続詞である「that」を省略する場合が多いのが特徴です。
また、ハロウィン・パーティーでは、ゾンビなどお化けの格好や魔女の格好をするのが定番です。怖い格好をしている人には、「spooky」「scary」の他に、「witchy」(魔女っぽい)「dead」(死人=ゾンビ/幽霊)などのワードを使って衣装を褒めます。セクシー系の魔女衣装や看護婦の衣装を着ている人には「hot!」や「ouch!」(近寄ると火傷しそうだという意味での、熱っ!)を使います。
また「bash」は、「どんちゃん騒ぎ」という意味で、堅苦しくないカジュアルなパーティーを表現するのによく使われます。
ここで招待状の英語についても勉強しておきましょう。
招待状には、「R.S.V.P. by ~」と書かれていることが多いです。これは、 「~日までに返事を下さい」という意味。
出席する場合は、
Thank you for inviting me to your Halloween Party. I’ll be there!
(招待してくれてありがとう。ぜひ参加します)
欠席の場合は、
I would really love to be there, but I’m afraid I can’t make it.
(参加したいのですが、残念ながら行けません)
と返事を出しましょう。
*「I can’t make it.」は断りの決まり文句なので覚えておくと便利です。
さて、今回の特集はいかがでしたか?日本には馴染みのないハロウィンですが、同僚との親睦を深める絶好のチャンスなのです!
最後に、ハロウィンの由来についてご紹介します。
10月31日はキリスト教における万聖節(Hallowmas)の前夜であり、ハロウィン(Halloween)という名称はこれに由来しています。この日は、古代ケルト民族の宗教ドゥルイド教の大晦日でもあり、夜になると悪霊がやって来て悪さをすると言い伝えられてきました。各家庭では、悪霊を追い払うためにお供え物をしていたのですが、いつしか、子供達がこのお供え物目当てに悪霊を真似て仮装し「Trick or treat?」(いたずら嫌なら、いいもの頂戴!)と言いながら、近所の家をまわるようになったのです。他にも色々な説がありますが、これが、現代ハロウィンの始まりだと言われています。

 

堀川樹里(ほりかわ・じゅり)プロフィール

海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌で執筆、翻訳。「海外人気ドラマを楽しみながら ビジネス英語力をレベルUP!」(ダカーポ592号)などホビングリッシュ記事なども手掛けている。海外在住歴19年目、豪州→中東→東南アジア→米国を経て、現在は台湾在住。

image by: Shutterstock

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