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小池都政は「やらせ」か「ホンモノ」か? 高城剛が大胆分析

毎日のように世界中を飛び回る高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。日本の裏事情にも精通する高城さんに、メルマガ読者の方から「小池百合子の都政も、やらせなのでしょうか?」という誰もが知りたい質問が届きました。果たして、「ブラックボックス」にメスを入れる意気込みで都政に立ち向かう小池都知事を、高城さんはどのように評価したのでしょうか?

今話題の小池都政も、結局は「やらせ」なのでしょうか?

Question

創刊当時から愛読しております。

最近、海外で起業・在住の長い友人が、日本の行く末を憂いて政治に関心を示しだし、自分も参加するからと、小池百合子氏の政治塾参加について勧められました。

一方では、小池氏の立場は小泉改革や小泉チルドレンのようなプロレス的やらせの一種だという意見もあり、周りは日本をどうにか改革しよう(できる?)と思う人と、さじを投げて海外に脱出する人とに分かれています。

私的には、何事も知識の一つとして勉強しておくのは無駄ではないと思いますが、時間とお金がかかることですから、あまり余裕もないのにそんなことする必要が果たしてあるのかとも思います。

もし一部の言うようにプロレスだったら参加も無駄かとも思います。

最近の都政小池氏に対する高城さんのご意見をお聞かせ願えませんか。

高城剛さんの回答

日本式システムを白日のもとにさらし、透明化することは大変な作業で、これを僕はプロレスだとは思いません

小池知事は、真摯にそれらに取り組んでいると思われますが、ただ限界もあります

それは小池知事の能力の問題ではなく、「機が熟してないから」なんです。

政治に限らず、素晴らしい商品開発やどんなに良い提案でも、タイミングを間違えばうまくいきません。

いまの日本は「改革」のタイミングではなく、ただ、日本式システムを白日のもとにさらすことだけが必要なのですが、そのためにはマスコミの大改革が大前提になります。

このマスコミ大改革ができなければ日本式システムの多くを白日のもとにさらすことはできずその後の改革もまったくできないことになってしまいます。

ですので、小池知事の限界はそこまで、となるのです(ご自身もわかっていらっしゃいます)。

では、そのマスコミ大改革が起きる日は、いつなのでしょうか?

僕はそれを2020年代後半だと考えており、そこまで日本の疲弊は続くでしょう。

image by: 小池百合子公式Twitter

 

 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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