アメリカの研究所が行った大規模聞き取り調査で判明した、世界で最も信頼されているリーダー・されていないリーダー。何かとお騒がせなトランプ大統領、覇権国家の座を狙う習近平国家主席、そして強面プーチン大統領はどのように評価されているのでしょうか。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、その答えが明かされています。果たして、皆さんは納得されるでしょうか、それとも…?
世界で信頼されているリーダー、信頼されていないリーダーは?
アメリカのピュー研究所は、今年2月16日から5月8日にかけて、37カ国で4万人以上から聞き取り調査を行いました。
ここで、皆さんクイズです。
アメリカ・トランプ、中国・習近平、ロシア・プーチン、ドイツ・メルケル。37か国で「最も信頼されているリーダー」は、誰でしょう? 「最も信頼されていないリーダー」は誰でしょう?
う~、難問ですね。紙に答えを書いたら、次に進みましょう。答え。
4人の中で「最も信頼されているリーダー」は、ドイツ・メルケルさんでした。42%が「信頼できる」と答えた。
2位は、なんと習近平(!!!)。28%が「信頼できる」と答えた。
3位は、プーチン(!)。27%が「信頼できる」と答えた。
4位は、トランプ…。22%が「信頼できる」と答えた。
なぜトランプは、不人気なのか?
皆さん、どうですか?
トランプさんは、習近平やプーチンより不人気である。なぜ?
一つは、彼の「政策」にあります。トランプの「パリ協定離脱」に反対している人は、71%。「通商協定からの離脱」に反対している人は、72%。「メキシコの壁」に反対している人は、76%。つまり「政策自体が悪い、信頼できない」と認識されている。
信頼されない「個人的資質」もあります。75%の人が、トランプは「傲慢だ」と考えている。65%が、トランプは「不寛容だ」と答えた。62%が、トランプは「危険だ」と思っている。
一方55%の人が、トランプは「強いリーダーだ」と答えた。39%は、「カリスマ性がある」と考えている。
別に「だからどうなんだ?」という話ですが。トランプさんが「世界でどう見られているか?」と知っておくことは大切ですね。
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