何年も英会話に通っているのに、なかなか思うようにレベルアップしていないー。そんな方にはおすすめしたいトレーニング方法があります。英語のスペシャリストで、無料メルマガ「カリスマ英語ナレーターユッキーがお届けする!週間ラジオ英会話♪」の著者ユッキーさんは、「英語で考えて、英語で話す」トレーニング方法をおすすめしています。はじめは日本語と英語を混ぜながら、少しづつ英語で考えるクセをつけることがポイントです。
英語で考えるクセをつける!
お盆休みは今日までの皆さんも多いでしょうか?
私は今日までパターンで、夜に東京に戻り、明日からまた東京で仕事です。
スキマ時間で仕事や英語の音読を続けつつも、実家ではいろんな遊びをしました。
・人生ゲームをしたり
・夜の動物園に行ったり
・犬(柴犬)の散歩をしたり…
でも今回の帰省で、一番おもしろかったのは【タコ釣り】でした! なぜ、タコかと思われるかもしれませんが、その理由は後半に書いています。
では、ここから早速英語のお話を。夏休みっぽく、出題形式で始めたいと思います。
【問題】下記の文章を読んで、その意図を考えてください。
※できれば「頭の中で音読しながら」読んでみてください。
※声が出せる環境でしたらもちろん声に出していただいて大丈夫です。
O-bon holiday、いかがお過ごしですか?how?
私は、今日のmiddle of the night にflew back to my hometown しました。
Though I hadn’t had enough sleep,went to fishing with my 父 and 弟。
We tried to hunt an octopus,でも、一匹も釣れませんでした ^_^; at all
There were so many ボラ there,but no one was catching them.
They only came to fish クロダイ(チヌ)、だと父が教えてくれました。told me。
We couldn’t get タコ、but that was close!
あと一歩でabout to釣れそうだったのですが、針から離れてgoneしてしまいました。
I was holding a landing net,and very excited to catch タコ,but we failed : (
飛行機の深夜便で帰省して眠かったけどタコ釣りに出かけ、釣れそうだったけど釣れず、惜しかった~…!という、8月12日の英語日記です。
でもこの文章、ちょっとヘンですよね? ところどころ日本語が入ってるし、おかしなところに英語が付け加わったりしているし・・・
実はこれ、英語で考えて英語で話せるようにするためのトレーニングなんです。
私が昔よくやっていた方法で、今でも語彙レベルの高い英語やすぐには出しづらい難しい話題の英語を話したり書いたりする時にはたまに行っています。
いやいや、日本語入っちゃってるし…オール英語じゃないとダメでしょ…と一見、思ってしまうのですが英語で考え英語で話せるようにするための第一歩としては意外と馬鹿にできないトレーニングなんです。
今週のテーマは【英語で考え英語で話す】。今までお話してきたようで、意外と書いていなかったお話です。普段自分はどうやって英語を話したり書いたりしているか。少し、考えてみてください。
私も、そうだったりするんですが
「英語で話す」
「英語で書く」
となると、なぜかつい最初から“全部を”英語にしようとしてしまいませんか?
・英語で話そう、英語で書こう、としてるんだからそこに日本語を入れるのは反則!
・入れたところで相手が日本語を知らない人だったらわかってもらえない
・テストだったら減点されること間違いなし
・そんなことやってたら上達しなさそう
「日本語入れていいよ」と言われたとしたら、ぱっと浮かぶのはこんなことかなと思います。でも、もしかするとこんな想いが「最初から全部英語じゃないとダメ」という決め込みを作ってしまうのかなと、たまに思う時があるんですよね。本当に、たま~…に、ですが。
ですがもし、【独学】【自主練習】の時にはいくらでもやっていいとしたらどうですか?
とはいっても、さすがに何もなしで「日本語も混ぜていいですよ~」と言うのでは上達は遠くなってしまうかと思うので、これを意識して作っていくと、上達が速くなるんじゃないかというものを考えてみました。(というよりは、私が行ってきたことを整理してみました!)
こんなルールです。
1 英語にできそうな部分は率先して英語にする
2 英語が浮かばない単語は代わりの英単語を探す
3 5秒以上考えても代わりが見つからなければとりあえず日本語のまま声に出す/書き残す
4 主語をコロコロ変えながらやってみる(アーティストのライブやテレビドラマのカメラマン、撮影監督者になった気分で)
5 一度喋った/書いたあとで余力があれば、辞書を引いたり調べたりしてALL英語にしてみる
ルールは、この5つだけ! です。
・最初から一字一句全てを英語にしようとする
→難しそうで出来そうにない
→おもしろくない
・出てこなくてつっかえる
→リズムに乗って気持ちよく喋れない
→スラスラ喋りたいのに…
重要なのは、こういった想いを自分が無意識に抱き始める前に食い止めることです。
そして何より英語と日本語を使いながら「スラスラ喋る・書く」ということを繰り返していくことによって、スラスラ喋る・書くということの感覚を、外国語が入った時にも忘れずに持ち続けておくことが、【ごちゃまぜ英作文】をする一番のねらいです。
ちょっと忘れてしまいがちなのですが、英語を学ぶというのは言語をひとつ“増やす”ことです。
0から1にするのではなく、1から2にしているんですね。
既に日本語があった上で、英語を学んでいるということは、=使える言葉が【2種類もある】ということ。
だから、うち1種類がどうにもこうにも使えなさそうな時は、もう1種類でいくらでも補完して良いと思うんです。
そして補完する時には、上に書いた5つのルール↑を意識しながらやってみてください。
どれだけ日本語を入れて良しとするか。
もちろんこのバランスが難しいところではあるのですが、「最初から全部英語」に縛られすぎて、
・言いたいことが全く出なくなる
・意見や想いの出口に完全に栓がされてしまう
ようなことだけは避けたいので、
その栓を抜くためにも、ある程度のルールに基いて日本語を外に出してあげることは大切だと私は思っています。
どうやって英語にするかは、出した後で考えてあげれば良いですし、(↑ルールの5に相当します)
そうやって英語にした日本語こそ、かなり強烈に記憶に残って次から使いやすくなっていったりします。
「こういう時はあの英単語だ」
「あのフレーズだ」「あの熟語だ…」
それはわかっているけど、前後をどう繋げればよいかわからない、う~ん…
こんな時、とにかく不完全でも良いから出してみる。
出して、人が聞けるようにしたり、自分が目で見て読めたりするようにすること。
これが、大事かなと思います☆
昨日の「タコの話」の文章の中にある、about toの差し込みなんかもまさにそうです!
“あと一歩でabout to釣れそうだったのですが、”
・We were about to catch it
(私たちは、まさにタコ(=it)を捕まえる所でした)・It was about to come into a landing net
(タコはまさに網の中に入っていこうとしていました)
be about to~ =まさに~するところ
は知っていても、その前後が瞬時に出来上がらなかった時。
例えば、「あと一歩でabout to釣れそうだったのですが、」とメモに残しておくと、とにかく「about to」を使って言いたいことを英語にしようと考えられた自分の記録は残せます。
一旦メモが出来たらその後は落ち着いて、
★どんな動詞が適切だったのか
★主語は誰を選ぶと伝わりやすそうか
についてレビューするようにしていくと、誰よりも自分自身が話しやすく、楽に話せる英語の文・文章が出来上がります。
自分はどこが弱いのかもわかるし、客観的に自分の英語力や英語のクセを洗い出すこともできますよ♪
さて、めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、これが、私がお伝えしたかった無理をせず楽しく、自信を失わずに英語で考え英語を話せるようになるためのトレーニング法です。
特にこの時期はお盆休みということで、いつもとは違う想い出が毎日出来ていくシーズンです。
英語日記を付けるのにも最適な時期かな、と思ってこのお話をしてみました。
「タコの話」のサンプル文章は、トレーニング法の感じをわかりやすく伝えようと、日本語の方がわかりやすいところを英語にしたり、誰でも英語で書けるような単語を日本語にしたりしていますが、イメージとしてはあのような感じです。自主練習はごちゃまぜで、良いんです。
そしてこれを続けていくといつの間にか人と喋っている時も頭の中であのようなごちゃまぜ文が出来上がり、最終的に外に出ているのは全部英語でも、
★頭の中で瞬時に英語に変換させる
★最初の時点から英語で始まる
ということが起きてくるようになります。
まずは今日のエピソードから、短文(3文など)でも大丈夫です。
出来事や思っていることを英語で口から出す、書くクセを付けてみてください。
しつこいですが、「ごちゃまぜで良い」と思うときっと一気に楽になるはずですし喋り続ける、書き続けることもできるはずです。
「聞き手がいないと何だかなぁ…」
という時は、ぜひ私に送ってくださいね!
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