日本で一番高い山、といえば言わずもがなの富士山ですよね。では、2番目の高い山といったら何処?と聞かれて答えられる人はどのくらいいるのでしょうか。一番と二番の差って大きいんだなぁと実感する事例を、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんが自身のメルマガ内で紹介しています。この数々の「二番目」、あなたはどのくらい知っていますか?
一番でないとダメですか?
日本で一番高い山は? ──富士山です
日本で一番大きな湖は? ──琵琶湖です
日本で一番長い川は? ──信濃川です
日本で一番高いビルは? ──あべのハルカスです
一般常識もあれば、時事ニュースに近いものまでありますが、「一番」というのはよく知られています。では、「二番目」はどうでしょう?
日本で二番目に高い山は? これは「北岳」で、3,193mです。富士山が3,776mなのに比べてかなり差が大きいですね。第3位が奥穂高岳3,190mですから、ほとんど差がありません(以下、10位まで3,100m級の山なので、いかに富士山が突出しているのかが分かります)。
日本で二番目に大きな湖はどうでしょう? 茨城県の霞ヶ浦です。北浦と西浦と大きく分れるようですが、琵琶湖の面積約670平方キロメートルなのに対して、こちらは北浦・西浦足して220平方キロメートルほど。ただ、平均水深が4mほどと浅いので、貯水量は琵琶湖とは比べられません。
日本で二番目に長い川は利根川です。一番の信濃川と長さの差はあまりなく、流域面積では日本一。激しい争い(?)です。
2014年3月に全面開業したあべのハルカスに次ぐ、日本で二番目に高いビルは…横浜ランドマークタワーです。あべのハルカスに抜かれるまでは日本一でした。
地理的なもの(山、湖や川)などはよほどのことがない限り順位の変動はありませんが、人口建造物は技術の発展でいくらでも順位が変わりますね。
さて、二番目の山・湖などなど、どのくらいご存知でしたか? 一番は有名で誰でも知っているのに、二番目となるととたんに知名度が下がります。かつて「二番じゃだめなんですか?」というセリフが有名になりましたが、一番と二番の差は思っている以上に大きいというのがお分かりいただけるかと思います。
だから「一番を目指さなければならないんだ」となるのか、「一番を取れないんだったら、どれも同じか」と諦めるのか、それはその人次第ですが…。あえてその価値観については踏み込みません。
ただ、ここでは「第二位」というのは思っている以上に印象に残らないし、記憶されない…ということだけをとりあげておきたいと思います。
ちなみに世界で二番目に高い山は…「K2」です。山の名前らしくない記号っぽいものですが、れっきとした山名です。ただ、高さ第一位はエベレストに譲るものの、登頂の困難さでは世界第一位と言われています。気候条件が厳しく、いまだに冬季の登頂は成功していません。遭難者の比率も圧倒的です。
一位、二位、色々調べてみると興味深い話が色々と出てきますよ。もしかしたら自由研究のテーマになるかもしれませんね。
ではでは、今日も心健やかな一日をお過ごしください。
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