読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は、今の時期多くの人が知りたい「ビジネスに運気は関係するのか?」という質問が届きました。ビジネスで成功を収めている永江さんも「厄払い」をしたそうですが、それには本来のスピリチュアルな意味合いとは異なる理由があるようです。
ビジネスに「運気」は影響する?
Question
昨年末、永江さんがtwitterで「厄払いにいったら、いろんなことが好転した」と述べられていました。そのエントリーに関連して二点質問させてください。
1. 永江さんはビジネスや人生に「運気」は影響すると思いますか?
2. 影響するとお考えの場合、何か永江さんが気をつけていることはありますか?
経営者の中には「四柱推命」等の占いに傾倒している方も多いと聞きます。占いですので、結局「気の持ちよう」とも言えそうですが、私の個人的な感覚でも「運(タイミングなど)がいい人と悪い人」というのは一定数いるような気がしています。
若干スピリチュアルな内容で恐縮ですが、師走が迫り、新年に向けて願掛けする人も多いと思い、質問させていただきました。
永江一石さんの回答
昨秋に厄払いをして状況が好転したのは確かなのですが、「ビジネスや人生に運気は影響するか」と言われれば全く関係ないと思いますね。以前ブログでも少し触れたのですが、宗教やお祓いって一種のプラシーボ効果だと思うんです。
例えば新薬の実験では正しい薬とニセの薬(プラシーボ)の2つのグループに分けて効果の差を見るのですが、「特効薬です」などと言って飲ませるとニセ薬のグループも確かに効果が出るんです。しかも4割とか出ることもある。
わたしが体験した護摩焚きも体中が痺れるくらい圧倒されたのですが、それによって運気が良くなったというよりは「やればできる」と自分で自分を洗脳するのに最適だったのだと思います。
よく何か失敗した時に「運が悪かった」という人がいるのですが、それって単にその人の能力が低い場合が多いんです。例えばスポーツ選手で大事な試合前にいつも怪我をしてしまう人は、運が悪いのではなく自己管理能力が欠如しているのではないでしょうか。
わたしだってITバブル崩壊で会社をライブドアに売却しましたが、それは運の問題ではなく自分の経営能力が足りなかったんだと自認してます。もちろん交通事故など自分に全く非がなくてもトラブルに巻き込まれる場合はありますが、ほとんどのケースは自己責任であって運気の良し悪しは関係ないと思いますよ。
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