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小学生が決める東京五輪マスコット、海外メディアに人気なのは?

小学生が投票で決めることが話題になっている、2020年の「東京五輪・パラリンピック」のマスコットキャラクター選び。日本国内ではノミネート3作品に対して「あの有名キャラクターに似ている!」などの声が多く、五輪ロゴの時と同じ匂いがしてきましたが、一方で海外の評判はどうなのでしょうか? 『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住の著者・りばてぃさんは、オーストラリアのABCとイギリスのBBCで紹介された各国の反応を紹介しています。

東京五輪・パラリンピックのマスコット選び

皆さんすでにご存知のとおり、2020年東京五輪・パラリンピックのマスコットを決める小学生投票が11日、スタートした。

最終3候補を対象に全国の小学生が学級単位で意見をまとめて投票するとのこと。

ちなみに締め切りは来年2月22日で、同28日に結果発表される。

当然のことながらオリンピックは世界中の注目を集める大スポーツイベントということで、このマスコット選びの話題は、日本国内だけでなく、世界各国のメディアでも報じられている。

オリンピックのマスコットには、主催国の文化や伝統や国民性などが反映されるため、世界各国のメディアもオリンピック開催国がどのような国かを紹介する上でも、必ず取り上げる話題なのだろう。

ちなみに例えば、過去のオリンピックのマスコットで話題を呼んだものにロンドン五輪のマスコットなどがある。

(ご参考)

Wenlock and Mandeville

日本人の感覚からは思いつかないデザインのような気もする。

近代イギリスっぽいというか文化の違いを感じられるだろう。

そんなわけで、世界各国の幅広いメディアが、このニュースを報じているのだが、中でも、興味深いものを以下ご紹介しよう。

オーストラリアのABCの報道

日本の小学生が2020年東京五輪・パラリンピックのマスコットを投票で決める
(Olympics: Japanese schoolchildren to vote on official mascots for 2020 Games)というタイトルの記事。

3種類のマスコットのイメージ図が添えられ、補足説明がつけられている。

例えば、
“a strong sense of justice and is very athletic”.

和訳:強い正義感があり、非常にアスリート

や、

“is usually calm, however, it gets very powerful when needed”.

和訳:普段は温厚だが必要なときにはとてもパワフルになる

・・・といったようなマスコットのキャラ説明がされている。

そしてこの記事には、

Which mascot duo would you vote for if you were a Japanese schoolkid?

和訳:もしあなたが日本人の小学生だったら、どのマスコットに投票しますか?

というアンケート機能が埋め込まれており、読者が投票できるようになっているのだ。

日本でもどのマスコットが良いかといった意見がインターネット上で飛び交っているようだが、さて、オーストラリアの
人々はどのマスコットがお気に入りなのだろう?

3位がB案(日本のイ案)で投票獲得率は約25%。

続いて2位はA案(日本のア案)で約29%。

そして、投票獲得率約46%で圧倒的1位に輝いたのはC案日本のウ案)!!

日本では妖怪ウォッチのキャラクターに似ている指摘も出ていたが、それだけ日本っぽいキャラクターデザインということなのか、C案がオーストラリアでは現在までのところ人気が高いようだ。

(ご参考)

Olympics: Japanese schoolchildren to vote on official mascots for 2020 Games

イギリスのBBC

この他にもイギリスのBBCではそれぞれのキャラクターの能力!?(Superpower)をクイズ形式で紹介してくれている。

例えば、マスコット候補のアの青いほうのマスコットの公式の説明は以下のとおり。

伝統と近未来がひとつになった温故知新なキャラクター。

伝統を重んじる古風な面と最先端の情報に精通する鋭い面をあわせ持っています。正義感が強く運動神経バツグンで、どんな場所にも瞬間移動できます。

BBCでは、以下の3つの能力のうちどの能力をこのマスコットは持つのか?と質問。

1. Instant teleportation(瞬間移動)

2. Reading minds(心を読むことができる)

3. Leaping across tall buildings in a single bound(高いビルもひとっ飛びで超えられる)

答えは1番の瞬間移動

日本人でも知らないような情報が遠いイギリスでこのような形で報じられているとは驚きだ。

それだけオリンピックの主催国の文化や伝統や国民性が反映されるマスコットには世界各国の関心が集まるということなのだろう。

(ご参考)

Tokyo 2020 Olympic mascots to be chosen by children
●JAPANESE ELEMENTARY STUDENTS WILL JUDGE

image by: 東京2020

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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