売上規模を伸ばしながら、利益率まで同時に高める、多くの企業が苦戦するこの二つの両立ですが、ある企業は3期連続で売上・利益・利益率のすべてで過去最高を更新しました。外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんは自身のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』の中で、この支援先の企業が成長過程でどの視点をどのように強化し、どこに資源を集中させてきたのかを詳しく語っています。
3期連続で過去最高売上・利益・利益率を達成した企業で強化した3つの切り口
年商15億くらいの頃にオファー下さったご支援先。
今は30億程にまで成長されました。
そして先週の打ち合わせにて、「3期連続で過去最高を達成です!利益率も最高です!」と嬉しい報告を受けました。
いやはや、体格も大きくしつつ体質も良くなる。これに越したことがないので本当に嬉しいです。
コロナ禍ではかなり弱気だった社長さんも今は攻めの気持ちが戻り今後の展開も楽しみ。
50億くらいは今の延長で着実に行かれるんじゃないかと思います。
こうなるまでには紆余曲折はありましたが、3つの視点で色々と対策を行ってきました。今日はそこを見ていこうと思います。
■3つの視点とは?
・戦略の視点
・戦術の視点
・戦闘の視点
それぞれです。よく戦略とは言いますが、言葉がざくっとしていますよね。
こちらではそれを細分化し、各種施策を考えています。
この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ
■戦略の視点
主に3年後くらいを見据えた考え方です。
攻めの部分だと「出店計画」みたいな感じですね。
現在、建材費が右肩あがりなので初期投資は大きくなっています。そのためこちらでは出店計画を大きく変えました。
従来は「路面」中心。駅から徒歩3分以内の路面1F。
そして間口を大きく取れるため、坪数は30坪くらいで良いのですが、入口が横に長く4~5メートルは確保。
このような形で進めていました。これで狙う売上は年商1億円くらい。
坪家賃は3万円程になってきますが、家賃比率は6%くらいに収める形でした。
しかし。
やはり場所の奪い合いで、
・定借物件が増えている
・家賃が上がり続けている
オープンした後のこの問題がありました。
投資回収はもちろん可能ですが、自社内でもっと稼げている部門がありました。
それがショッピングモールです。
2店舗だけ出していたのですが、こちらがかなり堅調。
こちらは同じ坪数ながら年商2億円くらい。
路面の倍を安定して売上ていました。
そうなるとシンプルに、
・社員1名辺り売上が大きい→賃上げの原資が大きい
・坪数辺りの売上が大きい→1店舗辺り利益額が大きい
このような相乗効果がありました。
とはいえ初期投資は路面の1.7倍くらい。
これで路面とモール出店どちらが良いのか。
収支シミュレーションした結果、圧倒的にモールだったんですね。
年商10億円を増やすには、モールでどう5店舗出店するか。
こう考えると考え方はシンプルですよね。
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・資金調達
1店舗辺りの初期投資とPLモデルはある為、四半期に一度の銀行への業績共有にて常に今後の攻めの話は共有。
やはりオファーありきなので読めない部分もありますが、いざオファーがあると急にとんとんと話が進みます。
その時にすぐに動ける対策として四半期に一度必ず話すようにしていました。
・物件開発
主に2つの切り口でオファーが入るようにしていました。
I)仲介会社
モール系は間に紹介する仲介会社が入っているケースも多々あります。
これを自分たちで連絡したり紹介してもらったり地道に開拓。
玉石混合ではあるのでお断りも多いのですが、情報自体は常に入るようになりました。
ii)不動産デベロッパー
大きなモールは不動産を管理する本社機能と、そこに何を入れるか?を検討する部隊に分かれます。
最終的には本社機能でのジャッジになりますが、「こんなコンセプトにしたい」は後者の仕事。
ここも関係を作っていきました。
関係作りは非常にシンプル。
上述の通り、既に2店舗出店があったので「今出店店舗を探されていませんか?」と定期的に情報共有するようにしているだけです。
ただこれがーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2026年2月9日より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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