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まずは「二者択一」という発想を捨てよう。話はそれからだ

人生を左右するような大切な場面でぶち当たる「AかB、どちらを選択するべきか」という難題。果たしてその正解は? 学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、「二者択一ではなく、両方のいいとこ取りをすれば良い」と、目からウロコの「発想転換法」を紹介しています。

犬になるか狼になるか

飼い犬になるくらいなら、リスクがあっても自由な狼になるべきだ、みたいな話って良く聞きますよね。でもホントはヒトになるべきなんじゃないの? って思うわけです。

犬も狼も所詮は動物ですから。こんなのを目指してどうするんだって話ですよ。もっと知性を高めて、ある時は犬のように振る舞いある時は孤高の狼のように振る舞う、というのがヒトが目指すべきところだと思うんですよ。

だいたいね、二者択一でどっちが良いかみたいなお題って、問い自身が間違っているんです。人生で二者択一なんて単純なケースの方が少ないですから。これって選択肢が狭まってしまって(つまりそうなるまで放置していたか、悪手を指してしまったか)、最後のところで二者択一の状態に追い詰められたという話なんですよ。スタートのところではもっとたくさんの選択肢があったの。

その時に、ちゃんと知性を立ち上げていたら、二者択一でどっちかを選べという状況ではなくて二者ともに味わって良いとこどりが出来たはずなんですよ。というかそれを目指さなきゃ。

私が田舎暮らしの面白さを宣伝しているためか、その手の質問が来るんですけど、良く訊かれるのが、

みたいな二者択一を持ち出して、

 ■ これはどっちかを選ばなきゃならないんですよね?

って言うわけですよ。なんでどちらか一方しか選べないという前提になってるんですか?

田舎は不便って確かに電車(正確には汽車ね)は1時間に1本ですけど、その時間に合わせて行動すれば良いだけで、それがイヤなら車に乗れば良いんですよ。私は5年以上住んでいますけれど、不便だと感じたことはそんなにないんですよね。だっていくらでも代替手段がありますから

確かにライブとか、映画とか、興行系は田舎は少ないです。それならば、大阪や東京に行けば良いじゃないですか。大阪なんて新幹線で1時間ですから。

収入についても、これまた視野が狭い見方で田舎だから低収入なんてことは無いんですよ。そんなこと言ったら田舎に暮らす人はみんなビンボー人かって話になりますから。どうやって田舎で稼ぐかという問いを立てるべきで、最初から諦観して低収入を受け入れるという話が、「犬か狼か」と同じような愚だと思うんですよ。

そりゃ確かにサラリーマンに限定すれば、東京の方が高所得を得やすいですよ。しかし何度も書いてますけど、支出まで考慮したトータルの生活を考えると田舎の方が豊かに暮らしやすいんですよ。なんたって地価と物価が違いますから。東京の年収1000万と田舎の700万は生活水準的に同レベルだと思います。あくまでも山陽地方ならね。もっと田舎だとこれが600万とか500万になるんですよ。

人間関係もまたしかりで、これもロケーションを選べば苦痛を感じることなんて無いと思うんですよね。少なくとも私は一度も感じたことがありませんから。

二者択一の隘路にハマる人って選択肢を広げるという思考習慣に弱いんです。パッと目についたものだけが世界だと考えていて、その中から選ばなきゃならないと考えるんですね。仕事と言ったらサラリーマンしか考えられなくて、その中でどうするかを考えるようなものです。

こういう人は考え方を逆にして、まず自分がどうありたいのかを考えて、

 ● それを実現させるためにはどうしたら良いのか?

と考えるんです。解は必ずあるんですから。解が無いのではなく、解を思いつけなかった、つまり実力が無かったというだけなんですから。

その解を見つけるのだ、という気概を持った存在をヒトというのです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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