そろそろ、お中元を贈る季節。洗剤や油、お菓子などのいわゆる「消え物」なら良いのですが、趣味の合わない日用品や、すでに持っているものを頂いてしまって捨てるに捨てられない、なんて経験よくありますよね? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんないただきものを処分したい貴方に勇気を与えるお話をご紹介しています。
いただきもの
さて、本日はみんなにとって悩ましいアレのお話。
日本にしかない(んでしょうか? 知らないんですが…)お中元の手配をする季節になってきましたね!
我が家は毎年、関東の知人たちには特産品のフルーツ、ご近所さんたちには都会の洋菓子とざっくり決めています。なにより
・消え物にする(飲食品、消耗品)
のを必ず守っています。
ほら、だってさ。みなさんも経験がありませんか。大切な方からいただいた、いかにもお高そうなモノなのに
・使い勝手が悪い
・趣味が合わない
・もう持っている
……( ̄∇ ̄)。あ、全部当てはまるものがある? そりゃタイヘン…。いや、私も義母からもらったセーターが…ゴニョゴニョ。
ここで片付けの大問題が勃発します。そう
・いただきもの、どうしよう問題
です(O_O)。お中元とお歳暮のシーズンには、全国で頻発しますよね。で、この、機能性もシュミも合わない、手持ちとダブるの
・3つの合わない
モノ、これを別の言葉で言えば
・自分では、買うことはナイ
ということです。ですよね、機能面でも好みの面でも、そしてなにより必要性の面でも、お金を払う必要がないんですから。つまり、端的に言えば、あなたの人生にとって
・不要
だということです(キッパリ)。そうすると、もうコレは
・手放す
の一択なんです。え? それは出来ない? そう、それが出来れば苦労しないんだよね。…………( ・∀・)ホントにそう思います??
モノを処分するのが苦手な人は、多くの場合
・モノの要不要
と
・モノにまつわる感情
を切り離すのが、とっっっっっっっっても苦手です。今回の場合、モノの要不要とは
・使い勝手が悪く
・シュミが合わず
・他に既に持っている
んですから、紛う方なき、そう『不要』品なんですよ。ところが、ここまで分かっているのに処分できないのはそのモノにまつわる感情を、モノの
・要不要の中に読み込み過ぎ
ているからです。基本的には別の問題なんですけどね。この場合、まず重要なのが
・モノの要不要 と モノにまつわる感情
のふたつを
・分離して考えること
です。イワユルヒトツの
・あの方からいただいたのに
をモノの要不要の判断から切り離すんです。ま、こー言っちゃナンですが、あの方からでもどの方からでも、使い勝手もシュミももう持っていることも、変わりゃしませんよ。でしょ?
・いろいろ選んでくれたはず
・そのうち使うかも
・収納スペースがあるから
なんかほら、だんだん言い訳がましくなってきた! きっと本心では分かっているんですよね、それが不要品だってことが。だからこそ葛藤が生まれてしまうんでしょう。ここではまず、モノの要不要とそのモノにまつわる感情を切り離して考えましょう。
むしろ問題はその先です。私は、モノにまつわる感情をぞんざいに扱っていいなんて言いません。むしろ、モノを大切に思う気持ちは、それを贈ってくれた方を大切に思う気持ちに通じているんです。
・恩師から
・夫から妻から
・義理の親から
・長い付き合いの友達から
こういう人生上の大切な人たちから贈られたものをモノの要不要のみで判断するのは、ちょっと
・情が薄い(=_=)
とさえ感じられますよね。なので、ここではあくまでもモノの要不要とそのモノにまつわる感情を分離した上で、
・処分の仕方が大切
なんです。自分の気持ちが収まるくらい
・丁寧に手放す
んです。まずは、
・なんとか使えないか検討してみる
・欲しがりそうな人にあたってみる
・ヤフオクやメルカリに出してみる
・どうしてもどうしてもダメなら、キレイな紙に包んでお礼を言って泣いて捨てる
こんなステップを踏むべきなんじゃないでしょうか。そしてね。こうしたステップを履む度に、徐々に手放す痛みは収まっていくものです。さらに
・もうこんなキモチを味わいたくない
と思えば、その大切な方に
・お気持ちだけで
・こういうカンジが好きなの
・●●は持っているんだ
とあなたのキモチを伝える勇気が出て来るんじゃないでしょうか。その大切な方は、あなたに喜んでほしいはずで手放す苦しさを味合わせるために贈ってきたわけないですよね。それなら、あなたの欲しいものをせめて遠回しにでも伝えておけば、次回はこんな問題が起こらずにすむかもしれません。
お中元の季節のいただきもの。やりとりされるキモチを大切にしつつ、モノの要不要とは切り離して考えてみてくださいね。
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