一部の地域を除き各地で平年よりも早い梅雨明けを迎え、夏本番にさしかかろうとしています。照りつける日差しで体力を消耗し、家に帰ってから何も作りたくない…という方も多いのではないでしょうか? 今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では著者でプロの料理人・gatugatu佐藤さんが、野菜もしっかり、お腹も膨れて一品で必ず満足できる、明太子風味の「麺料理」を紹介しています。
カツオ風味であっさりの明太子太麺焼きソバ
gatugatuです。
今回は、「一品作っただけで腹イッパイで満足するめん料理」を伝授します。暑い季節になると、仕事の疲れプラス暑さで疲れが倍増しますよね。こんな時に帰宅して作る晩飯が、3品も4品も作る料理だとやる気になりません。が、一品作るだけで腹イッパイになる料理なら、「がんばって手作りしようか……」と、何とかやる気は出ると思います。
そのおすすめ料理は、「カツオ風味であっさりの明太子太麺焼きソバ」です。確実に腹イッパイになります。ソース焼きそばのようなコテコテ、こってりの味ではありません、和風であっさり味です。あなたのめん料理のレパートリーが新たに増えます。
麺を使った料理、しかもモチモチ太麺の「焼きそば」なので腹が膨れ上がります。キャベツ、人参、玉ねぎ、もやし、野菜もふんだんにぶち込んでボリュームがあり満腹感が絶大です。辛子明太子の旨味、かつお出しの素の旨味の味付けだけ、あっさりで食えます。もし、物足りないときは、塩とコショウを少し加えればいいです。
焼きそばに定番の「豚肉」は使いません。飽きました……「カニかまぼこ」を使用します。しつこい脂分が無いので、食べた後も口の中がコテコテしません。今日は、昼飯に「カツオ風味であっさりの明太子太麺焼きソバ」を作ってほしいです。
詳しい作り方説明します!
レシピ
【材料】
- 焼きそば(太麺)……300g(1P)
- キャベツ……150g
- 玉ねぎ……中1/4粉
- 人参……15g
- もやし……1/2袋
- カニかまぼこ……30g
- 辛子明太子……40g
- かつお出しの素……3g
- 塩、コショウ……少々
- サラダ油……10cc
- 刻みネギ、刻み海苔、削りカツオ……少々
1.キャベツは、3cm角に切ります。硬い芯の所は、薄く刻みます。
2.玉ねぎは、皮を剥いて繋ぎ目の部分を三角に切り取り、1/4個を4mm厚のスライスにします。
3.人参は、細い方1/3を皮を剥き、薄く輪切りにします。
4.もやし1/2は、ザルにあけ流水で洗った後、水気をよくきります。
5.焼きそば太麺は、お皿に入れレンジで(700W)1分温めます。
ザルにあけ、湯をかけてほぐします。
6.フライパンを強火で熱します。
サラダ油を入れ、人参をサッと炒め玉ねぎも加えて箸で混ぜながら炒めます。
7.人参が少し軟らかくなったら、キャベツをぶち込みます。
大さじ1杯の水(湯)を入れ、強火のままさらに炒めます(水分を加えると蒸し焼き状態になり、キャベツに早く熱が通ります)。
8.キャベツがしんなり(軟らかく)してきたら太麺を入れ、カニかまぼこも手でほぐしながら入れます。よく混ぜて、炒めます。
9.火を弱めます。
辛子明太子を1/3残して、手でつぶしながら、ばらして入れます。辛子明太子をほぐすように混ぜてさらに炒めます。
10.麺と辛子明太子がからんだら、もやしを加え、かつお出しの素、塩、コショウもふり入れます。
11.よく混ぜ、もやしが軟らかくなったら、刻みネギを加えて混ぜ、出来上がりです。
12.器に盛って、残りの辛子明太子を散らして入れます。
削りかつお、刻み海苔をのせて完成です!
休みの日の昼飯に作ってみて下さい!コテコテしたソース焼きそばではなく、カツオ出しの素と明太子の旨味だけで食べる、あっさりの”焼きそば”が食えます。
レパートリーに加えて作って下さい。
「gatugatu佐藤」こと佐藤周生さんが初のレシピ本を上梓。「家にいながら、居酒屋メニューが食べられる!」のキャッチコピーに偽りなしです!
『居酒屋めし – 最強おかずとつまみ72 –』
佐藤周生 著/ワニブックス