自分の価値や存在意義を肯定する自己肯定感が低いと、作業効率も低くなり、精神的にもマイナスの方向に向かってしまうとされています。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、自己肯定感を高めるために必要な考え方をレクチャーしています。
あなたは他人軸? それとも自分軸?
自己肯定感をアップする際にとても意識するといいことがあります。それは、何かを選択、判断する際に、「やりたい」という自分軸で選んでいるか、「やるべき」「やらなきゃいけない」で選んでいるかってことです。
「◯◯するべき(するべきでない)」とか、「◯◯するしかない」「◯◯しなきゃいけない」という理由で選択、判断している時って、それは「他人軸(他人の価値観)」なんです。「他人軸」で物事を考えている時って、罪悪感や劣等感、怒りや後悔などは増幅できても自己肯定感は上がらないものです。
僕自身、昔は何から何まで他人軸でばかり選んでました。
- みんな持っているから
- みんなやっているから
- 誰からがこうしろって言ったから
- 誰かがこうした方がいいって言ったから
こんな感じでほとんどのことを選んでいたので、「時間」「お金」「エネルギー」を相当無駄に費やしていたんですね。僕自身がそういう時期があって、すごく苦しかったからこそ「自分軸」の大切さを伝えることを仕事にしているわけです。
例えばあなたが、
- せっかく買ったのに読んでいない本
- せっかく買ったのに聞いていないCD
- せっかく買ったのに着ていない服
- せっかく買ったのに満足していない車
こうしたものに囲まれているなら、きっと「他人軸」で選択しているからでしょう。いわゆる「断捨離」って自分の周りにある「他人軸のもの」を手放すってことが本質です。特に、
- 時間の使い方
- お金の使い方
- エネルギーの使い方
について自分軸で使えるようになると自己肯定感が自然にアップするし、大げさじゃなく世界が一変します^_^。
自分の選択や判断は「他人軸か自分軸か?」。これは真剣に意識するといいと思いますよ~。
他人の言葉や表情、行動に敏感に反応してしまう人
自己肯定感が低い時って、他人の言葉や表情に何かと過度に敏感に反応します。この敏感に反応してしまう自分にすごい嫌悪感を感じていたり苦しくなる人って多いのですが、これって見方を変えれば
- 相手に配慮できる
- 相手の気持ちを考える
- 場や空気を読む
といった、人間関係を円滑にするために必要な力でもあるんですよね。なので、何かと過度に、敏感に受け取っちゃう人はそれをマイナスではなくてプラスにどう活かすかを考えた方がいいと思ってます。
特に周りに配慮しすぎていつも自分を押し殺している人は、
「嫌なものは嫌と言ってもいい」
「相手の頼みごとを断ってもいい」
「自分がやりたいものはやってもいい」
ということに対して強い「無自覚の禁止令」がかかっているようで…。なので、自分に許可を出すといいんです。具体的には
- 嫌なものは嫌と言ってもいい
- 相手の頼みごとを断ってもいい
- 自分がやりたいものはやってもいい
- 私は私、あなたはあなた
- 私は期待に応えなくてもいい
- 私はこれ以上、人の顔色を伺うために頑張らなくてもいい
ってな感じて鏡に向かって毎日50回、そうですね~最低でも30日以上は続けてみる。時間にして5分程度もあれば十分です。これを毎日、毎日、地道に続けるだけで相当、無自覚な禁止令を緩めることができます。
禁止令が緩められると自己主張が少しずつできるようになるので自然に自己肯定感もアップします。自己主張できるようになると周囲との軋轢が生まれたりしますが、そこが踏ん張りどころ!
ここで踏ん張れると「自分軸」で生きられるようになっていくんですよ。
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