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映画野郎による2018年公開の映画「年間ベストテン」一挙発表!

メルマガ『映画野郎【無料メルマガ版】』を運営する男性向け映画情報メディア「映画野郎」が、毎年恒例今回で12回目となる年間ベストテンを発表しました。果たしてどんな作品が上位に入っているのでしょうか!?

【2018年度 映画野郎ベストテン発表!!】

1位:カメラを止めるな! 86点

票が割れた中、1位に輝いたのは、2018年最大のサプライズヒット作と言っていい、ホラーコメディ『カメラを止めるな!』!低予算ながら驚きのアイデアと凝った展開で多数の選者に衝撃と感動と笑いを与えました。邦画の1位は2016年の『シン・ゴジラ』以来。

2位:スリー・ビルボード 85点

そしてわずか1点差で惜しくも2位となったのが『スリー・ビルボード』。米国の片田舎が舞台の地味なドラマ映画ながら、野郎目線でズシリと響く見どころの多い内容で、多数の票を集めました。

3位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~ 67点

韓国映画で唯一ベスト10入りしたのが『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』。1980年の光州事件時の衝撃の実話をベースにしながら、娯楽性も高く3位と大健闘!

4位:シェイプ・オブ・ウォーター【R15+】 64点

半魚人を描くモンスター映画ながらオスカーを受賞し話題となった『シェイプ・オブ・ウォーター』がしっかりと4位に。

5位:孤狼の血【R15+】 49点

そして東映が放った、R15+な渾身作『孤狼の血』が堂々のベスト5入り!『仁義なき戦い』など往年の東映人気作を彷彿とさせる暴力団抗争と警察の腐敗を描く男くさい内容で、これを男向け媒体の映画野郎が評価しなくてどうする!

6位:ボヘミアン・ラプソディ 47点

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7位:レディ・プレイヤー1 41点

8位:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 38点

9位:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 33点

10位:search/サーチ 30点

■総評:

6位につけたのは2019年も引き続き大ヒット公開中、エモーショナルなクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』。

そして2018年、2本の監督作が公開されたスティーブン・スピルバーグ作品が、なんと2作同時にベストテン入り!7位の『レディ・プレイヤー1』はVR世界を描いたファンタスティックな娯楽作で、9位の『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』はメッセージ性の強い社会派作。テイストは異なる2作ですが、高いクオリティでスピルバーグ監督の健在ぶりを見せつけられました。

スピルバーグ作の間の8位に割って入ったのが、マーベル・コミック原作の人気アクションシリーズの新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。結末に賛否がありながらもインパクトある内容を評価する人が多く、堂々のベストテン入り。

2018年後半に現れたサスペンス・スリラー映画『search/サーチ』は、なんと全編PC画面で展開するという斬新な設定ながら、高い緊迫度と想像を超える展開で衝撃を与え、見事10位に滑り込み!

集計方法について:ランキングは、2018年1月〜12月末までに日本で劇場公開された作品から選出。映画野郎スタッフと映画野郎を応援する友情出演者による選者27名のランキングを1位=10点…10位=1点として換算集計しました。(友情出演でベスト5の方は1位=5点…5位=1点に。)]

以下、映画野郎レビュアー・コラム担当者ごとのアンケート回答もご紹介します!

KANTOの2018年ベスト10

1位:カメラを止めるな!
2位:アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル
3位:ザ・キング
4位:狐狼の血
5位:ミッション:インポッシブル/フォールアウト
6位:シェイプ・オブ・ウォーター
7位:search/サーチ
8位:レディ・プレイヤー1
9位:クワイエット・プレイス
10位:犯罪都市

■総評:

今年は58本を鑑賞。いくつか見逃した作品はあるが、概ね網羅出来たと思う。その中でのベスト1は、低予算映画ならではのアイデア勝負で観客を惹きつけた『カメラを止めるな!』。映画館内全てがカオスな笑いに包まれる現象なぞ何十年ぶりか。37分のワンカットシーンをやりきった、キャストの清々しい多幸感がストレートに伝わり、いつまでも鮮度が落ちない魅惑的な作品だ。

2位〜4位、6位、10位はキャラクターのエグ味がじわじわとストーリーに染み込んだ傑作。愛すべき「クズ達」が存分に暴れる姿は特筆すべき。55歳にして危険なアクションをやりきったトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、 PC画面の中だけでスリリングな映画を成立させた『search/サーチ』、異様な静寂と緊張感を観客に仕掛けた『クワイエット・プレイス』。どれも、『カメラを止めるな!』に共通するチャレンジ精神に溢れた秀作。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』等のハリウッド超大作の続編がことごとく期待外れだったのは残念だが、アイデア次第で映画はまだまだ広がることを実感した1年だった。

◇KANTO (映画野郎専属ライター)
CGまみれじゃない「映画ならではのホンモノ」に魅了されて40数年。評価の基準は、『ジョーズ』『エクソシスト』『犬神家の一族』と一貫して変わらず。パンチのあるエグい映画だけを、これからも伝えていきます。

じょ~い小川の2018年ベスト10

1位:悪女/AKUJO
2位:search/サーチ
3位:スリー・ビルボード
4位:孤狼の血
5位:デトロイト
6位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
7位:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル
8位:15時17分、パリ行き
9位:BPM ビート・パー・ミニット
10位:素敵なダイナマイトスキャンダル

■総評:

今年は極端なぐらい上半期までの作品に良い作品が集中した。もしくは、良さそうな作品が来年の公開に流れた、とみていい。
こうした中で二つ特徴がある。

一つは邦画の良作が増えたことにある。ベストテン内だけでも『孤狼の血』と『素敵なダイナマイトスキャンダル』、今回は記さなかったが30位以内なら『愛しのアイリーン』、『万引き家族』、『焼肉ドラゴン』、『レオン』、『妻よ薔薇のように/家族はつらいよIII』、『今夜、ロマンス劇場で』、『Vision』、『終わった人』など見応えがある作品が多かった。

もう一つは韓国映画の好調さにもある。1位の『悪女』や10位の『タクシー運転手』他、『犯罪都市』と『名もなき野良犬の輪舞』、『1987、ある戦いの真実』も非常に見応えがあった。

『レディ・プレイヤー1』や『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』とスピルバーグ健在の2本も出来ればベストテンに入れたかったが、血と不穏と暴力が足りないので入れなかった。

2019年も血と暴力と不穏と不幸、陰鬱、絶望を求む!

◇じょ~い小川 (映画野郎副編集長/フリーライター)
facebookプロフィール⇒https://www.facebook.com/joeyogawa/info

要ゆうじの2018年ベスト10

1位:劇場版 マジンガーZ / INFINITY
2位:カメラを止めるな!
3位:愛しのアイリーン
4位:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
5位:ダウンサイズ
6位:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲
7位:羊の木
8位:今夜、ロマンス劇場で
9位:アントマン&ワスプ
10位:デッドプール2

■総評:

10位は『デッドプール2』。前作以上に悪フザケが全開。自由過ぎる。ライアン・レイノルズ主演の『グリーンランタン』が大コケしたことをイジるギャグなんかヒドくて最高!

9位は『アントマン&ワスプ』。ポール・ラッド主演『アントマン』の続編。前作のヒロインが相棒ワスプとなって、“バディもの”コメディとしてグレードアップ!本作から初代ワスプ役でミシェル・ファイファーが参戦したのもナイスキャスティング!

8位は『今夜、ロマンス劇場で』。綾瀬はるかは“通常ならざるヒロイン”が本当に上手い。本作と「義母と娘のブルース」で、今年は綾瀬はるかの当たり年だったと思う。

7位は『羊の木』。「がきデカ」の山上たつひこが当初は江口寿史に作画を依頼したものの、結局はいがらしみきおの作画で完成した“いわくつきの作品”。劇場版は少し原作と設定を変えているものの、この世界観はいがらしみきお版が正解だった。

6位は『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』。ギャグも動きも、ローワン・アトキンソン健在!引退した諜報部員が現役復帰という設定も、今のローワンと重なってる感じ。ヒロインが毎回変わるのも、007のパロディとして筋が通っている。

5位は『ダウンサイズ』。50代後半以上の特撮ファンは「これって『ウルトラQ』の「1/8計画」だよね」と思ったはず。あのコンセプトをハリウッドSFで観られるとは。

4位は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。ここのところ続いているスター・ウォーズ新作ラッシュの中ではかなりの秀作。初期作品(エピソード4~6)のファンが観たいスピンオフに仕上げているのがイイ。

3位は『愛しのアイリーン』。今年の映画で一番、カップルで観ることをオススメしないラブストーリー。怪優・安田顕のさらなる新境地だった。

2位は『カメラを止めるな!』。最初に観た時の感想は、「これは裏側のストーリーを伏せた『ラヂオの時間』だな」。竹原芳子(現:どんぐり)の怪演が一番の収穫だったかも。そしてもちろん、一番の功績は、インディーズで頑張っている映像作家や俳優に夢を与えたことだろう。

1位は『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』。子供の頃に熱中していた作品って、大人になってみると当時ほどの熱がなくなってしまうものだけど、これは「オリジナル(昭和版)を進化させることに成功した続編」だった。前作の10年後という時代設定もちょうどいいし、オリジナル版の声優(石丸博也、松島みのり)がカメオ出演しているのも嬉しい。

◇要ゆうじ (脚本家/コメディ・ライター)

「映画野郎」にて、「要ゆうじの『コメディ千本ノック』」コラム連載中!
facebookプロフィール⇒https://www.facebook.com/yuji.kaname/about

MUNEの2018年ベスト10

1位:女は二度決断する
2位:母という名の女
3位:へレディタリー/継承
4位:暁に祈れ
5位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
6位:犯罪都市  
7位:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
8位:ラブレス  
9位:世界で一番ゴッホを描いた男
10位:フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法

■総評:

今年は「をテーマとする作品を多く観た。上位2作は内容の重さを吹き飛ばすようなサプライズがあり見終わった後もしばらく余韻が残った。上記の他にも「レディ・バード」や「追想」など良作揃い。ホラー映画に関してはそれなりに話題になった作品もあったけど、ピンとくるものが無く、悲しい思いをしてたら年末にドーン!と 「ヘレディタリー/継承」という歴史的傑作が誕生。一気にトップ3に食い込みました。 それから相変わらず韓国映画の素晴らしさが目立ちました。来年も期待しちゃっていいですよね?

◇コアチョコMUNE (ハードコアチョコレート代表/デザイナー)
アパレルブランド・ハードコアチョコレートは、映画・プロレス・漫画・アニメ・お笑い・AVなどあらゆる題材をパンキッシュにデザインするオンリーワン・ブランド。夜は東中野BARバレンタインのマスターも務める若干働き過ぎの45歳。 
※ハードコアチョコレートHP⇒http://core-choco.com/ 
※東中野「BARバレンタイン」のHP⇒http://bar-valentine.jugem.jp/

《TAKA SHUUの2018年ベスト10》

1位:スリー・ビルボード
2位:ウインド・リバー
3位:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
4位:リメンバー・ミー
5位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
6位:15時17分、パリ行き
7位:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
8位:シェイプ・オブ・ウォーター
9位:デトロイト
10位:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

■総評:

今年の映画における個人的なテーマは「受け継ぎ、受け継がれる」事。
ベスト10で挙げたこれらの作品に全て言えることであり、この混乱した時代に何が正しいか何が悪いか関係なく「伝えることの大切さを教えてくれた。

特に、1位の「スリー・ビルボード」はそのテーマ性を引き延ばしつつ、俳優陣の「背負ってしまった十字架」の演技が光る新世代アメリカの新たな神話であった。

その他にも現代アメリカが見る視点の多さに改めて驚きを覚えた。「シェイプ・オブ・ウォーター」もデルトロ監督の過去のモンスター映画から学び、引き継いだものを新たに再解釈し、「ペンタゴン・ペーパーズ」における今こそ、アメリカが過去から学び直さなければならないこと、「ウインド・リバー」、「デトロイト」における未だアメリカに残る負の歴史、引き継いでしまった暗黒面などを深く考えさせられた。

そんな中でも、「リメンバー・ミー」が教えてくれる家族として受け継ぐ大切な魂、「タクシー運転手」における残酷な過去に対しての希望の光を映画の力で見せてくれた。

アメリカだけでは無く、世界で過去に向き合い、そこから次の世代に引き継ごうとしている。このベスト10は「希望の光」として捉えたい。まだ次の世代に引き継ぐバトンはあるはずなのだ。

◇TAKA SHUU  (映画野郎レビュアー)
facebookプロフィール⇒https://www.facebook.com/takada.shuuhei/about

荒島晃弘の2018年ベスト10

1位:ぼくの名前はズッキーニ
2位:判決、ふたつの希望
3位:教誨師
4位:ワンダーストラック
5位:劇場版 若おかみは小学生!
6位:タクシー運転手 約束は海を越えて
7位:苦い銭
8位:犬ヶ島
9位:華氏119
10位:万引き家族

■総評:

2018年は、大変忙しく、また、一本一本の印象がゴッチャになるということで、ハシゴ映画を極力避けた結果、見られた作品数が減り、外画、邦画合わせて65本

その中から、一昨年に引き続き、シリーズの続編やスピンオフ、過去に映画化された題材のリメイク、リブート作品、旧作の別バージョンは、関連作品を忘れての評価が出来ない筆者の不器用さ故に、外させていただいた。

するとあろうことか、映画体験的にベストテン級の作品が二本も外れるという、本末転倒な現象が起きてしまったが、まあ仕方が無い。作品名はあえて書かない。

こうして見ると、いわゆるメジャー配給会社さんの作品が、極端に少ないことに驚かされるが、それは狙ったことではない。

例によって、筆者が2018年に映画館で見た全作品(旧作やリピート作品も含む)へのひと口コメントは、Twitterのハッシュタグ『#2018映画印象記』で検索していただくと、すべて読むことが出来る。

◇荒島晃弘 (映写技師/著述家)
物書きだったり、素人映画も撮っていたりするシネマヴェーラ渋谷の映写の一角。著書に『映画館のまわし者』(近代映画社刊)、雑誌月刊『江戸楽』(毎月20日頃発行)にて映画紹介を連載中。
※2011年まで「映画野郎」にて、コラム「映画館のまわしもの」を長期連載!

澤宗紀の2017年ベスト10

1位:犯罪都市
2位:暁に祈れ
3位:スリー・ビルボード
4位:ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
5位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
6位:孤狼の血
7位:ビューティフル・デイ
8位:ランペイジ 巨獣大乱闘
9位:イコライザー2
10位:ボヘミアン・ラプソディ

■総評:

2017年の『新感染』からハマったマ・ドンソクの余韻を引きずったベスト1。作品の魅力の大部分が彼のギラついたおじさんキャラであるものの、ストーリーや他の出演者もこれでもかとリアルでアレな風貌な面々など、どこを突いても文句なし。リアルな風貌といえば2位の 『暁に祈れ』も全身刺青だらけの犯罪者達にまみれた獄中生活を疑似体験できる最高の一品。実際に捕まった事ある本物な人達が タイ語で何を言ってるのかわからないのがより恐怖。

この二作品をボクシングのパンチで例えると、『犯罪都市』が ジャブもストレートもコンビネーションも、バシバシ入り面白さにKOされるのに対し、『暁に祈れ』は終始ボディに そこそこ重いパンチを入れ続けられ、ダメージの蓄積でKOという感じ。5位の『ビューティフル・デイ』も正に「終始ボディにパンチ 」作品。全てを見せない演出と心を掻き乱す音楽がどの作品よりも印象的。

6位邦画の『孤狼の血』が今のコンプライアンスに包囲された 作品作りが色々難しい状況の中、一流の役者達が顔の脂を滾らせ「攻めてる」ところが見られる嬉しい作品。『イコライザー2』は期待値が上がり過ぎてちょっと残念。動物達が巨大化する『ランペイジ』の何も考えずに楽しめるスマッシュ・パンチな作品が映画の醍醐味という事を再確認。

自分のここ最近の映画の好みがズシンズシンとボディに蓄積するような内容のものが多いことを改めて気づかされた2018年でした。

◇澤宗紀 (元プロレスラー、時々ランジェリー武藤、映画野郎レビュアー)
・澤宗紀facebook⇒https://www.facebook.com/danch.zuma/
・澤宗紀ブログ『やりすぎくらいがちょうどイイ!』⇒http://ameblo.jp/bribriboo/
※2012年まで「澤宗紀の『直撃! やりすぎ映画館』」コラムを連載!

冷蔵庫マンの2018年ベスト10

1位:愛しのアイリーン
2位:スリー・ビルボード
3位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
4位:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
5位:バトル・オブ・ザ・セクシーズ
6位:ビューティフル・デイ
7位:へレディタリー/継承
8位:暁に祈れ
9位:ボヘミアン・ラプソディ
10位:ちはやふるー結びー

■総評:

10位の『ちはやふるー結びー』は結果的に3部作になったこの作品は高校生ムービーとしては平成の傑作。9位『ボヘミアン・ラプソディ』は期待を遥かに飛び越えるライブ感とドラマの面白さで満足した1本。8位『暁に祈れ』は本物の生き地獄がすごかった!

7位『ヘレディタリー』はセンスがキレッキレでそのキレッキレがめちゃくちゃ怖かった。6位『ビューティフル・デイ』は琴線に触れたのか入り込んでしまい、全く期待してなかった5位『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の繊細で丁寧な時代感に唸り感動しました。

『ジュマンジ』は頭空っぽにして楽しんで4位に。ドゥエイン・ジョンソンは3本公開されましたが、頭空っぽムービーとしてどれも面白かった。そして3位の『タクシー運転手』、ソン・ガンホは間違いないですね。

2位と1位はほぼ同率です。どちらも片田舎の小さな事件なんですが、観終わった後、とてつもないものを貰った気がします。

2018年は115本と本数は少なく、見逃した作品も多かったですが、素晴らしい作品が多かった1年でした。

◇冷蔵庫マン(ワハハ本舗所属の芸人、俳優、映画野郎レビュアー)
プロフィール(アメーバブログ)⇒http://profile.ameba.jp/reizoukoman/ 
冷蔵庫マン公式Twitter⇒https://twitter.com/hiehie8

原口一也の2018年ベスト10

1位:カメラを止めるな!
2位:犯罪都市
3位:ブリムストーン【R15+】
4位:悪女/AKUJO【R15+】
5位:ミスミソウ【R15+】
6位:デッドプール2【R15+】
7位:スリー・ビルボード
8位:search/サーチ
9位:ミッション:インポッシブル/フォールアウト
10位:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲

■総評:

ここ数年、敢えて「R15+」以上の描写の作品で縛ったランキングにしていましたが、好きな作品がちゃんとランキングに反映された方がいいという反省もあり今回は縛りなく全方向から選ぶ形にしました。

選んだ作品については、メルマガの編集後記などでも割とオススメ作品として、熱く語ってきた作品をしっかり入れてきたつもり。

1位『カメ止め』は結果的に夏頃からムーブメントになったけど、世間的にほとんど誰も知らなかったロードショー公開1週目の6月26日に自分は新宿K’s cinemaで見ている。その時の、「この傑作、みんなに見てもらいたい!」という熱い思いを忘れてはいけないと思い、やっぱり1位。初期にこの作品を見た人はみんな同様に思ったと思う。後から評判をきいて後追いで見て、「そうでもないじゃん」的にクサす奴は遅いよ!

2位『犯罪都市』は例年好調な韓国映画の中でも18年最高の痛快作。3位『ブリムストーン』&4位『悪女/AKUJO』&5位『ミスミソウ』は他挙げている人あまりいないけど、どれも絶望感たっぷりな「女はつらいよ」映画で、R15+描写も強烈で面白かったので、「絶望映画」の18年の代表的に並べてみました。これ以外にも、18年は絶望映画が豊作だったと思います!

6位『デッドプール2』はアメコミ映画らしからぬR15+ギャグが最高。7位『スリー・ビルボード』は予想をことごとく覆す脚本の捻り具合に関心かつ感動。

そして8位『search/サーチ』は18年最高のサスペンス。9位『~フォールアウト』は18年最高のアクション。10位『~アナログの逆襲』は18年最高のコメディらしいコメディ。ということで下位はジャンル映画らしい作品を並べたかった。

他にも『検察側の罪人』、『万引き家族』、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『タクシー運転手~』、『キングスマン:ゴールデン・サークル』あたりも好きだったんだけども惜しくも漏れてしまった。2019年も野郎目線で面白い作品の劇場公開を期待しています!! 

◇原口一也 (映画野郎編集長/フリーライター)
暴力と絶望とギャグが入っている映画が大好き。昨年から映画野郎にてじょ~い小川とコンビで「素晴らしき絶望映画の世界」という連載を不定期に始めました。2019年もよろしくお願い致します。
facebookプロフィール⇒https://www.facebook.com/kazuya.haraguchi/about

以下、友情出演者によるアンケート回答をご紹介します(到着順)。

照テル子の2018年ベスト10

1位:ボヘミアン・ラプソディ
2位:ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
3位:search/サーチ
4位:恋は雨上がりのように
5位:キングスマン:ゴールデン・サークル
6位:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 
7位:カメラを止めるな!
8位:デッドプール2
9位:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
10位:ウインド・リバー

■総評:

1位→Queenとボーカルのフレディの伝記映画です。Queen結成の流れやフレディの孤独と愛に気持ちが揺すぶられ、内容が濃く、実にシンプルに感情に訴えてくる映画でした。曲もほとんど聴いた事のある曲で、改めてQueenのパフォーマンス力に感服。ラストのライブエイドは圧巻で涙が止まりません。

2位→奥さんに家族、秘書や市民がいろんな戦い方で戦争に立ち向かっていました。特にチャーチルと市民の交流には涙なしには見れなかったし、演説も胸に響いてまた号泣です。チャーチルの信念のある孤独な戦いをしっかり見届ける事が出来ました。素晴らしい映画でした。

3位→娘が突然失踪。父親はネットで娘の友人関係を探り居所を必死で探す。とにかくネットの使い方、撮影の仕方が完全にアイデア勝ち。こんなサスペンス映画観たことない!本当に面白かった!娘が中々見つからず焦る父親の追い込まれ方も緊迫感が出て手に汗握りました。家族映画としてもホロリと出来ます。

4位→神がかってたキャスティングに驚きでした。原作から抜き出たよう! 店長視点で観るかあきら視点で観るかで映画の見方が変わる気がします。現実的な部分をグサリと刺してくるので夢のような恋愛映画とは一味違うところも◎。言葉が生きてました。ラストのあきらの涙の意味は人によって解釈が違うかも。

5位→とにかく最高のエンタメ映画です。音楽の使い方アクションの盛り込み方グロテスクさ、マシューボーンの独特の世界観が存分に発揮されていてとても感動しました。ただやはり続編なだけあり、前作を鑑賞していないと置いていかれる感はあります。一作目から鑑賞をお勧めします。

6位→とても面白くすごく笑えます! 多数のキャラクターがいるにも関わらず、それぞれの得意なものや弱点設定もしっかり練られていて分かりやすいのが良かったです。笑いだけではなく友情、青春ものでもあります。前半、気持ちがバラバラなメンバーが最後には全員で団結して冒険していく様は感動です!

7位→頭からの映像が、個人的にカメラワークのせいですごく酔いそうになって辛くなっていましたが、それが終わるとすべての違和感という違和感をすべて回収。こんなにすっきりして笑える映画があるのでしょうか。実に見事な作品でした! ポン!!

8位→最高!圧巻!お決まりの下品なブラックジョークが炸裂し、馴染みのキャラもグレードアップしながら新キャラもグイグイ物語に引き込んで楽しませてくれました!X-MENネタや映画ネタも盛り沢山。とにかく笑いが絶えず、時には涙もするような楽しい映画でした。何度でも観たい。

9位→頭5分で衝撃を受ける。それからずっと衝撃受けっぱなし。息が止まるほどの衝撃。marvel映画大好きな人なら、まず間違いなく観終わった後しばらく放心して動けません。今まで観続けてきた結果がこれなのかと!心構えしていかないと心が崩壊します。主役はサノスです。

10位→内容はネイティブアメリカンのレイプや殺人など実話に基づく話でしたが、役者や監督が本を理解してるのか映像が素晴らしく、何を考えているのか、どうして行動しているのかがしっかり伝わって来ました。役者の読解力と表現力があればどんな映画も理解出来るかもしれない!と思えた良き映画でした。

◇照テル子(テル・テルコ) (元吹替声優、元舞台役者、常に映画館にいたい主婦、映画観ると幸せになれる人)
声優になる為上京し、映画の吹替等や舞台を経験。結婚と病気を機に事務所を退所し、趣味の映画を楽しみながら主婦活動に勤しむ。Teruko teruでインスタ中。たまに声優復帰もしたりする。
【告知・宣伝】[映画吹替]Blu-ray『メル・ギブソン ハムレット』(ガートルード役)、『ダラス・バイヤーズクラブ』(フラヅィン役)、『ボビーとゴーストハンター,そして謎の幽霊船』(ベルナデッド)等

大山孝彦の2018年ベスト10

1位:シェイプ・オブ・ウォーター
2位:スリー・ビルボード
3位:悪女/AKUJO
4位:パンク侍、斬られて候
5位:1987、ある闘いの真実
6位:ボヘミアン・ラプソディ
7位:孤狼の血
8位:恋愛依存症の女
9位:カメラを止めるな!
10位:志乃ちゃんは自分の名前が言えない

■総評:

東京のシネマdeりんりんという映画サークルで出会った原口氏、小川氏にベストテンに参加しませんか? って誘われ、お二方には感謝申し上げます。

かなりの田舎者であるゆえに、皆さんよりは映画を観ていないかと思います。映画は映画館で。ってのがモットーなので(DVDで映画観ても年に1本くらい)ありきたりの映画ばかりですみません。

今年の映画を漢字一字で表すと「狂」だと思います。

「シェイプ・オブ・ウォーター」の監督の映画狂と映画愛の素敵なコラボレーション。「スリー・ビルボード」のあまりに正常に見える狂った日常。「悪女」の殺しぶり、殺し過ぎ、狂ったカーアクション。「パンク侍、斬られて候」は最初に原作者を斬る所から終わりまでずーっと狂いっぱなし!往年の石井監督復活??

と、狂った映画を並べてみました。ただ、そんな狂気を求めて私たちは映画館に足を運んでいることも忘れてはいけないと思います。
「カメラを止めるな!」は日本中が狂った話題というか現象でした。

「アイ・トーニャ」「バーフバリ・王の凱旋」「レディ・プレイヤー1」「ガチ星」「止められるか、俺たちを」あたりが選に漏れました。

たぶん来年公開の映画でおすすめ映画を1本紹介します。片嶋一貴監督作品「M 村西とおる 狂熱の日々」、村西とおる氏の映画造りの熱さが直に伝わるドキュメンタリーです。

◇大山孝彦 (青森市内の公務員)
1965年生まれ、青森市在住。「あおもり映画祭」(2010年終了)でスタッフを20年続ける。現在は大館市の御成座という映画館を年に1、2回貸切にして、映画祭や自主興業をスタッフ1人でやってます。映画祭運営にはちょっとうるさい(笑)名刺の肩書は「只の映画好き!」

岩田康平の2018年ベスト10

1位:ブリグズビー・ベア
2位:止められるか、俺たちを
3位:レディ・プレイヤー1
4位:ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
5位:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
6位:スリー・ビルボード
7位:ウインド・リバー
8位:孤狼の血
9位: アンダー・ザ・シルバーレイク
10位:祈りの幕が下りる時

■総評:

総鑑賞数130本。「好き」を中心に選びました。

1位:自分が恥ずかしくなった。自分の好きなものを愛おしいと思いつづけるジェームズに。何かに熱中するということが私の中にもあったはずなのに、色んな刺激を受け右往左往しているうちに28歳を迎え、「好き」という感覚が麻痺してしまい。だからこそ、本作のジェームズが抑圧された環境の中で同じTV(誘拐した父が作った教育番組の「ブリグズビー・ベア」)を見つづけ、それを「好き」になり、「好き」をしゃぶりつくしたからこそたどり着いた境地。

「好き」は掘り下げていくものと今年とある映画ライターさんに言われたけど、まさにジェームズのことだなと。憧れの人・ジェームズとして、僕の生きる指標になるような感じがした。世に言う「落ち込んだりした時に元気にしてくれる映画」のような言い方はあまり好きではないけれど、僕にとって「落ち込んだりした時に、自分の膿を出してくれる心を綺麗にしてくれるデトックス映画」としてこれからも観続けると思う。

2位:「他人の評価なんてどうでもいい」というのが『ブリグズビー・ベア』だとしたら、「認められたい人から認められたいのに」映画。フィクションを作る苦しさを地獄の部分まで描く、なんだか汗臭く、一方でこれが僕にとっての青春映画だなとも思う。

もちろん前半の若松孝二コメディ劇場も面白かったが、中盤、めぐみが助監督から監督になるため、脚本を書き、見よう見まねで演出をし、そして、偉大な師匠に見てもらうという場面。『ブリグズビー・ベア』のラストのリアルを描くような雰囲気。そのあとの展開も「女性監督」というテーマも入ってきてもちろん理解できたとはいえないが、これもまた青春なんだと思う。

3位:何も考えず面白かったし、ワクワク感もあったし、個人的に地獄のようにつらいゴールデンウィーク中に仕事をした中で、新しい自分になれるみたいな世界の話を観させられたら、そりゃ泣くだろ。現実にしか学べないことも多いけど、現実逃避によっても学ぶことは多いと思うから、結末云々は言いたいことはあるけど、まあ楽しかった。

4位:『8年越しの花嫁』が描かなかった、結婚とは「自分への理解と妥協」という個人的にビンビンテーマが伝わってきた。あと、ゾーイ・カザン久しぶりに見たけど可愛かったな……

5位:歴史的な史実をここまで感動系のエンタメ作品とする韓国映画界の凄さと、ソン・ガンホを突き動かすオニギリの伏線というか熱いベタさ。二枚目路線から還ってきた感がある、俺のガンホ映画だったが、笑うし、泣くし、ムーっとするし、かわいいしと、なんだかアイドル路線にむかってるのかな……

6位:「業の肯定」話というか、人が人を許すというか。「怒りが怒りを来す」とギャルが言っていたがじゃあその許しをどう見つけ出すのか。答えのない問いで、だからこそ全員そこにいる生きた人間を描けているし、物語をまとめる脚本の妙。凄い!

7位:これも「怒りが怒りを来す」系で、それぞれの業、救いようのない過ちをどう向き合うのかを描いている。こちらの方が西部劇のような一種のエンタメ性、カタルシスを生む瞬間がわかりやすくある。

8位:松坂桃李の振り回されっぷりと、役所広司の「ヤバい」感じ。銀座シネパトスで観たよくわからないヤバさを、シネコンで観る快感というか、観てはいけないものを観てしまった感。ヤクザものを「売れる」方向性に持ってきた東映さんの底力も感じる。

9位:物語の中心はよくわからないけど、あの陰謀論というワクワク感。映画偏差値高いような高くないような感じも、個人的なボンクラ心にはドンプシャ。あとパンフレットに関して、物語を六日に分けてまとめられたキーワード集は映画の補完にうってつけでした。今年no.1パンフ。

10位:現代版『砂の器』。原発ジプシーというテーマをエンタメ映画としてヒットさせる東宝さんの凄さと熱量を感じた。

◇岩田康平 (某映画会社社員)
1990年生まれ。映画学校で脚本を学び、卒業後は映画会社に就職。パンフレットの営業仕事を経て、現在編集を手掛ける。11月「映画パンフは宇宙だ!」にスタッフとして参加。落合博満と映画に関する仕事をするのが今の夢。

大泉りかの2018年ベスト10

1位:レディ・バード
2位:世界で一番ゴッホを描いた男
3位:母という名の女
4位:女と男の観覧車
5位:フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
6位:万引き家族
7位:女は二度決断する
8位:シェイプ・オブ・ウォーター
9位:スリー・ビルボード
10位:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

■総評:

毎年マイランキング上位には、女の性(さが)や、女ならではの困難を描いた作品がランクインしがちですが、今回も1位は、田舎町の住む自意識高めの少女が、自立の第一歩を踏み出す『レディ・バード』、そして3位は女の支配欲をえげつなく描いた『母という名の女』でした。しかし2位は珍しく、男性が主人公の、しかもドキュメンタリー『世界で一番ゴッホを描いた男』でした。「芸術家とは」「職人とは」「本物の芸術とは」とたくさんの問いを与えてくれる上に、中国深センのド酷い街の様子も、一見の価値があります。

4位はウディ・アレン監督作品『女と男の観覧車』。ウディ・アレンは女性蔑視が酷すぎて苦手なんですが、若い男に入れあげて嫉妬で狂い壊れていく不倫妻の物語は、胸糞悪いながらも、ものすごく面白かったです(でもやっぱりウディ・アレンは嫌い)。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『万引き家族』はそれぞれ主演女優がものすごく素晴らしく、テーマも今の世の中に必要とされているものだと思います。

韓国映画が一本も入らなかったことに、自分でもちょっと驚きですが、来年も引き続き、いろんな映画を観ていきたいと思います。

◇大泉りか (作家、コラムニスト)
ライトノベルと官能小説、セックスと女の生き方を扱ったコラムを手掛けてます。趣味は飲酒と世界のエロスポめぐり。犬飼い。2017年1月生まれの息子がいます。
【告知・宣伝】 ツイッターやってます @ame_rika

白石映子の2018年ベスト10

1位:ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
2位:レディ・プレイヤー1
3位:シェイプ・オブ・ウォーター
4位:ボヘミアン・ラプソディ
5位:僕の帰る場所
6位:万引き家族
7位:母さんがどんなに僕を嫌いでも
8位:犬猿
9位:search/サーチ
10位:カメラを止めるな!

■総評:

選び終えたらスピルバーグ監督のが2本並んでいました!1位/ぶ厚い文書、活字を組んだ新聞の時代に、こんな気骨のある記者たちがいました。今の日本の政治と報道は?と振り返って気落ち。とにかく選挙権を行使しようよ。2位/80年代が懐かしく、キャラ満載のゲームも楽しい。3位/ロマンチックな異種婚姻譚。4位/バンド映画としてぐっときました。クイーンに特に思い入れがないので、事実と違っててもOK。9、10位はアイディアとストーリー!

邦画5本は全て家族の話になりました。移民、虐待、いじめ、家族のあつれき……。アニメは『シュガー・ラッシュ オンライン』おすすめ。

2018年の鑑賞本数は約400本でした(見逃したのを埋め合わせたDVD除く)。来年も心震える映画に出会えますように。

◇白石映子 (シネマジャーナルスタッフ)
・シネマジャーナルHP⇒http://www.cinemajournal.net/

どのレビュアーも、大量の視聴本数にまず驚かされます!そしてコメントからは、映画への熱い熱い愛情が伝わってきます。興味を持った作品があればぜひ週末にチェックしてみてください。なお、このベストテンアンケートの続きはメールマガジン内で発表されます。

image by: こんせ [CC BY-SA 4.0], from Wikimedia Commons

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