煮て良し、炒め物にしても良し、焼いて醤油をたらしても良し…。自然の滋味にあふれ旨み成分たっぷりの椎茸は、同時に健康を扶ける「栄養の宝庫」でもあります。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、高血圧や動脈硬化の予防など効能満点な椎茸の栄養と、普段はあまり食べない石づきのおいしい調理法を紹介しています。
椎茸の栄養って
1.血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧を予防
椎茸にはエリタデニンという成分が含まれていて、エリタデニンは血中のコレステロール量を低下させる作用があり、動脈硬化の予防が期待されるのだそう。
なんとこのエリタデニンは、キノコの中でも現在マッシュルームと椎茸にしか含まれていないことが分かっており、マッシュルームにはごく微量しかない為、椎茸特有の成分といっても過言ではないらしいです。
2.骨を丈夫にし、骨粗しょう症予防
日光に当たるとビタミンDに変わるエルゴステロールという成分を沢山持っているので、食べる前に30分~1時間でも天日に干すとビタミンDが倍増すると言われ、カルシウムを含む食品と一緒に摂ることで骨粗しょう症予防効果が期待できるそうです。
3.便通を良くし、便秘予防
椎茸も他のキノコ類と同じように食物繊維が豊富なので、体内に吸収されようとしている脂肪を包み込み体外へ排出し、腸の働きを活発に。
4.低カロリーでダイエットに効果的
椎茸はローカロリーな食材で、ダイエットにおススメらしいですが、油を吸収しやすい性質を持っているのでダイエット効果を期待するなら油を使わないスープや煮物、焼いて食べるのが効果的とのこと。
5.免疫力を活性化する
椎茸にはレンチナンとβ-Dグルカンと言う多糖類が含まれ、レンチナンはがん細胞の増殖を抑える効果が期待され、β-Dグルカンは免疫力を高める効果が。身近な椎茸は、とても良い栄養成分をもっているすごい食材なので、ぜひ食事の中にうまく取り入れてたいですね。
椎茸の栄養をまるごと
普段は捨ててしまいがちな椎茸の石づきを美味しい一品に。材料は、石づき適宜(椎茸料理で余ったもの)、醤油小さじ1、バター10gだけ。
石づき部分が、硬くて食べられそうになかったら薄切りにして、まな板の上でボウルの底などを使って上から叩いて、平らに潰す。平らになったら、ボウルに醤油、バターと一緒に入れて、ラップをして、500~600Wのレンジでバターが溶けるくらい約1分チンして、さっとかき混ぜて出来上がり。
潰すことで軸の繊維が柔らかくなり、食べやすくなるそう。クニクニシャキシャキとした独特の歯ごたえから、椎茸の旨味がじわじわと染み出して予想以上に美味しいそうです。バター醤油が絡むとビシッと旨味が引き立ち、お酒のお供にGOODとのこと。一度お試しを。
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