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仕事で「頑張ります!」と言う人を監視リストに入れるべき理由

仕事に関して「頑張ります」と口にする人はウォッチリストに入れ監視する、というのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは「仕事とは頑張ってはいけないもの」としてその根拠を記すとともに、成果を出す人のもののとらえ方を紹介し、成長の本質を説いています。

仕事は頑張らずにやるもの

今日もお仕事頑張ってますか?

って書きましたけど、実は頑張っちゃダメなんですよ。仕事とは頑張ってやるモノではないんです。頑張らなきゃ出来ない事は実はあなたには出来ない事なんですから。頑張らずに軽々とこなせる、出来る範囲のことをあなたの実力というのですよ。頑張らなきゃ出来ないのであれば、それはコケる可能性が高いので誰かサポート役が必要なんです。そして何度か実際にサポートしてもらって、最後は独りで軽々と出来るようになるというのが成長なんですから。

ですから私は、「頑張ります!」という単語を耳にしたらその人をウォッチリストに入れて失敗しないか納期に間に合うか期待通りのクオリティを出せるかを監視します。だってラクラクと出来ることに対して(それはつまり納期もクオリティも問題なく成果を出せるということです)、「頑張ります」とは言わないでしょ。

日本人って非常に情緒的な民族なので、頑張ったということが一つの価値になるんですね。ダメだったけど、頑張ったんだから褒めてあげようみたいな感じでね。この価値観を小学生あたりからインストールしてしまうから、日本の生産性って下がって来たんじゃありませんかね。というか、正確に言えば、成果を出す人はこんなことは言いません

頑張ったかどうかなんてどうでも良くて、狙ったところに届いたのかどうか、つまり期待した成果を手にしたかどうかだけで物事を評価するんです。そしてそのラインに届いていないのであれば、自分を褒めるのではなく、どういう理由でどこがどの程度足りなかったのかを検証するんです。その上で、次回狙ったところに届くようにするための努力をするわけです。それをせずに、頑張ったから、汗をかいたからという理由で、出来なかったことを褒めてしまったら、そこから先の進化成長なんてありませんよ。

これは学生時代の勉強でも、社会人にとっての仕事でも同じなんですが、成果が出ない人というのは、頑張ること努力すること汗をかくことが目的になっているんです。まるで趣味のスポーツのようにね。イヤァ、今日は1時間も頑張っちゃったぞ、と考えるんです。イヤイヤ、そもそもの目的は何らかの成果を手にすることでしたよね?それはめでたく手に入ったんですか?

これが私の趣味のギターならそれで良いんですよ。成果を求めず、毎日30分練習すれば、少しずつですが上達しますから。でもこれが数字で評価される勉強とか仕事だとマズいんです。

ではあなたは頑張らずに軽々ラクラクと何が出来ますか?

この問いに答えるということが、自分の能力スキルを理解するということなのです。と同時に、頑張らないと出来ない、一抹の不安のある仕事は何ですか?という問いも必要で、それはどうやって一つ上のランク、つまり頑張らずに出来るようになるレベルに到達出来るのでしょうか?

このための戦略と戦術を持って仕事をしている人を流されずに生きているというのです。これらの問いに対する答えを持たず、仕事をしている人は、残念ながら全員惰性で流されて同調圧力に負けて生活のために仕事をしているに過ぎないんです。なぜならこの生き方だと、狙って成果を出すのではなく、結果として成果が出るようになったという形になるからです。

そもそも何も狙わず、ただ汗をかくことが成果だと考えている人は、成果を受動的に受け取るだけなんです。分かりやすい例で言えば、同じ仕事を5年間やったから自然とそれが出来るようになったということです。確かに5年やった結果、出来るようになったんだからこれは成果ですよね、という言い方も可能なんですけど、もし同じことを戦略的に狙ってやったら、たぶん2年とか3年で同じ成果を手にしたと思いますよ。

狙って手に入れたのと、何が何だか分からないけど、いつの間にか手に入っていましたというのは、同じではないんですよ。特に才能が必要ない学習とか、ほとんどのビジネスの領域ではね。これはつまり、狙って3年で年収800万になった人と年功序列で50歳で年収800万になった人との違いと同じです。どちらも年収800万であることに変わりはないんですが、人としての質は段違いなんですから。

そして年収1,000万円以上の領域では、これは狙わないと到達出来ないんです。よく分からないけど、日々言われたことを一所懸命やっているんですという人には到達出来ないんです。同じように部下が100人以上いるような役職も、狙わずにはなれないんです。これを目指して狙った人に、ポストを持って行かれてしまうんですよ。

そのための第一歩が、頑張らずに出来ることが何かを知りこの領域を拡大させるために何をどうすべきかを考えるということなのです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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