新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校の休校が長期化する中、政府がモバイルルーターを貸与する方針を固めたことがわかった。対象となるのは、小中学生がいる低所得世帯でインターネット環境がない全ての家庭。政府は2020年度補正予算案に盛り込む方針だという。
小中学生家庭にモバイルルーター貸与
自治体によって休校期間は違うものの、東京都が都立学校の休校措置を5月のゴールデンウイーク明けまで延長する方向で調整している。そんな中、注目されているのがオンライン授業だ。しかし、それを実現するためには、インターネットに接続できる環境にあることが大前提となる。
文部科学省は23年度までに全ての小中学生が学校で1人1台のパソコンを使える環境を整える「GIGAスクール構想」を進めている。構想では主に学校での使用を前提としてきたが、新型コロナ感染拡大の影響で休校期間が長引く中、学びの機会を保障する観点から、家庭学習での活用も本格的に検討する必要があると判断した。
今回、モバイルルーターを小中学生がいる低所得世帯に貸与することで、家庭のネット環境を整備し、学校のパソコンを自宅へ持ち帰って学習に活用するのが目的。対象は小中学生がいる全世帯のうち2割程度に上る見通しとなっている。
政府は4月中の成立を目指す2020年度補正予算案に関連費用として100億円超を計上する方針。ただ、毎月発生する通信費は含まず、国や自治体、家庭の負担の在り方をさらに詰める。
「通信費は自己負担」に総ツッコミ
オンライン授業を推進するため、モバイルルーターを小中学生がいる低所得世帯に貸与するという方針については、概ね評価する人が多いようだ。しかし、「通信費は自己負担」ということに、大きな疑問が残る。そもそも低所得世帯はその通信費を払うことが大変なのではないか? ネット上では「それでは意味がない」「無償で貸すべき」など不満の声が上がっている。
貸し与えなのに。負担を増やすってどういうことやねん。
それこそ、年間所得で無償で貸してやれや。
今こそ #ソフトバンク が動くべきじゃないんすか? #孫正義 さんよう
PCRよりな小中学生家庭にモバイルルーター 低所得対象に貸与、全世帯の2割 | 2020/4/2 – 共同通信 https://t.co/prov1Dlbh0
— koch-curry (@koch_curry) April 3, 2020
モバイルルータでは通信量逼迫して無理でしょう。電波の強度とかもあるし。
もちろん、家庭での学習に使うなら、通信料タダにしないと意味ないよね。 https://t.co/uLTAyXouDe— くりママ (@723Kuri) April 3, 2020
モバイルルーターを配るだけで、月々の通信費は含まないのかい…
低所得者は、その通信費すら払うのが厳しいから、ネットインフラを削っているのに…小中学生家庭にモバイルルーター 低所得対象に貸与、全世帯の2割https://t.co/pR8ptcohVv
— ミスミス@イベント禁断症状 (@MisMis_fS) April 3, 2020
モバイルwi-fiは貸します、通信費は別です。 えっ。
小中学生家庭にモバイルルーター 低所得対象に貸与、全世帯の2割 | 2020/4/2 – 共同通信 https://t.co/CDpRr7YfBQ
— むーば (@mova6811) April 3, 2020
政府が小中学生にモバイルルーター配布、でもPCやタブレットは? (1/4) https://t.co/vqJS5F4meE
LTEモデムを内蔵したから補助金による値引きも2万円までと言いかねない>総務省
— かもかも (@kmcm26) April 3, 2020
通信費は自己負担だってさ。ばっかじゃねえの? 小中学生家庭にモバイルルーター 低所得対象に貸与、全世帯の2割 | 共同通信 https://t.co/6qjVqnx8XJ
— A列車男_| ̄|○ (@A_Train_Man) April 3, 2020
パソコンとモバイルルーターを持ち帰って勉強とかまるで勤め人みたいだな。通信費が自腹はブラック企業そのものだがw
— かねピー (@kohcho) April 3, 2020
これよこれ。
遅いけど評価できる。
同時にオンライン授業の整備も早く頼みます。家庭にモバイルルーター 低所得対象に貸与、全世帯の2割 | 2020/4/2 – 共同通信 https://t.co/R2uIhPnWS9
— Acco (@occa_san) April 3, 2020
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