MAG2 NEWS MENU

例えば「1日30分×3回」休校中の子供に無理なく勉強させる方法

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、長期化する小中高校の臨時休校ですが、多くの親御さんが、自宅内での過ごし方や勉強について頭を悩ませているのが現状です。どのような考え方を持ち乗り切るべきなのでしょうか。今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』では著者のパピーいしがみさんが、メルマガ読者からのメッセージを紹介しつつ、休校中の過ごし方のヒントを記しています。

子供との時間

こんばんは。パピーいしがみです。

毎日のニュースにあまり明るい兆しがなくて、どんどん滅入ってしまいますが、先日「同じ時間を過ごすなら」というメルマガを送ったところ、「我が家はこんな感じで過ごしています♪」というメールを頂いたので、ご紹介したいと思います。

パピーさん、こんにちは。キーちゃんです。

 

先日の「同じ時間を過ごすなら」のメルマガを読ませて頂いて、お菓子作りや料理を子供たちと一緒に楽しくやっている様子をお伺いして、「工夫すればこんな時でも楽しくできるんだな♪」と元気と癒しを頂きました。

 

その後、我が家でも子供と一緒にプリンを作ってみましたら、二人(新2年生の男女の双子)とも大喜びで、生クリームでデコレーションしたりして喜んでくれました♪

 

ただ娘は「またやりたい♪」と言ってくれたものの、息子は物足りなさがあるみたいだったので、主人に相談してみたところ、実家に昔遊んだおもちゃがあるかもしれない…という事で、息子と一緒に探しに行きました。

 

そこで探してきたのが、野球盤、ジェンガ、人生ゲーム、ツイスター、五目並べ、パズル、ドミノ、メンコ、オセロ、将棋、トランプ…。主人も「懐かしいな~」と言いながら、帰ってきたら早速、息子と野球盤をやり始めて、時間を忘れて遊んでいました(^^)

 

特にEテレのピタゴラスイッチが好きな息子は、今はドミノにはまって、小さな駒を熱心に並べるようになりました。口を出したり、手を出すと嫌がる(自分でやりたがる)ので、放っておくのですが、黙々と1時間も2時間も黙って取り組んでいます。その様子を見て「へ~、この子はこんなに集中力があったんだ!」って驚いています。

 

倒すときには「ママ、倒すよ、見ててよ~」とわくわくしながら、次々に倒れていく様子に大きな達成感を感じているみたいです。

 

今までは「ゲーム買うしかないかな?」とか「DVDを借りに行かなきゃ」「図書館で本を借りるか…」と選択肢はとても狭かったのですが、昔の遊びの方は単純な分、自分で考えたり「こうやったらどうだろう?」ってアイデアがわいたりしていいのかな?って思っています。

 

そんな話をしていたら、おじいちゃんが「昔のおもちゃが欲しかったら竹とんぼを作ってあげようか?」と言ってくれて、できたら送ってくれることになっています。

 

又、メンコでは数枚並べたメンコをパパがバシッと床に叩きつけると風圧で何枚かひっくり返るのを初めて見て「すげー!パパかっこいい!オレもできるようになりたい!」とパパは息子から尊敬のまなざしで見られ、とてもうれしそうです。

 

他にも紙でっぽうを作って、風圧で「パンッ」となるおもちゃ(折り紙?)を作ったり、ジェンガやオセロなどでは兄妹二人で遊べるので、私が手が離せない時でも楽しくやっています。

 

娘とはお菓子作りだけでなく、ステンシルやおはじき、お手玉などをやってみたりしましたが、今の一番のお気に入りはペーパークラフトです。ペーパークラフトって、型紙を購入するものだと思っていましたら、今はダウンロードして印刷することができるんですね。いろんな型紙をダウンロードして印刷しては、ハサミで切って、ノリで張り付け、作品をいくつも作っています。

 

息子のドミノも娘のペーパークラフトも写真を撮って保存していますが、こうやって一緒に遊べることも、きっと今だけだと思って、この機会をチャンスととらえ、「家族で仲良く過ごそう」と主人とも話をして、私も穏やかに、主人もできるだけ子供たちとの時間を大切にしようと意識して過ごしています。

そんな中で、やはり気になるのは、子供たちの勉強の進み具合ですが、通常の学校の進みのように勉強させるのはやめました。最初は、これだけ休んだら、ついていけなくなるかもしれない、と焦っていましたが、全ての家庭が学校と同じことができるわけがないし、子供だって学校と同じように勉強ができる環境ではありません。勉強・勉強と親が焦っても、雰囲気が悪くなるだけですし、それよりも「できる範囲でやろう」という事にしました。

 

例えば、朝ごはんを食べたら30分。お昼ご飯前に30分。午後はおやつを食べながら30分。子供と相談をして、1日30分を3回やるようにしてみました。そうすると今までのようにイライラすることがなくなり、子供も「30分だけ頑張れば遊べる」という気持ちがあるのか、嫌がらなくなりました。

 

きちんと勉強の時間、遊びの時間、お風呂、睡眠、と簡単な1日のスケジュールを作ることで、子供もリズムができて、イライラせずに続けられそうです。でもその基本はやはり、子供たちが楽しく過ごせる時間を持つ、という事だと思うのですね。ユーチューブやゲームでダラダラやるより、我が家はいい感じで過ごせているのではないかな?と思います。

 

その中でも常に頭の中にあるのはパピーさんの「怒っても何もプラスにならない」の言葉です。学校がいつ始まるか?はわかりませんが「家族で仲良く過ごす」「1日30分×3回の勉強」で、頑張っていこうと思っています。今後とも、よろしくお願いします。

キーちゃんさん、貴重なご報告、ありがとうございます。

多くのお母さんたちが心配するのが、休校中の子供たちの勉強だと思います。巷では、塾のオンライン学習などもあるみたいですが、私もどうなのかな?と実は思っています。というのは、やはり「子供のモチベーションが続かない」と思いますし、現実問題として、親がどんなに焦っても、子供自身の環境が勉強をする状態になっていないんですね。

その中で、親の勉強をさせたい思いが強すぎれば、絶対に親子の関係はギスギスしますし、勉強どころか喧嘩だらけになってしまいます。

それだったら一日にできる勉強できる時間を(子供と一緒に)決めて、細切れでいいから遊びの合間にやってみる、というキーちゃんさんのやり方はとても効率的だと思うのですね。

「1日30分×3回の勉強」も、私はこの状態でよくやっている方だと思います。それはきっと、いろんな遊びで一緒に過ごしてくれているお父さん、お母さんのおかげですし、そうやって子供と楽しい時間を過ごせているからこそ、勉強の時間も確保できているのでは?と思います。

中でもキーちゃんさんの言葉が良かったですね。

「この機会をチャンスととらえ、『家族で仲良く過ごそう』と主人とも話をして、私も穏やかに、主人もできるだけ子供たちとの時間を大切にしようと意識して過ごしています」

はい、どんなにピンチの時でも、やはり親子の絆がしっかりできていれば、危険からも守れますし、不安も少ないと思います。

是非、今のいい感じ、これからもお続けくださいね(^^)

image by: Shutterstock.com

石神明生この著者の記事一覧

子育て・育児の悩みを解決された生の声をお届けしています。あなたの子育ての悩みの解決になるようなヒントや、あなたの気もちを楽にしてくれるお話など、きっと参考になりますよ。まぐまぐ大賞、生活情報部門、第1位を頂いたメルマガです♪

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 幸せなお母さんになる為の子育て 』

【著者】 石神明生 【発行周期】 毎週日曜

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け