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一律給付10万円と間違える人続出。雇用保険の「追加給付」とは?

「雇用保険に関するお知らせです」という手紙が送られてきたという声を耳にするようになった。黄色い封筒に入ったその手紙、差出人は「厚生労働省職業安定局雇用保険課」となっているはずだ。実はこれ、2019年1月に発表された「毎月勤労統計の不適切な取扱い」に関する「追加給付」のお知らせ。MAG2NEWSでも『まるでコント。厚労省「追加給付」の税金ムダ使いぶりが笑えない』でご紹介したが、この追加給付について改めて見ていこう。

追加給付って何?

そもそも追加給付とは何なのか? 厚労省が所管する統計について、2019年に不正が発覚。そのため、雇用保険や労災保険などで、多くの受給者に給付金が支払い不足となってしまった。そこで、厚生労働省が追加給付が必要な人を対象に、雇用保険の追加給付が必要になる時期にさかのぼり、追加で給付しているのだ。

厚生労働省のHPによると、対象者となるのは「基本手当」、「再就職手当」、「高年齢雇用継続給付」、「育児休業給付」などの雇用保険給付を、平成16年8月以降に受給された人のうち、一定の条件を満たす人。対象となりうる給付と、対象とならない給付は以下の通り。

対象となり得る給付

対象とならない給付

支払を受けるには?

「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い(口座確認)」、「雇用保険の追加給付に関するお知らせとお願い(ご本人確認)」いずれの場合も必要事項を記載し、返送する。ちなみに、お知らせには支給額が書かれていないため、あらかじめ厚生労働省が提示している「失業等給付(基本手当)の追加給付簡易計算」で、大まかな追加支払額の目安を計算しておきたい。

10万円かと思いきやあまりの少額に驚きの声

すでにこのお知らせが届いた人たちが多くいるようだが、口を揃えて言っているのが「少ない! 」。あまりの少額に驚きの声が上がっているようだ。中には詐欺と間違える人や、10万円の一律給付の案内だと思い込み、気付いてがっかりする人もいるようで、あまり歓迎の声は聞こえてこない。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 厚生労働省HP

image by: MAG2NEWS

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