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迷走トランプ、宿敵バイデンに大差14ポイントつけられ再選ムリ?

米CNNテレビが8日伝えた世論調査によると、11月の大統領選で民主党のバイデン前副大統領に投票すると答えた人が55%に上り、共和党のトランプ大統領と答えた41%を大幅に上回った。その差は5月調査の5ポイントから14ポイントに拡大したと時事通信が伝えている。

トランプ大統領が大ピンチ

今秋行われる米大統領選で再選を目指すトランプ大統領に暗雲が立ち込めている。バイデン氏との差が前回の調査より9ポイントも広がり、トランプ大統領にとっては苦しい展開となった。これは人種差別抗議デモに対して威圧的なトランプ氏の対応への批判が影響したとみられ、その差は今後も広がる可能性さえある。

時事通信によると、トランプ政権の支持率は前月比7ポイント減の38%で、不支持率は57%で、1期目の大統領のこの時期の支持率としては、再選を果たせなかったカーター、ブッシュ(父)両元大統領と同等だという。

選挙集会を再開するトランプ陣営

この厳しい情勢を受けてか、米紙ポリティコ(電子版)などは8日、トランプ大統領の陣営が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け自粛していた選挙集会を2週間以内に再開する方針だと報じた。陣営幹部が数日中に再開案をトランプ氏に提示する見通しで、集会が開かれれば3月上旬以来となる。

具体的な集会の開催地や参加者のウイルス感染防止策は決まっていないが、トランプ陣営幹部は「(民主党候補に確定した)寝ぼけたジョー・バイデン(前副大統領)が夢想するしかないくらいの人出と熱狂を目にするだろう」と宣言したと時事通信が伝えている。

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トランプ劣勢、バイデン有利という構図

大統領選まで5カ月を切る中、新型コロナウイルス、黒人男性暴行死事件に抗議する大規模デモ、悪化する米中関係など、問題が山積みの中、突き付けられた厳しい数字。果たしてトランプ大統領はどう動くのか。この報道を受け、ネット上でもさまざまな声が上がっている。

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source: 時事通信

image by: lev radin / shutterstock

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