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銀座のクラブも営業再開へ。美人ママのガイドライン遵守への挑戦

6月19日、東京都の自粛要請が解除されることになり、銀座のクラブも営業再開に向けて準備を進めています。銀座ルナピエーナの利美ママが、ガイドラインに沿って営業するための試行錯誤の様子を『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』で伝えます。銀座のクラブならではなのか、顧客に連絡先の記入を求めるのは特に問題はなく、マスク姿での接待には無理があると感じているようです。

ついに銀座クラブへの営業自粛要請が解除

お陰さまで夜の銀座の世界も6月19日(金)からお店の再開ができるようになりました。6月13日(金)政府は接待を伴う飲食店などの営業再開に向けて、感染防止のガイドライン(指針)を公表。それに伴いその内容に沿った銀座ルナピエーナの対応や回答をスタッフに共有しました。

お客様の名前や連絡先の記入を求め、当面の間(1カ月)保存

銀座ルナピエーナでは一見のお客様がおみえになることはありません。ボトルをお預かりしているお客様、そのお客様とご一緒に今までお店にお越しいただいた方とはお名刺交換をさせていただいたり、連絡先を交換させていただいたりしています。

ですので、基本的にすべてのお客様の名前、連絡先を把握していますし、今までも営業日は必ず来店いただいたお客様のリストを作成しています。今後も新規のお客様をはじめ、みえてくださった全てのお客様と名刺交換や連絡先の交換をしてもらえるようにお願いします。

人と人との距離をできるだけ2メートル、最低1メートル確保

現在、カウンター席にはお客様の椅子が7席あります。当面、3、4席を使用することとし、お隣のお客様同士は1席空けることで1メートルの距離を確保。テーブル席に関しては、できるだけ1テーブルおきに使用することで、お隣同士の距離を保つように努めます。

一度に入店できるお客様を定員の50%に制限

当面、一度に入店できるお客様を定員の50%に留められるよう努めます。そのため、基本的にお客様にはご予約を事前にいただけるように伝えてもらえるようにお願いいたします。

テーブルやカウンターへのアクリル板の設置

当面、3、4席を使用することとし、お隣のお客様同士は1席空けることにしているので、W700×H500mmのアクリルの仕切り板を4箇所に設置します。テーブル席のアクリル板の設置に関しては、良い案が浮かんでいなくてまだ設置はしていません。良い案があれば検討し採用の予定です。

お客様や従業員へのマスクやフェイスシールドなどの着用に努める

当面、マスク、もしくは、フェイスシールドの使用することとします。お店にフェイスシールドを準備しています。使用したいスタッフには支給します。フェイスシールドを使用したいお客様がいらっしゃる時には、お客様にもお渡しするので男性スタッフに声をかけてください。

また、お客様用にレギュラーサイズのマスクが5枚入った袋を準備しています。マスクをお持ちではないお客様へのプレゼントです(お一人様1セットまで)。とはいえ、マスクやフェイスシールドは夜の銀座の街の雰囲気には合わないと感じているため、女性らしさや色気、妖艶さを感じていただける何か代用できるものがないかと考えているところです。

お客様同士が同じグラスを使うことは避けるよう注意喚起

とあったのですが、「同じグラスを使って回し飲みをしない」という意味なのではないかと受け取っています。基本的に回し飲みをすることは普段からないですし、今後、味見で同じグラスで飲むことやゲームをしていて負けた人がテキーラなどを一気する時に同じグラスを使用することは避け、個々にグラスを用意するようお願いします。

大きな声を出すことを禁止するよう促す

銀座で飲まれるお客様で大きな声で話される方ってそう多くはないように思います。気になるお客様がいらっしゃる時にはお声をかけるようにします。

店内の音量を必要最小限にする

銀座ルナピエーナは普段からバックミュージックは会話の邪魔にならないくらいの大きさで流しています。

お客様の横についてのカラオケ、ダンスの自粛

銀座ルナピエーナにはカラオケを置いていません。また、お店の中でダンスをすることもありません。

上記が、今回、政府からのガイドラインでの銀座ルナピエーナの対応や回答です。

今回、銀座ルナピエーナを6月19日(金)に再開するにあたって、今までと変更したことが多くあるので15日(月)、16日(火)と時間を短縮し少人数でプレオープン。お陰で新たに気がつくこともあり対応すべきことがわかったりしました。

政府の接客を伴う飲食店の新型コロナウイルス感染拡大予防のガイドライン(指針)では、マスクやフェイスシールドをするよう記載がありました。15日(月)はスタッフ全員マスクをして営業したのですが、お酒を口にするたびにマスクをつけたり外したり、お客様もお酒を口にするのでマスクをしない状況。

お客様たち曰く「こんな時期に飲んでる人はそもそもお店の人にマスクしてほしいとか、フェイスシールドをしてほしいとか、そんなことまで考えて飲んでいない」とおっしゃっていて…「確かに…」。仲も良くて心配してお顔を見せてくださったり、人恋しかったりするから、みえてくださるんだろうなと改めて思いました。

そもそも同伴でお食事している間、マスクをすることがないですし、レストランの外に出る時にマスクをしルナピエーナまでの道のりを歩きましたが、人通りもないので外を歩く時はマスクをしなくても問題ないのではないかと思われる状況。

食事している時にマスクをしていなかった同士からするとマスクをお店でし直す感じで、まだまだ慣れないせいもありますが違和感があります。結局、マスクをしないで過ごす時間が長く、どうしたらいいかということで16日(火)はフェイスシールドをして営業。

グラスを口元に持っていくのに、フェイスシールドを毎回ずらさなくてはいけませんが、透明のシールドなので顔の表情が見える分お客様からはマスクよりはいいかもというご感想をいただきました。ただ、シールドを付けたままエレベーターに乗って下まで降り、お客様をお見送りしていたら通りすがりの人に笑われて一瞬…「にゃろう」とは思ってしまいましたが(笑)

フェイスシールドをしたままお見送りでエレベーターにお客様と乗っていたら、マスクもフェイスシールドもしていない他店のスタッフとマスクをつけたお客様が乗ってきて、フェイスシールドをしている私達を見て一瞬引いていて、そりゃそうだろうなと思っていたら…私達のお店のお客様が「堂々としてろって、ちゃんと政府の言うことを守って真っ当に営業しているんだから」と一喝。私達に向けてというより、後から乗ってきた他店のスタッフとお客様に向けての言葉のように私には聞こえました。きっと、私達のことを好奇の目から守ろうとしてくださったのだと思います。

この新型コロナウイルスの問題はまだまだ山積みですが、私達の業種や私のお店だけが大変なのではなく、様々な方が大変な思いをされていると思います。今回の文章の前半は接待を伴う飲食店にあたらない業種の方々には関係のない内容かもしれませんが、今できることをひとつひとつすることの大切さが伝わればいいなと思い、書かせていただきました。

そして、いま大切なことは「笑顔」「感謝」「相手を思いやる気持ち」「前向きな姿勢」「未来を想像する力」だと思う今日この頃です。

image by:Lifestyle Travel Photo / Shutterstock.com

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10歳の時の夢を叶え銀座のオーナーママになった利美ママのメールマガジン。
22年間、夜の銀座でたくさんの男女と出会ってきたからこそ知っている人との接し方、心遣い。恋愛や結婚などの男女の関係や、仕事での人間関係などが上手くいく秘密をこっそり教えます。
利美ママのオススメ銀座界隈でのデートから接待までランチやディナーでつかえるお店や誕生日やお祝い事、ちょっとしたお礼に喜んで頂けているプレゼントなども紹介します。

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