新型コロナにより大きく変化した生活様式ですが、年末年始の過ごし方にもその波は及んでいます。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが取り上げているのは、政府が推奨している「オンライン帰省」。真井さんはコロナ感染予防とは別の理由で、オンラインによる帰省をオススメしています。
オンライン帰省
さて、本日は迫って来た年末年始のお話。
12月も半ばを過ぎましたね。仕事だけじゃなく大掃除や年賀状の準備も進んでいるでしょうか。あ、最近は年賀状は、あんまり書かないかな。
もっとも、今年は新型コロナの影響で、年末年始やお正月の準備も影響を受けそうですよね。我が家も、初詣は人出の多い日を外して行くつもりです。
そして、もっとも影響を受けるのが
- 帰省
です。毎年この時期に田舎に帰省している方も多いでしょうが今年に限って言えば、「来ないでくれ」と言われているんじゃないでしょうか。
で、政府が勧めているのが
- オンライン帰省
ですね。リアルに帰省するのは止めて、オンライン上で顔を会わせるだけにするわけです。そりゃその方が断然
- 新型コロナの感染拡大を防止
できますからね。
でね。私もオンライン帰省をオススメしますね。
- 理由はコロナとは別です
が( ̄∇ ̄)。
新型コロナで今まで当然と思われてきた生活習慣がブチ壊されて新しい生活習慣に移行させられましたよね。その習慣の中で一番変化の度合いが大きいものが
- リアルからオンライン
だと思うんです。これは、人間関係に大きな変化をもたらしました。なにせ直に会えないんですから。このために
- 会わなくなったせいで疎遠になった
- リアルな距離の制約を受けなくなった
- 表情や言葉のニュアンスが掴みにくくなった
など、これまで通りに付き合ってきたら、決してもたらされなかったはずの変化が起きたんです。
そして、これまではこの変化が会社関係や同世代の人たちとの間で起こってきましたね。ところが、帰省は違うんですよ。上下世代やちょっと遠い親戚との間で起こるんです。
フツー帰省先では、通常親世代や親戚、昔の知人などと交流するものです。ですが、この交流が
- 楽しいものばかりではない
のも事実でした。特に、ギリ親・親戚関係はビミョーだったはずです。価値観が違いすぎていても、年に1度くらい会いに行かないわけにはいかず、しぶしぶ帰省していた人もたくさんいるでしょう。かなりストレスだった人も読者さんの中にいるんじゃないでしょうか。リアルで帰省すれば、費用も労力も時間もかかり、その負担の分
- ビミョーさが倍マシ
になります。ところが、オンラインなら
- いろいろ言い訳ができる
んですよね。時間も短くて済むし、表情やニュアンスを掴みにくいことを逆手にとってムズカシーコミュニケーションもスルーしやすくなるし。
は?
- そんなこと言わずに仲良くしよう
って?いや、それができればいいですよ。問題ないです。そんなロマンチックな希望ばかりでは済まないんだってことは人間関係を長くやってきていれば、分かるんじゃないでしょうか。
仲良くできる相手ばかりじゃないんです。それが逃げられない人間関係なら、ホントにキツい。ムリに仲良くしようとするより
- 上手くいなして
おくほうがいいと思うんですよね。
今年こそ、帰省はオンライン。仲のイイ人は新型コロナ予防のために。仲の悪い人は距離を取るために。いずれも新しい生活習慣を生み出せると思いますよ。
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