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とにかく落ち着いて。息子がアダルトサイトを見ていた時の対処法

年頃を迎えた子供が性に興味を持つことは極めて自然ですが、「アダルトサイト」を見ていたとなると、気持ちがざわついてしまう親御さんも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。そうした時の対処法をレクチャーしてくださるのは、思春期・発達障害療育専門カウンセラーの飯塚ひろみさん。飯塚さんは自身の無料メルマガ『【待ってました思春期】飯塚ひろみ』で今回、そんな子供との接し方やトラブル発生時に親がすべきこと等を紹介しています。

息子がアダルトサイトをみていたら

みなさま、こんばんは!思春期・発達障害療育専門カウンセラーの飯塚ひろみです。

さて、男の子が思春期に入ってくると、変声期を迎えたり、髭が生えてきたり身長がグンと伸びてきたりと身体の変化がでてきますよね。と同時に、口数が減ってきたり、口ごたえをしてきたりと、扱いに苦さを感じることもあるのではないでしょうか。

思春期前期と呼ばれる10歳から14歳までの時期は、身体の変化が著しく、子ども自身も自分の身体の変化に戸惑ったりします。精通を迎えるのも、この時期ですね。素直に話す子どももいれば、恥ずかしくて言えないと言う子もいるので、無理に聞き出すのはやめておきましょうね。

そしてなによりも、性の目覚めを始めるのもこの時期です。今は昔と違い、アダルトな本をベッドの下で見つけたということは、ほとんどない時代なので、「うちの子、性に興味があるのかな!?」と思う親御さんが増えてきています。昔のような「こんな大人の本なんか読んでー!」といったことがなく、逆に親の方が「一体いつ、そういった類のものを見ているんだろう」と、不安になる時代です。

「うちの子、異性に全く興味がないのかしら…」と思っても、大丈夫です(笑)、子どもは子どもでちゃんと情報収集はしているのですね。ご家庭によっては

と、痕跡があったということもあると思います。心配になる気持ちが湧き上がるとは思いますが、トラブルがない場合は追求せず、見守ってあげましょう。男の子は、お母さんとこの手の話をすることを嫌がりますので、特に過敏になる思春期前期はそっとしておいてあげましょうね。

もし、アダルトサイトからパソコンウイルスをもらってきてしまった、加入した覚えがないのに高額請求がきたなどのトラブルがあった場合は

に連絡して対応していただきましょう。アダルトサイト関係のトラブルは、素直にお母さんに言う事ができないので、冷蔵庫に各自治体の消費生活センターでいただける

を張り付けておくと良いと思います。そして「金銭トラブルとか、ネットのトラブルはここに連絡するといいんだよ」と、小出しで伝えていってください。親には言い難いことでも、消費生活センターの職員さんには言えたりします。

もちろん、素直に打ち明けてくれた時は叱らず「話してくれてありがとう。じゃあ、一緒に考えて行こうね」と言いましょうね。「そんなサイト見るからでしょー!」と叱りたくなると思いますが、それはもうちょっと後の話です(笑)。

まずは打ち明けてくれたことに感謝の気持ちを伝え、親は味方であることを示し、正しい対応を一緒に探して解決していく。これが正しい手順です。注意をするのは、最後の最後です。この時も、感情的に叱るのではなく、一としての「意見」として伝えましょう。思春期の子どもには、こうした「大人の態度」のほうが、感情的に叱るよりも効果がありますよ(^-^)

今日の実践課題

お手元のノートで書き出してみてくださいね(^-^)書き溜めたノートは世界に一つだけの教科書になっていきます♪

image by: Shutterstock.com

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【著者】 飯塚ひろみ 【発行周期】

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