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ちょっと早めに。新しい教科書が配られたら先に確認しておくべき事

いよいよ始まる新学期ですが、新しい教科書を手にしたらすぐに確認したほうがいい箇所があるようです。今回の無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』では著者の高久手はるかさんが、教科書の「チェックすべき部分」とその理由を解説するとともに、家庭でできる「先取り」のヒントを紹介。さらに、教科書を自宅用にもう1セット買うことで得られる利点についても解説しています。

新しい教科書が配られたらここを確認してね

今週中には新学期が始まると思います。ワクワクですか?ドキドキですか?それともちょっとブルーですか?

始業式で新しい教科書が配られたら、主要教科(国語、算数、理科、社会、英語)を確認しましょう。

何を確認するのかって?

目次でーす!

今年は何を学ぶのか?前年度の内容の延長線上にある単元と全く新しく学ぶ単元がどれくらいあるのか?復習しておいた方がいい部分はどれくらいあるかな?なんてことをチェックしてくださいね。

例えば、小学4年生では、これまで身近な地域について学んでいたのが、都道府県単位で学び、早い学校では日本全国に広がってきますよね。今のうちに壁に日本地図でも貼ったり、地図パズルをやってみませんか?

学校でやる前に、見覚えがあるくらいの状態が、子供なりにアドバンテージが感じられていいようです。

ちなみに、国土地理院にキッズ向けページ(小学生~中学生)がありますので、のぞいてみるのもいいですね。

地図や測量のことを学習してみよう。(国土地理院)

中学生なら、今年度二次関数が登場するなら、一次関数はどうだった?傾きの出し方と変域の復習しておこうかな。現在完了形が出てくるなら、もう一度不規則変化する動詞をおさらいしよう。なーんて感じです。

新しい教科書の目次を眺めて、勉強している自分を想像してみましょうね。もちろん、嫌々机に向かっているのではなく、新しいことを知る、できる自分にワクワクしている自分を想像してみてくださいね。

小中学校の教科書を自宅用に買う

「置き勉」って聞いたことありますか?教科書や資料集等を学校に置いておくことですね。宿題などで必要な時は、持って帰ることになります。うちの子の学校は20年以上前から「置き勉」でした。電車やバスを使う子が多かったこともあり、登下校時の子どもの負担を軽くするために行われていました。

うちの子は小柄だったので、置き勉は大変助かりました。しかーし!問題もあるんですよ。

そうです。忘れて帰ってくる問題です。当日の宿題に必要な教科書を学校に置いたまま下校してしまう。はい、我が家でも何度も経験しております(涙)。

一旦下校してしまうと取りに戻るのも大変で、小1の割と早い時期に「教科書をもう1セットを自宅用に買う」といいよとアドバイスされました。お値段も市販の参考書と比べると、破格の安さ!大体一冊400円前後です。

これが意外と役に立つんですよ。子どもから勉強に関して質問された時に、子どもたちが学習している内容や、やり方が親世代とは違うことが結構あります。そんな時に手元に教科書があればすぐに確認できます。むしろ置き勉対策よりも、こちらの方が役に立ったかもしれません。

教科書の購入は、市や区に教科書供給所があります。供給所の所在地は、学校所在地と教科書供給所で検索すると調べられます。新年度の教科書は5月中旬頃から購入可能になりますので、在庫を含めて事前にお問い合わせしてみてくださいね。Amazon等の通販の場合、前年度版だったりするので、ご注意ください。

また、海外在住の方も教科書を入手する方法はありそうです。現地校のみだけど、帰国予定のある場合は、入手を検討するのもアリですね。以下は文部科学省のHPからの抜粋です。

教科書Q&A

Q 海外赴任しますが、子どもの教科書は無償で給与されますか?

 

A 海外子女教育の推進を図るため、国は小・中学校用教科書を購入し、世界各地に所在する大使館等の在外公館に送付して日本人学校・補習授業校の児童生徒を始め広く海外に在留する児童生徒に無償で給与するとともに、年度途中で出国する児童生徒に対し、財団法人海外子女教育振興財団に委託し出国前に教科書を給与し、海外における学習活動に支障が生じないよう措置しています。

今回の「教科書」は検定教科書です。私立中学校等で使われている検定外教科書は、個人ではほぼ購入できませんので、ご注意くださいね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 高久手はるか 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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