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“ポスト嵐”の加速で活動再開はもはや絶望。キンプリとSnow Manの「後継者争い」でジャニーズが日テレと対立

昨年末でグループ活動を休止した国民的アイドルグループの嵐。メンバーはソロで活動を続けているが、出演しているそれぞれの番組の視聴率が思わしくない。やはり嵐は5人揃ってこそという声が聞こえる中、“ポスト嵐”の座をめぐる争いが加速してきた。そこにはジャニーズ事務所やテレビ局など、関係者たちのさまざまな思惑がうごめいているようだ。

“ポスト嵐”をめぐってジャニーズと日テレが対立

嵐が活動休止をして半年近くが経とうとする中、いよいよポスト嵐の動きが鮮明化してきた。テレビ界では確実に視聴率を望める嵐のようなグループを切望。国民的アイドルグループの登場を待ち望んでいる。

特に嵐の番組を多く制作してきた日本テレビはその思いが強いと言われている。

嵐の次を担うのは誰になるのか?その一番手にどのグループを推すかでジャニーズと日本テレビの意見が合わない。ジャニーズ事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「日テレはかつてSMAPをフジテレビに抱え込まれた反省から早い段階から嵐に目を付け、20年近くにわたりレギュラー番組を持たせ続けました。SMAPと比べて時間は掛かりましたが、嵐は国民的グループに成長。だからこそ、日テレは“第2の嵐”となるグループを求めています」

日本テレビは現在、櫻井翔(39)が『1億3000万人のSHOWチャンネル』『news zero』、二宮和也(37)が『ニノさん』、相葉雅紀(38)が『I LOVE みんなのどうぶつ園』のレギュラー番組を持っているが、いずれも視聴率がパッとしない。

嵐というグループを失った影響は大きく、日本テレビは後継者となるグループを待ち望んでいる。

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日テレは『24時間テレビ』のMCにキンプリを大抜擢

その日テレは今年の夏に放送を予定している『24時間テレビ』のメインパーソナリティにKing & Prince(キンプリ)を抜擢することを発表した。

『24時間テレビ』といえば日本テレビの看板番組で、多くのジャニーズの先輩たちもメインパーソナリティを務めてきた。嵐はこれまでに5回もそのポジションを担っている。

「今回の抜擢は日テレがポスト嵐としてキンプリを推していこうという決意表明でもあります。キンプリは2018年にデビューして3年経ちますが、まだ冠番組を持ったことがありません。ジャニーズの若手グループには『24時間テレビ』出演を契機に冠番組を持つという流れがあるので、早ければ今年の秋にもキンプリのレギュラー番組が始まるでしょう」(前出・芸能記者)

こうした背景には長い間活動を休止していた元メンバーの岩橋玄樹(24)が正式に脱退したことがあり、日本テレビとしては動きやすくなったという見方もあるようだ。

実際に単発ではあるが、今月23日に日本テレビで『King & Princeる。』(きんぷる)という特番が放送されることが決定。キンプリにとって地上波で初の冠番組となる。

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デビュー直後の2018年からは『ZIP』でミニコーナーをもたせるなど、早くからキンプリの囲い込みを始めていた日本テレビ。ポスト嵐として本格的に動き出したようだ。

タッキーが一押しするSnow Manは売り上げナンバー1

一方、ジャニーズとしては2020年にデビューした9人組アイドル「Snow Man」を推している。滝沢秀明副社長がごり押ししていることでも知られているが、そのひいきぶりは凄まじい。

実は今年の24時間テレビのメインパーソナリティもSnow Manを推薦していたという。

「ジャニーズというより滝沢氏はSnow Manに担当させたかったようです。キンプリよりデビューは後発ですが、Snow ManはすでにTBSで『それSnow Manにやらせて下さい』という冠番組を持っています。どちらかというとTBSとの繋がりが強いので、滝沢氏も日テレに強く言えなかったということでしょう」(前出・芸能記者)

もともと自身がアイドル時代にTBSで複数の番組にレギュラー出演していたため、Snow Manを売り込みやすいという事情もあるだろう。

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Snow Man=TBSという色が早くついてしまったことで、『24時間テレビ』のメインパーソナリティを務めることは今後も難しいかもしれない。

とはいえ、滝沢氏が推すSnow Manは売り上げでも事務所に貢献している。

テレビ業界やファンの間で大きな注目を集めるジャニーズカレンダーだが、今年は各出版社から8グループのカレンダーが発売された。

その中でぶっちぎりの1位となったのはSnow Man。大きく引き離されてキンプリ、SixTONESと続く。ちなみに昨年はキンプリの圧勝だった。

「関係者の間では嵐ファンがSnow Manに流れているのではとの見方が強まっています。バラエティ番組の露出も多いだけに、徐々にファンの数が増えているという印象です。あとは、Snow Manのファンが幅広い年齢層であることに対し、キンプリは10~20代が多いことも影響しているのではとみられています」(前出・芸能記者)

カレンダー売り上げの結果は滝沢氏の戦略が成功している証なのか。Snow Manのファン数は今後もさらに伸びていきそうだ。

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加速するポスト嵐の動き 活動再開はほぼ白紙状態に

ジャニーズ事務所もテレビ局もポスト嵐の動きが鮮明になったことで、はっきりしてしまったことがある。

それは嵐の活動再開がほぼ絶望的であるということだ。

視聴率的には苦戦しているというものの、嵐の各メンバーはバラエティ番組などそれぞれの持ち場で活躍。充電期間を過ごしていた松本潤(37)も『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化が決定、2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めることも発表されている。

それぞれが別々の道を進み始め、二宮に第一子が誕生したようにさまざまな環境が変化してしまった今となっては、嵐の活動再開は現実的ではない。

加えて、嵐に取って代わるグループが台頭し、世の中的にも嵐が過去になりつつある現状では、「もう一度復活して」と求めづらいだろう。

嵐のファンからは「あの時、ちゃんと解散させてあげればよかった」「嵐に求めすぎた私たちも悪い」などの声もあがっている。

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ポスト嵐をめぐり、同じ事務所のライバルグループがしのぎを削るアイドル界。ジャニーズは本格的な世代交代の時代に突入した。

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image by: Ned Snowman / Shutterstock.com

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