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なぜ、成功者たちは口を揃えて「モチベーション」を否定するのか

やる気という意味の「モチベーション」の高め方について語るビジネスマンは多くいますが、そんなことは成功することと関係なく「意味がない」と話すのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは「モチベーション」と「やるべきこと」には関係がないとし、「習慣化する」ことの大切さを説いています。

モチベーションに頼るのが間違い

日本人って、根性論が好きな国民性がありまして、最後は根性論、精神論でどうにかしようとするんですね。その最たる例が、

 ■ どうやってモチベーションを維持して(高めて)いますか?

という質問なんです。この質問をする人は、モチベーションが維持されないと、モチベーションが高まらないと物事はできない、続けられないと考えているから、この手の質問をするんです。

そして、どの領域であれ、それなりに功成り名を遂げている人はみなさん、

 ● イヤイヤ、モチベーションなんて関係ないですよ

と答えるんですね。

モチベーションとは動機付けであり、やる気であり、それは気分です。気分が高まるからやる、気分が低くなったらやらないということで、やるかやらないかを決めているのは「気分だ」と言っているわけですね。

これが間違い。

自分の気分に関係なく、やるべきことはやるのです。そのための仕組みとルールを作るのです。

私は自宅にいる時には毎朝、2時間くらいは怪しい系の修行をしています。元々は30分くらいだったんですけど、あれこれとメニューが増えまして、いつの間にかそれくらいはやるようになってしまいました。

ここにモチベーションは存在しません。ただ、自分との約束があるだけです。それは、

 ● 8時30分になったら修行を開始する

という簡単なモノです。ツイッターやFBを見ていても、メールに返信をしていても、8時30分になったら、

 ● はい、おしまい!今からは修行の時間だよ!!

と、修行のツールを机から取り出すのです。そうしたら二日酔いだろうが、夫婦喧嘩をした後であろうが、やる気があろうが無かろうが、修行が始まるでしょ。

ひとつ始めたら、そこからはベルトコンベアに乗っているようなモノですから、じゃ、次はこれ、その後はこれ、そして瞑想、最後に呼吸法みたいな感じで、淡々と粛々といつものメニューがこなされるわけです。ここにもモチベーションなどというあやふやなモノは存在しません。

ひとつのメニューが終わったら、小休止を入れずに、すぐに次の修行をやり始めたら良いだけです。四の五のいわずに、スグにスタートさせたら、後はある時間が経過したら完了するのです。

これが習慣化なんですよ。

習慣とは、気分を排除して機械的にやるべきことを始めてしまうということです。始めてしまったら、昨日に比べて感覚がどうの、クオリティーがどうのという技術的なところにポイントが移動しますから。ここまで来たら、やるかやらないかというモチベーションの問題は全く存在しなくなるんですね。

みなさんのいうモチベーションってとどのつまり、やるかやらないか、始めるかどうか、やらなきゃいけないんだけどやりたくない、で、どうしたら良いのみたいな、甘えた話なんですよ。

グチャグチャ言わずに、とっとと始めてしまったらモチベーションの出番なんてなくなるんです。今度から、モチベーションが高まらないなぁなんて戯れ言を言いたくなったら、

 ● はいはい、おバカはおしまい、今すぐ始めよう!

と言って始めてしまうんです。

モチベーション(やる気)は、行動することで高まるんです。行動からもらえるフィードバックによって、気分を高めるの。だからつべこべ言わずに、今すぐにやるべきことをスタートさせるのです。それが最も効果的なモチベーションアップの方法なのです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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