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分かりやすい文章を書ける人とそうでない人は、たった2つの違いしかない

ビジネスシーンにおいて、「文章を書く」ということは自分の主義主張に共感してもらうということが着地点になります。では、自身が伝えたいことを相手にわかりやすく伝える文章を書くコツはどのようなものなのでしょうか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさんが、そのコツとロジックをメルマガ内で明かしています。

文章とはロジックの塊

久し振りの文章講座です。分かりやすい文章を書くコツは、ロジックを意識するということです。ロジックとは、因果関係で、主義主張の背景や、理由をちゃんと説明するということです。これが無いと、読み手は

 ▼ それってタダの思いつきでしょ
 ▼ 本当にそれは正しいの?
 ▼ そう言い切れる理由はどこにあるの?
 ▼ 全く説得力が無いんだけど
 ▼ なんでそんな結論になるわけ・・・?

と感じてしまうわけです。こんな文章はポエムと同じで、論とは言えませんし、ましてやそれで人に理解、共感をしてもらうのは難しいわけです。

例えば、「子育てで大事なことってなんだろうか?」という問いに対して、

 ● 子育てには愛情が一番大事だと思います

と主張するとしたら、その主張を分かってもらって、共感してもらえるのが良い文章になるわけです。分かってもらえなくても良いから、言いたいことを書くのだとなると、それはポエムになるんですね。そんなことは自分の日記の中で好きなだけやれば良いんです。

ビジネスに於いて文章を書くということは、誰かにあなたの主義主張を伝えて、それを理解してもらい、賛成、共感、応援してもらうことがゴールになるんです。そんな目的を果たすためには、ロジックで相手を導く以外にないんです。

ですから、このような主義主張をしたら、その直後に、

 ● なぜ私は愛情が一番大事だと考えるのか?

を述べなきゃならないんです。この当たり前のことができていない人が、実は社会人にはたくさんいるんです。それと同時に、このケースでは「自分が考える愛情とはどんなことを指しているのか?」も述べる必要があります。愛情のような抽象的な概念って、人によって受け止め方は様々で、そこに明確な正解なんてないんです。

これが具体的な行動ならば、誤解の余地は少ないのですが、愛情、親切、優しさ、共感みたいな抽象的な概念は、人によって解釈に幅があるんですね。そのギャップを先に埋めておかないと、後々話が進んだ時に、こちらの主張と相手の理解に乖離が生まれてしまうわけです。それを避けるために、

 ● 私が考える愛情とは○○のことである

のような形で、説明をすることも重要です。これが定義の説明です。これはつまり、「それってどんなことを意味しているの?」ということで、これはできるだけ具体的なことを提示しておくと、誤解が減るんです。

この例では、愛情とは何か?を説明するわけですが、

 ▼ 愛情とは優しさである とか
 ▼ 愛情とは共感することである とか
 ▼ 愛情とは信頼である

のような抽象概念で説明するのはダメなんです。これはタダの言葉の置き換えに過ぎず、説明になっていないからです。これを具体的な行動や状態で説明すると、解釈の幅が狭くなるので誤解されにくくなるんです。

分かりやすい文章を書く人は、このふたつがしっかりしているんです。

この「なぜそう考えるのか?」と、「それって何を表しているの?」の二点を主義主張の直後に配置するというクセを付けるだけで、あなたの文章は分かりやすいモノになります。

論や意見、あなたの考えを文章で述べる時には、この二点について書き漏らしがないかを、必ず確認するようにしてください。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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