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鍼灸師がオススメ。梅雨の時期のだるさを改善する食事の摂り方

梅雨の後半は湿気に暑さも加わって、体が重く感じ、食欲もわかないという人が増えてきます。体が重く感じるのは実際に体が重いからと教えてくれるのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』著者で鍼灸師ののぶ先生。夏にかけては摂取カロリーは控えめにした方が良いと、苦労を感じずに食事の量を減らすためのポイントを伝えています。

梅雨のだるさ予防

【天気急変に振り回される】

お天気がコロコロと、そして極端に猛烈に変わります。「歌川広重作 名所江戸百景 大はしあたけの夕立」なんていう版画や、東南アジアのスコールを思わせるような突然の豪雨。そんなお天気が不安定の日ほど、朝から体がだるくてやる気が起きないなんてことがあります。天気変化著しい梅雨だからこそ、身軽な体を備えておきたい。

【常に身軽に過ごす】

体が重たく感じるのは、実は普段から体が重たいから。天気急変前に体の活力が、体を動かす行動力から、環境変化に対する抵抗力や免疫力に「力」を分散させるから、体を動かす行動力が足りなく感じるわけです。

だったらいっそ、普段から体を軽くしておけば、行動体力が足りなくなっても、そもそも体そのものが軽ければ、動くことにおっくうになることはなくなる。簡単なのは食事の量を減らすこと。

【メリハリのある味付け】

そもそも気温が上がってくれば、摂取カロリーを冬ほどとる必要はありません。食事量は減らした方が、理にかなっています。特に消化器に負担のかかる梅雨の間は、食事量を積極的に減らすことで身軽に気楽に過ごせます。ポイントはこまめな水分補給。意外と脱水しやすい梅雨。脱水し始めると体は危機感を感じて、むやみな食欲をわかせます。

そして食事量を減らすもう一つのポイントは、メリハリのある味付けで食事をとること。味をしっかりつけることで、食事に満足感や納得感が生まれます。小鉢に酸味を備えた酢の物、辛みを備えたきんぴら、甘みを備えた佃煮、苦みを備えた木の芽、塩気やうまみを補うみそ汁。

ご飯粒の代わりに豆腐やイモ類だと、満足感が高まります。そんな食事を2~3日続ける間に、一食はしっかりした量の献立を食べてみる。毎回しっかりした量と質をそろえる必要はありません。数回の食事の総合で量と質が備われば、梅雨の間はそれで十分。

我が家では食欲のない朝はスコーンとコーヒー。ランチはキャベツと玉ねぎのお焼き。夕食は一皿に収まる量のおかず数種類とみそ汁とごはん。なんていう日が続きます。家族みんな、食欲はバラバラなので、このほかにも作り置きの総菜を並べてはいます。カロリー補給目的なので、かぼちゃの煮つけや肉じゃがなどなどが多いかな。

天気の悪い日が続くと、こうした作り置き総菜にはみんな、あまり手が伸びません。そんなことで家族の体調がよくわかります。天気の悪い日でも、作り置き総菜や翌朝の朝食の量が増えると、天気の良くなる兆しだったりするわけです。

もちろん、日々の摂取カロリーが少なければ、それを補う食欲もわくというもの。いずれにしても、日頃から少量の食事で済ませておくと、カラダの欲求であるとき食べる量が増えるときがある。そんなタイミングを見計らって、いつでも一品おかずを出せる用意はしておきましょうかね。

こうした作り置き総菜以外で、お菓子やラーメンのような味の極端なものを食べたがる時。これからの時期は、風邪のひき始めかもしれません。緊急事態宣言解除で、世間ではオリンピック開催の風が吹いている。街中ではたくさんの人が出歩き始めて、今まで引かなかった風邪をひきやすくもなっています。

冷房もかかってきたし、極端な味覚や食欲がわくときには、温かいお風呂に入って早めの就寝を心がけましょう。普段身軽に過ごせているからこそ、こんな風邪の兆しもわかりやすかったりしてね。

image by: Shutterstock.com

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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