「Web3.0」で消える匿名性
内田:それはユーザー側、消費者にとってはプラスになるんですか?
けんすう:プラスのところもあるし、嫌なところもあるんでしょうねって感じです。
内田:すべてを把握されると嫌ですね。
けんすう:でも「ウォレット」を分けたりします。
内田:分けたりする?
けんすう:あまり見られたくないものを買ってる「ウォレット」はこっちにしようとか。ただ、その「ウォレット」のお金を払ってたりしたら、これお前じゃないかって言われたりもするので、どれだけ複雑にするかとかありますけど、基本的には追えますね。
内田:中島さんはどうですか?
中島:あと、徹底的にその「ウォレット」と本人を結び付けないように努力している人もいる。
けんすう:そっちかも。
内田:そういう風にしている人もいるんですね。
けんすう:匿名文化というか、この「ウォレット」が僕ですっていうのを隠します。
内田:隠せるんですね。隠せるものもある。
中島:本当に隠せるかどうかは分かんないけど、特に「ホエール」って呼ばれている、初期の暗号通貨で儲けちゃった人たちは、税金が怖いわけです。なので徹底的に隠しています。
内田:隠すことはできる。
中島:僕も「Nouns」っていうところに入ったら、たまたまもう一人日本人の方がいたので、喋りましょうって言って、ZOOMで喋りましょうと言ったら、ZOOMは困ります。ZOOMだとIDわかっちゃうから、ディスコードって言われて、そうなんだって。
内田:知られないようにしゃべる。
けんすう:これもインターネットの初期に近いというか、SNSが出るまでやっぱりみんな基本匿名でやってたので、そんな感じがしますね。
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けんすう(古川健介)ふるかわ けんすけ
1981年6月2日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2000年に学生コミュニティであるミルクカフェを立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。2004年、レンタル掲示板を運営する株式会社メディアクリップの代表取締役社長に就任。
翌年、株式会社ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡後、同社にてCGM事業の立ち上げを担当。2006年、株式会社リクルートに入社、事業開発室にて新規事業立ち上げを担当。2009年6月リクルートを退職し、Howtoサイト「nanapi」を運営する株式会社ロケットスタート(現・株式会社nanapi)代表取締役に就任。2014年10月にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役を経て、現在アル株式会社代表取締役。