あることについて、やろうか、やらないかで迷うことは日常でもビジネスでもよくありますよね。迷っても結論がでないことも多いかもしれません。そこで今回は、メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが、自身は迷うことがほとんどなくなったという理由になった思考法について語っています。
やってみれば分かる
あることをやろうか、やるまいかで迷うことがほとんどなくなりました。やるかやらないかを決める際に、もちろん頭を使って考えるんですよ。何をどう考えるかは、知識や経験の問題で、これは加齢と共にレベルが上がってきたということもあるのですが、それよりも大きいのは、
● やりながら軌道修正をすれば、ほとんどの事はどうにかなる
ということが分かったからなんですね。
やる前は、手を出す前は、これをやったらどうなるんだろうか?失敗したら困るよなということを考えてしまうものですが、そこに拘ってしまうと怖くて手を出せなくなるんですね。
そんな時には、まずはじっくりと考えてみる。これ以上考えても先のことは分からないよなというレベルになるまで考えてみる。そしてそこまで考えたのなら、原則として手を出してみるということを、自分のルールにしたら良いと思います。
あれこれ考えたんですよね。で、思考としては行き着くところまで行ったわけですよね。そこから先は、やってみないと何が起こるか分からないんですよ。そこまで考えて、まだ迷っているということは、
● その時点では極端に悪くなる未来がイメージ出来ない
ということなんです。
ダメなことって、思考の途中で、あれもダメ、これもダメと、上手く行かない未来像が立て続けに出て来るモノです。それは手を出しちゃダメなケースなんです。しかし、あれこれ考えたのに、そこまで悪くなる未来が思いつかないのなら、そしてそれでもまだ迷っているのなら、それはやってみるまで、手を出してみるまで、ドアの向こう側の未来は見えないということなんですよ。
だからそのドアを開けるための行動をやってみるしか、未来がどうなるのかを見る方法は無いんです。
この時点まで来たら、もう迷っちゃダメなんです。迷うヒマがあるのなら、やってみる、始めてみるべきなんです。
その時に、恐怖心が立ち上がってしまうのは分かりますよ。あなたにとって初めてのことならなおさら怖いに決まっています。でも怖いから「やらない」というのは間違いなんですよ。怖いから「やってみる」べきなんです。
怖いということは慎重になっている、冷静でいるということなんですから、その心理状況で手を出す時には、ビビりながら、警戒しながら、恐る恐る前に進むわけですよね。この姿勢を持ち続けるのなら、大きな失敗をすることはないんです。
警戒しているということは、周囲の状況の変化に敏感だということですから、臨機応変に状況の変化に対応できるということですよ。これは非常に大事な姿勢なんです。
そのマインドを持ってドアを開ける。そうすると、今まで見たことのない新しい風景が目の前に現れるわけですね。ここで見える風景は、やる前に頭を使って考えたモノとは違うかも知れません。あなたはこの風景を見るために前に進んでドアを開けたんですから。つまりここで新しいステージに立ったということなんです。
ここでまた頭を使うんです。この状況で、次に何をしたら良いのか?狙ったことを成就させるために、最適な行動とは何か?を考えるんです。そうすると、次の分岐点に行けるわけです。あれこれ考えて、これ以上考えても先のことは分からない、となったら、また同じように慎重に前に進むんですよ。それが次のドアを開けるということです。
人生はこの繰り返しなんです。
そしてこれを何度もやった人は分かるのですが、
● 最悪の事態なんてほとんどの場合は起こらない
モノなんですよ。
そして多少悪いことが起こっても、敏感に状況の変化を察知して、そこで臨機応変に手を打てば、大ケガをすることはほとんどないんです。
むしろ、ドアを開けてみたら、予想以上にステキな風景が広がっていたということの方が多いモノなんです。そしてそれは、ドアを開けた人だけが見ることができる風景なんです。
ですからドアを開けることがクセになっている人は、ドンドンと人生が楽しくなっていくんです。そうすると、次から次へとドアを開けたくなるんです。つまりここにも格差が生まれる余地があるということなんですね。
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