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仲本工事さんが車にはねられ死去、81歳 妻と別居&ゴミ屋敷報道の謎…他のドリフメンバーと現在の関係、明暗わかれた境遇の違い

【10/20 追記】ザ・ドリフターズのメンバーでタレントの仲本工事さんが、19日午後10時22分、交通事故による急性硬膜下血腫のため神奈川県内の病院で亡くなった。81歳だった。所属事務所のイザワオフィスが発表した。
仲本さんは18日午前9時すぎ、横浜市の市道で乗用車にはねられて重傷を負い、頭を打って意識不明の状態に。同日夜には、妻で演歌歌手の純歌さん(54)が「今のところ心臓も血圧も結構、正常に近い状態なので。あとは本人ががんばってくれることだけを願ってます」とのコメントを発表していた。
先週12日のデイリー新潮で、「純歌さんが家を出て別居状態であり、仲本さんの自宅はゴミ屋敷状態だ」と衝撃のニュースが報じられたばかりだが、仲本夫婦の間にいったい何が起きていたのだろうか。ネット上には、ファンからの哀悼の声のほか、最近の夫婦仲を疑う声など、さまざまな憶測が広がっている。<以上、追記終わり>

【関連】ドリフ仲本工事さん死去に残る謎。不自然な妻カレー店近くの事故死で「自死」疑う声も

別居中の妻に会うため横浜へ?事故現場近くに妻経営のカレー店

40歳以上の人にとって、仲本と言えば、往年の人気番組「8時だヨ!全員集合」(TBS系)での体操コーナーの印象が強いだろう。

普段のコントでは、リーダーのいかりや長介、人気者の加藤茶、志村けんの後に続く地味な役回りが多かった仲本だったが、トランポリンを使う体操のコーナーでは、持ち前の身体能力を活かして、機敏な動きを見せ、誰よりも輝いていた。しかし、あれから40年以上が経過し、現在81歳の仲本は自分の認識力を見誤ってしまったようだ。事故現場となった横浜市浅間町5丁目の交差点は、信号も歩道橋もない横断禁止の車線で、そこを無暴にも横断しようとして事故に遭ってしまった。

当初、仲本は同現場に「仕事のためにきていた」と報道されていたが、道を渡った向こう側には横浜市天王町にある妻・純歌が経営のカレー店「ウィローハウス」があり、別居中の妻に会いにきていたのではないかと報じられている。

家を出て行った妻がカレー店を開店し、他の店は閉店ゴミ屋敷状態

先のデイリー新潮の記事では、独居老人となった仲本の家が「ゴミ屋敷」状態になり、しつけられていないペットがどこでも粗相をして部屋中に新聞紙が敷かれている惨状などが、生々しい画像と共に伝えられていた。

仲本は2012年に妻・純歌と結婚し、2017年には目黒で居酒屋「仲本家JUNKAの台所」をオープン。ほどなく隣の店も買取って、カラオケスナック「ピンクローズ(途中たびたび店名が変更)」も始めていた。

居酒屋に来た客が食事後に隣のスナックへ立ち寄ると、仲本がギターと歌声でもてなしたという。

オープン当初は盛況だったが、やがて純歌が昆虫食に凝り始めると、それを客に強要するようになり「次第に客足が遠のいていった」と週刊女性PRIMEが報じている。

もともと妻の純歌は片づけが苦手なタイプで、溺愛する犬だけをかわいがり、他の犬猫は半ば放置していたとも言われている。

コロナ禍の2020年には夫婦揃ってYouTubeチャンネルやTwitterなどを開設し、仲睦まじく情報発信をしていた仲本夫妻だが、純歌が2021年夏頃に「新しい彼氏ができた」と仲本に告げて家を出て、横浜で暮らしはじめたとされている。そして、21年暮れに事故現場近くでカレー店をオープンさせていた。

料理担当の純歌がいなければ居酒屋は成り立たず、目黒の「仲本家JUNKAの台所」は開店休業状態だったようだ。

日刊スポーツが報じたところによると、店に「勝手ながらしばらく休ませて頂きます」と貼り紙があったとしているが、これは事故以前から貼られていたと言われている。

先輩・高木ブーと営業も。事故前に削除された「謎のツイート」

14日、仲本は同じくドリフのメンバー・高木ブー(89)と共に群馬県高崎市の「高崎タカシマヤ」で行われている「志村けん大爆笑展」のオープニングセレモニーへ参加した様子をツイートしていた。2020年に亡くなったドリフの盟友・志村けんのバカ殿人形と笑顔で写った仲本、高木の写真が添えられ、2万を超える「いいね」が付いている。

しかし、翌15日午前中には、「ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく、私は毎日明るく楽しく生きております」と、デイリー新潮の記事に反論するかのようなツイートを投稿。

しかし、これは何者かの「なりすましツイート」だったとして、スタッフによりほどなく削除され、以下のようなコメントが「staff」名義で投稿された。

「本人の意思とは異なる第三者からの投稿があったため削除しました。staff」

仲本が、車にはねられる事故に遭ったのは、この3日後のことだ。

削除されたツイートを発信したのは誰なのか?第三者からの投稿があったというのは事実なのか? このツイートと仲本が横浜にいたことに関連があるのか? 真相は今も藪の中だ。

ドリフターズの一員として一世風靡時代を築き上げた

ここで仲本の経歴に触れておこう。仲本工事は1941年生まれ、東京都立青山高校時代には300人中7位の成績で、体操でも東京都で2位という「文武両道」のエリートだったという。

その後に進んだ学習院大学に体操部がなかったという理由から、音楽の道を志すように。ジャズ喫茶にて飛び入り参加で披露した歌が気に入られ、加藤茶がドラマーとして在籍していたバンド「クレイジー・ウエスト」に加入。のちに高木ブーが在籍していた別のバンドのオーディションに合格。その後、高木の誘いでドリフターズに加入した。大学を卒業したときには中・高の教員免許を取得していたが、ドリフのリーダーいかりや長介が、連日のように仲本の実家をたずねて両親を説得したという。

仲本のギターと歌は逸品で、1966年のザ・ビートルズ来日公演でドリフが前座出演した際も、ギターとボーカルを仲本が担当したことは有名だ。

仲本は今年1月の「週刊大衆」のインタビューで「そもそも、僕は音楽をやりたかったんです。なのに、いつの間にか音楽コントになり、そのうちコントだけになっちゃった」と語っている。そんな本人の意志とは関係なく、ドリフのコントは1970年代から80年代中頃にかけて、お茶の間で大人気となった。

1982年に最初の夫人と死別し、1991年に美枝夫人と再婚。3人の子供をもうけるが2004年には離婚している。純歌とは3度目の結婚である。

これが年の差婚の現実か?ラブラブ加藤茶夫婦とは「天と地」の差

結婚当初は純歌と「27歳差」ということが大きく報じられたが、よく比較されるのは同じドリフメンバーで「45歳差」で結婚した加藤茶・綾菜夫妻だ。加藤とは45歳も離れていながら、綾菜夫人は「趣味が加藤茶」と語るほど、常に加藤に寄り添う姿は、周囲からあたたかい目で見られているようだ。

一方、仲本夫婦はその真逆。純歌の暴走に、仲本がやっとのことで付いていっている状態で、ネット上では「老人虐待では?」と、心配の目で見られている。

13日の女性自身では、純歌が横浜で他の男性と暮らしているのでは?という記者からの質問に、仲本は「そんなことはない。なぜなら俺は毎日横浜に通っているから」と答えたという。

事故当日、仲本が横浜にいたことは事実だが、もし毎日通っていたのであれば、飛び出した横断禁止の道路の危険性は認識していなかったのだろうか? ネット上には、なぜ横断禁止の道路を無理やり渡ろうとしたのか疑問に思う声や、何か別の事情があるのではといった声、そして交通ルールを無視した行動に厳しい声などが多くあがっている。

とはいえ、無事に頭部の手術を終えて意識不明の状態を脱し、体操で元気なポーズを披露していた頃のような元気な姿を、早くファンの前で見せてほしいものだ。

Twitterの反応

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: イザワオフィス公式プロフィール

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