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手帳の使い方がうまいビジネスマンが身につけている「TKKの法則」って何?

新しい年をむかえ、この年末年始で新しい手帳を買ったという人も多いのではないでしょうか。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、そんな手帳を「ビジネスで成長するために使えるようにする」ためのワザを教えてくれる一冊です。

今年こそは「すぐやる人」に⇒『「すぐやる人」のビジネス手帳術』


「すぐやる人」のビジネス手帳術

伊庭正康・著 ナツメ社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『できるリーダーは、「これ」しかやらない』の著者であり、元リクルートの伊庭正康さんによるスキル本。

著者は、リクルートに1991年に入社して、リクルートフロムエー、リクルートにて法人営業職として従事。プレイヤー部門とマネージャー部門の両方で年間全国トップ表彰を4回受賞し、営業部長、(株)フロムエーキャリアの代表取締役を歴任した人物です。

現在は、株式会社らしさラボの代表取締役として、企業研修や講演、執筆に従事しているようです。

※ 参考:『できるリーダーは、「これ」しかやらない

年末年始に手帳を買った人は多いと思いますが、本書は、最近流行りの「すぐやる人」になるためにこの手帳を活用しようというもので、著者のスキル、仕事のコツがたくさん紹介されています。

手帳の本というと、すぐ色分けをする、みたいな話が出てきますが、本書で紹介されるメソッドは、黒ペンだけを使い、仕事の段取り力を上げるもので、じつにシンプル。

それだけに、仕事力を上げる本質的な手帳の使い方に特化していると言ってもいいでしょう。

備忘録としての手帳、やる気を高めてくれるきっかけとしての手帳、すぐに着手するためのとっかかりとなる手帳、目標達成ツールとしての手帳、振り返りの手段としての手帳…。

さまざまな視点から、ビジネスで使える手帳術を提案しており、シンプルながら実践的なメソッドだと思いました。

マネジメントに関わる人は、後半に書いてあるガントチャートの使い方が役立つと思います(部下の予定もまとめて管理できる)。

 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

気分のあがる予定が入れられるといい

TKKの法則

T 楽しくする方法を考える
K 簡単に着手できるようにする
K 効果を確認する

手帳に予定を整理したり、これまでの仕事量とかけた時間を比較したり、手帳を活用して、仕事を見えるようにする

「ギリギリはアウト」、これが、できる人の常識です

締め切りより早めに「マイ締め切り」を設定

秘密のバッファをもっておこう

報連相を忘れずに行うためにも、実行する予定とセットにして手帳に書いておきましょう

報連相のタイミングも手帳に記入

やりとりは3回で終わらせよう

オススメするのはウィークリータイプ

使いやすいのは、縦軸に時間が印字されているバーチカル型

予定を考えるときに1時間単位ではなく、30分単位で考えることができれば、余計な時間をかけすぎずに済む

手帳で使える便利な略語

MTG 打ち合わせの意味。Meetingを略したもの
@ 「@第7会議室」など場所を示すときに使用する
〆 締め切りの略
自Zoom 自分がオンライン会議用のIDを発行したという意味
?? 仮日程にするほどではない事項
仮または? 相手に提案した日時の予定。仮押さえの意味

まず書いてほしいのは「退社時間」

すべてのタスクに期限を入れよう

締め切りアラートを書こう

5分以内で済むものはすぐやろう

1~2つのタスクならTODOリストをすっ飛ばして、いきなりスケジュールに記入します

自分の予定と合わせて書いておくと便利なもの

・実際の作業にかかった時間
・関係者の予定
・報連相の予定やメモ

複数作業、同時並行のタスクに翻弄されないためにガントチャートを活用しよう

仕事を増やすとすぐにいろんなことが頭から抜けるので、個人的にも今年は手帳を活用しようと思っています。

やっぱりGoogleカレンダーだけだと、予定は網羅できても長期の目標達成、体系化された事業構築、知識構築は難しいですものね。

今年からは、世間もアフターコロナで活動が活発化し、手帳本もいろいろ出てきそうです。

まずはこの一冊、ぜひ読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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