寄付金を横領したとして懲役5年を求刑されている韓国の国会議員・尹美香(ユン・ミヒャン)氏。その裁判は1審の時点で3年近く時間がかかっており、国会議員としての彼女の任期をまるまる使うことになりそうだというのです。韓国在住歴30年で韓国の大学に勤務する日本人教育関係者が発行のメルマガ『キムチパワー 』で、尹美香議員への怒りをあらわにしています。
韓国で発生した国会議員による寄付金横領事件。懲役5年求刑の尹美香議員のクズ人間ぶり
「国民の力」が7日、正義記憶連帯(正義連)寄付金横領疑惑で懲役5年を求刑された無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員に対して「司法府の早急な判断を期待する」と明らかにした。
ヤン・グムヒ「国民の力」首席報道官はこの日論評を出し「ユン議員は今まで司法システムを利用してその瞬間ごとに時間を稼いできた」と主張した。ヤン報道官は「辞退要求に耐えながら立法権を利用して尹美香セルフ保護法を発議したが、非難世論にあい撤回したりもした」とし「議員職が維持されるように離党措置でユン議員を保護した民主党は、尹美香をして立法独裁を完成させる手段として時々活用している」と指摘した。
ヤン報道官は「厚かましい議員は厚かましい民主党による保護の下で裁判を最高裁まで引きずりながら無難に国会議員の任期を終えるだろう」とし「尹美香はこの時刻にも国民の血税を浪費している」と指摘した。それと共に「慰安婦被害者のおばあさんらの悲しみに満ちた痛嘆の恨みと国民の裏切り感が少しでも解消されるよう司法府の早急な判断を期待する」と促した。
検察は前日、尹美香に懲役5年を求刑した。2020年5月、李容秀(イ・ヨンス)韓国挺身隊問題対策協議会(全大協)前共同代表の暴露で始まった「慰安婦被害者論議」以来、2年8か月ぶりのことだ。判決は来月10日。検察は「尹美香らは長期間にわたり何の罪意識もなく、補助金を受ける要件をまともに備えていないにもかかわらず虚偽書類提出等を通じて補助金を受け取り、必要に応じて慰安婦ばあさんらを前面に出して寄付金を募金して流用した」として求刑理由を説明した。
これに対し尹美香は立場文を出し「検察の不当な起訴で家族と周辺共に深刻な苦難を体験した」として「裁判所の誠意ある公平で正義の判断を願う」と明らかにした。1審裁判を終えるのに3年近くかかり、尹議員は残りの国会議員の任期1年4か月をすべて終える可能性が高くなった。
こんな嘘つきでクズのような人間が国会議員をまだやっていたとは。しかも裁判はずるずると長引き、結局残り1年4か月まで国会議員の身分でいられるとは。
2015年12月にパク・クネ大統領と安倍さんが困難な中にも慰安婦問題の決着で合意にこぎつけ、慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決された」と確認したにもかかわらず文在寅が大統領になってすぐにこれを反故にしてしまった。
文在寅本人が国際条約をずたずたにしようとする考えをはじめからもっていたのかどうかはわからないが、尹美香ら正義連の連中の意見を参考にしたことは明らかだ。国際条約は国内条約の上に位置づけられるものなのだが、文在寅は法曹人でありながらそうしてしまった。こうした連中が今でも堂々と韓国社会で生きているのを見るにつけ腹立たしさが再燃するのをどうしようもない。
(無料メルマガ『キムチパワー』2023年1月8日号)
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