自分に自信がない、と感じている人は、なぜ自信がないのでしょうか。メルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者、石川和男さんが紹介するのは、実は自信がなくなった原因をズバリ。今年一年を自信に溢れた年にするための秘訣を伝授しています。
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「自信がない」は、実は洗脳?
新年早々ですが、あなたは自信がある人ですか?それとも自信がない人ですか?
自信を持って「自信がない」と言える人(ややこしい)は、ここから先をお読みください。
そして、自分のなかの「自信がない」という呪縛から解放され、やりたいことに注力できる1年を送ってください。
その自信のなさは、あなたの過去に原因がある?
自信がない人のひとつの特徴として、以前に傷つけられたことがあるということが挙げられます。
代表的な例は、親から「お前はダメだ」「お前は何もできていない」とマイナスなことを言われ続けたこと。
余談ですが、最近罰則化された煽り運転。煽る人は、子供のころ、親から「早くしなさい」「早く食べなさい」「早く勉強しなさい」と言われ続けた人が多いそうです。目の前に遅い車が走っていると、制限速度を守っていても、苛立ち煽ってしまうんだとか。
親以外にも、ずっと好きだった異性に勇気を振り絞って告白したら、見事にふられた。部活で監督や先輩に「お前はセンスがない」と言われた。
親、先生、監督、先輩、身近な人からマイナスなことを言われたり、拒絶されたり、ネガティブな発言をされたり……。そんな経験や浴びせられた言葉は、呪いのような効果を発揮し、私たちを洗脳し続けることがあります。
すると、社会人になってもその呪いの鎖が体中を縛り、何をするにもずっと自信を持てないのです。
あなたもふられた経験や、ダメ出しの経験はありませんか。
その経験が深層心理で、ずっと心の棘(とげ)になっていませんか。
でも、よく考えてみてください。
あなたは、何人の人にフラれましたか?ふられたこと前提の話で申し訳ございません。5,000人ぐらいにふられたのなら、ほんとに自信をなくしてもいいと思います。
しかし、たかが数名ですよね。多くても20数名。平均は5人くらいの話ではないでしょうか(私の勝手な憶測です)。
いずれにしても、日本の人口のほんの一握りにふられただけ。お年玉付き年賀はがきの抽選下2桁に当たるより低い確率です。
「お前はダメだ」と言っていた親も、多くて2人です。ただ親は、自分にとって影響力がありすぎるので、言われた言葉がずっと心に残りやすいです。子どもにマイナスな言葉を浴びせ続け、ネガティブな気持ちにさせる親は、今では毒親という言葉で表現されます。そこまではいかなくても、親心として心配するあまり、ついネガティブな発言をする親も多いはず。私も注意しなければと思います。
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話を戻します。みんなから言われて、自信をなくしたという、そのみんなとは、それまでの人生で出会ったほんの数名なのです。ほんの数名に言われただけで、自信をなくし、行動できなくなるなんてもったいない!決してみんなが、あなたのことを否定しているわけではなく、ほんの一握りの人の発言だったと、まずは認識してください。
何人に傷つけられ、自信をなくしたのかを客観的に見てください。
その人数が思いのほか少ないことに気づくはずです。
ちなみに私は、中学生のとき2人の女子から「気持ち悪い」と言われ、文集にも書かれました。それがずっと、心に引っかかり、女性と話せない原因になっていたのです。でも大学に入ったとき気がついたのです。「あれ?よくよく考えたら、たった2人から言われただけじゃん。そんなのコンプレックスにしているなんてアホくさいぞ!」と。
このような形で、客観的に判断するだけでも、自信を取り戻すことができます。ついでにいうと、転職や独立をしようと決めたとき、やっかみや妬みからあなたの決心を否定する人がいます。でも、それもほんの数人です。なので、気にしないでおきましょう。
そして、最後に自信のなさを作っている原因は、実は自分自身が創り出している可能性もあります。
失敗したくない、恥をかきたくない。
そう思うことありませんか?
もしかしたら、羞恥を見せたくないから自信がないという言葉で逃げてしまっているかもしれません。
一歩を踏み出したいのに踏み出せない、自信がないと思っているなら、まずそう考えてしまう要因を深掘りしてみてください。
すると、少しずつ自分の自信のなさの原因がわかってきます。新しいチャレンジができそうな気がしませんか?
自分に自信を持ち、新春、新しいチャレンジの一歩になりますように。
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